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倉庫番の独り言

「コーノさんちの物置き」アネックス

イングリッシュ・エール・ハウス

2007-05-06 22:31:51 | お酒とグルメ
昨晩は日頃懇意にして戴いているHさんご夫妻と私ども夫婦に息子夫婦を加えて3組の夫婦で関内のイングリッシュ・エール・ハウスで飲んだ。6人はいずれもある期間何らかの形でイギリスに滞在していた「アングロフィリア」である。

エール・ハウスはイギリスのパブを模した作りで、飲み物や食べ物の買い方も同じである。お店の銘柄であるビターを始め何種類かのビールが樽出しで飲めるのも良い。だが何かちょっと違うのである。

まず、机と椅子の並び方である。全体の造りはどちらかと言うとロンドンのパブの雰囲気である。我々が滞在したのはいずれも地方都市で、馴染んだパブの造りはカントリー・パブである。しかし、ロンドン風のパブにしても机と椅子が違う。丸くて高いテーブルが至って少ない。全体にファミレス風にきちんと並んでいる。店の入口の外側のテラスもちょっと整然とし過ぎている。

もう一つは食事である。いずれも小ぶりでエレガントである。例えば「コテージ・パイ」。小さいグラタン皿に盛られて来たがマッシュドポテトが余り無い。カントリー・パブでは大きな四角いパン(バット)に造ったパイをしゃもじでえいやっとすくって皿に盛ってくれる。パンに入っている状態では上面に厚いマッシュドポテトの層があり、これが山盛りの主役になる。

とか何とか文句ばっかり言っていても仕方ない。こういう感じのお店が首都圏に増えるのは嬉しい。日本のブリューアリーが経営するR&Cなるイングリッシュ・パブのチェーンは余りに取り澄ました感じだし、神谷町にあった以前の職場の隣のビルのイングリッシュ・パブは、造りも店の中の雰囲気も極めてオーセンティックで、城山ヒルズなどの外資系企業の英国ビジネスマンたちで賑わっていたが、その分、大変に値段が高くおいそれとは入れなかったから。

別荘族向けの家庭料理

2007-04-29 23:20:32 | お酒とグルメ
結果的に「お酒とグルメ」のカテゴリーが続いてしまうことになるが、今日から1週間ほどはゴールデンウィークの特別メニューで、その日の出来事を中心にカテゴリーの順番は気にしないで書いていくことにする。

今日の午後東京を出て長坂のセカンドハウスに向かった。途中事故渋滞に巻き込まれるなどで予定より遅れて長坂に到着。今夜の夕食は2年ほど前から私が一人でここに来ている時に夕食を食べに来たことがあるお店に行くことにしていた。東京を出る前に電話を入れたが「お掛けになった番号は現在使われておりません」のアナウンスが流れる。ネットで検索して電話番号を調べたが、番号に間違いは無い。セカンドハウスに着く前に直接お店に寄ってみたが営業している様子が無い。お店を畳んでしまったのだろうか。

このお店は葉山か逗子出身のご夫妻がやっていて、三崎のマグロや葉山の地ダコなどを直送して、手の混んだ家庭料理を出していた。一見フランス料理のレストランの様な、と言うべきかこの辺りに沢山ある様な洋館風の民家がお店になっている造りで、別荘族は喜ぶが地元の方々が常連になる様な感じはしない。

セカンドハウスには息子夫婦が先に着いていて、結局以前よく行った大衆食堂風のお店、「メシ屋」というか定食屋といった店で夕食を食べた。こちらは地元の方々が家族で、友達同士でワイワイと出掛けるお店で、今夜も賑わっていた。


郵便受けに鳥が卵を産んでいた。右手前に1個、左奥に2個ある。GWに入って周囲に人の気配が増えたせいか、親鳥の姿は見えない。

天然記念物を食す

2007-04-28 23:48:14 | お酒とグルメ
スェーデンの出張した時の事である。時期は夏至近く、北欧では極端に夜が短く、午前0時でも薄暮の様にうっすらと明るい。ストックホルムのレストランでメニューと睨めっこをしていた。スウェーデン語で書かれたメニューの中に英語の「キジ」(pheasant)に似た単語を見つけ、ウェイターに尋ねた。

彼は答えた。「山にいる鳩よりも少し多きい鳥で、夏は茶色、冬は白に羽の色が変わる鳥です」と。何とこれは日本では立山などに生息し天然記念物に指定されている「雷鳥」ではないか。これは日本では絶対に食べることが出来ない料理だということで注文した。

料理はスズメ料理の様に開いてグリルしたものであった。肝心のお味は?

