○○坂上ピアノ教室○○

結婚を機に故郷札幌を離れ、ロンドン生活15ヶ月、現在は東京ライフを満喫中♪

ノルウェー・フィヨルドの旅~ベルゲン後編~

2010-08-27 20:39:53 | ロンドン生活~旅行~
世界の車窓からこんにちは

電車の詳しいことはわかりませんが、乗るのは大好きです


・・・さて、前回に続き謎のピンクジャージの女性、帰りのケーブルカーの改札前で、
遅れてやってきた私たちのことをニコニコしながら待っていてくれました。

「待っててくれたんだねー。」なんて、夫とのんきに話しながら改札を通ろうとすると、
なんとピンクジャージの女性、夫の背後について改札をすり抜けたではありませんか!
・・・いわゆる無賃乗車

「楽しくおしゃべりした仲だし、写真も撮ってあげたんだからいいでしょ?」
とでも言わんばかりの微笑み。

写真を撮ってくれたのも、長く話し込んだのも、無賃乗車をするためだったのかな・・・はは
何のご縁か、翌日も空港へ向かうバスでバッタリ再会してしまうのでした


ベルゲン2日目

この日は、ベルゲン郊外にある作曲家グリーグの博物館『Troldhaugen(トロルハウゲン)』へ!
前もってランチ・タイム・コンサートの時間もチェック

ベルゲン美術館でノルウェーの画家ムンクの絵を数点鑑賞した後、
市内中心部から出ているトラムに乗って出発!!

降車は終点の1つ手前『Hop』で。

ここからはこの案内標識に従って15分ほど歩きます。

親切すぎるほど分かれ道には必ず立っているので、迷わずにすみます。

しばらくして見えてくる博物館の駐車場から、さらに緑の小道を5分程進むと・・・

グリーグのためにここまで歩いてくる人に悪い人はいない気がします。

コンサートを聴くため、さらにその先のホールへ。

まずはグリーグにご挨拶

ホールへ入ってみると、そこは自然光がさし込む癒しの空間。

なんと舞台の向こうにフィヨルドを見下ろすことができます

コンサートは、彼の代表作『ペール・ギュント』の『朝』(ピアノ・ソロ版)を含む小品数曲と、
グリーグが影響を受けたとされているシューマンの作品から1曲。

プログラムの紙がないなと思っていたら、
ピアニスト自身が1曲ずつ英語とノルウェー語でお話を交えながらコンサートを進めていました。

彼が言うには、グリーグの身長は142cmで、(私の聞き間違いかも
歌手だった奥さんニーナもその妹さん(お姉さん?)もとても小さい人だったそうです。
だから、自分たちの事をノルウェーの妖精「トロル」と呼び合っていたとか

そしてこの小高い丘には、グリーグとニーナが春と夏を過ごした家や、

(ここでたくさんの曲が生み出されたのでしょうね

登山道のような細道を下ると・・・

崖の中腹にちょっと変わった二人のお墓も見ることができます。

博物館のお土産コーナーには、グリーグの楽譜も置いてありました。
記念に買ったのは、コンサートで一番印象に残った曲『トロルドハウゲンの婚礼の日』

いつか弾くことがあるかな


グリーグ博物館を後にした私たちは、市内中心部に戻り、
魚市場やブリッゲンを探索してからバスで空港へ


ベルゲンまとめ
◎可愛らしくセンスの良いお店や街並みが
◎皆が親切で聞き取りやすい英語を話してくれる
△土砂降りの雨が頻繁に降る
×全体的に物価が高い(美術館のポストカードが1枚200円くらい

今、思い返してみると、海や木の匂いが北海道に近かったような気がします
帰宅後、夫婦で旅の写真を見ながら、グリーグの『ペール・ギュント』を聴いてみたり(笑)


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