たなからぼたもち

小人閑居して・・・・・
心にうつりゆくよしなし事を綴った無益無害な公開(後悔?)日誌です。

久しぶりの大学生

2011-02-13 09:09:24 | 音楽・映画・お芝居
昨日2月12日は「半日大学生」

町田にある玉川大学の市民講座のようなもの(さがまちコンソーシアム大学という、大学と地元自治体の連携です)で、「暮らしの中のクラシック~ベートーヴェン『第九』を楽しむ~」が開催されました。

2月の12日と19日の2回にわたり、午前中の僅か1時間半づつですが、「第九」という曲を分解して解説し楽譜を見ながら曲を聴きましょう、という内容です。

第九はこれまで4回歌う機会に恵まれましたが、僕自身は声を出すのが好き、ハモリが心地良い、ステージが快感といった理由で合唱に参加したいと思っただけで、第九を選んだのは高校時代に歌った経験があるので音取りができていることが選択の最大の要因です。

正直いってこの曲に対するこだわりや思い入れはありません。

でも、折角いろんな先生の指導で歌ってきたし、これからも機会があれば歌うつもりですので、自分なりに理解を深めておくことも良いでしょう、ということで申込みました。



小雪の舞う中、初めて玉川学園のキャンパスに足を踏み入れました。

いい環境ですねえ。玉川学園駅前の小山がキャンパスとなっており、鬱蒼と茂る樹木と林の間に点在する学園施設。これがまた落ち着きのあるデザインで学への志を支えてくれそうです。


受付で払ったのは参加費1000円と教材費900円。
渡されたのはドイツで出版された330ページにも及ぶ第九のスコア譜です。
当然、日本語は一文字もありません。

講師の先生はリベラルアーツ学部網野公一教授とおっしゃいます。

すごい学部があるんですね~~


1時間程度ベートーヴェンと第九に関するいくつかのお話があり、その後、第1楽章から第3楽章を、譜面を追いながら試聴しました。

知ってましたぁ?第1楽章の始まりの、2本のホルンが作るソとレの和音は、現代のオーケストラが普通に演奏するのとは、微妙に違った音だったそうです。
ベートーヴェンの頃はバルブを持たないナチュラルホルンが主流でD管だったため、今のF管のフレンチホルンが作るミ・シの5度より自然で明るいソ・レの響きだったんですって。 ヘェ~~

で、ナチュラルホルンでの演奏を聴いたんですが・・・???

micky-norihey、違いが分からない〇〇歳

試聴でも、必死に音符を追ったもののなにしろオーケストラのスコアなんか見たことがないですから、楽譜のどこを見ていいのか右往左往・・・

ちょっと難しくはありましたが、アカデミックな空気に触れた休日の午前。
満足して帰ったのでありました。