寒さに耐えるためだろうか、ひどく油っこいものであった。珍しいものを食べたが決して美味しいものでは無かった。

鹿児島料理

2007-04-19 23:51:59 | お酒とグルメ
夕方のフライトで鹿児島に来た。企業団体の勉強会に参加するためである。開催案内に「夕食を済ませてからホテルにチェックインして下さい」とある。ホテルでも食べられそうなものなのにと思いながらも開催案内に二箇所もこの注意書きがあるので空港で腹ごしらえをしてホテルに向かうことにした。

いま一緒に仕事をしているSさんは鹿児島の出身である。昨日、鹿児島へ行ったら何を食べたら良いかアドバイスを戴いた。空港のレストランだからそれほど品数がある訳でもなく、高級なメニューではないが、キビナゴの刺身と黒豚のカツ丼を戴いた。キビナゴの刺身は甘い味の酢味噌に付けて食べる。これが鹿児島式とSさんから聞いていたが、果たして刺身の皿と一緒に酢味噌の小鉢が付いてきた。確かに随分甘い。だが白身の魚の刺身をこういった味付けで食べるのは初めての体験で大変に美味しく戴いた。Sさん、有難う。

ホテルに着いてみると、特別な会合や披露宴で使う様な「高そうな」レストランばかりで、旅行者が手軽に郷土料理や簡単な夕食を楽しむ店は無かった。研究会事務局の行き届いた配慮に感謝である。

ベルギービール

2007-04-10 23:04:10 | お酒とグルメ
旅先でその地の名物料理を戴きながらその地のお酒を呑むのが旅の醍醐味である。ベルギーはビール王国であって、ドイツやイギリスとは趣の異なる様々なビールを楽しむことができる。

1988年4月にお酒に造詣の深い上司とベルギーに出張した折にブリュッセルのビアレストランを訪れた。様々なビールがそれぞれに向いたグラスに注がれて供される。グラスを空にすると下げられてしまうので、中味を残したまま次々と異なる種類のビールを注文した。その時の「戦果」の証拠がこの写真である。



卓上に並んだグラスに注目願いたい。古酒と新酒を混ぜて再醗酵させたグーズ、ブラックベリーなどを漬け込んで再発酵させたクリークなど、どれがどれだか忘れたがとにかく色々呑んだのであった。

本場風味のイタリア料理

2007-04-03 23:30:27 | お酒とグルメ
2月14日の記事で紹介したドイツ人と会食した。彼のお勧めのイタリア料理店である。キッチンが客席に向かって開いている開放的な雰囲気のお店で、若いスタッフの料理、お酒の知識もしっかりしており気持ちの良い食事であった。

このドイツ人はおそらくアベレージ以上のグルメで、日本に転勤して2年余りの間に都内の様々なレストランでの会食を通じて幾つかのお気に入りの店が出来ている。今夜も「お勧めの料理は」と聞くと「この○○は東京で最もイタリアらしい味がする」などのコメントを聞くことが出来た。

東京に勤務するヨーロッパのビジネスマンと食事をすると、日本人向けの味付けではなく現地の味にこだわったお店をよく知っており、彼らの勧める店に無条件で行くことにしている。

ジンファンデル

2007-03-28 23:36:52 | お酒とグルメ
昨晩、1年間仕事を共にして3月末で転職する若い同僚の前途を祝するささやかな祝いの席を持った。六本木のこじんまりとしたレストランの一角に5人で陣取る。フランス料理を中心イタリアの料理を加えたメニューからそれぞれ適当に選んで楽しむ。店の若いスタッフの接客態度も大変に気持ちの良いものであった。

ワインの注文に当たってはスタッフの推奨を求めたが、白ワイン2本の後に頼んだ赤ワインではジンファンデルを薦められた。ジンファンデルはフランス起源ではなくカリフォルニアのワイナリーに特有の品種であるように思える。十分な重みを持ちながらもコテコテ感が無くお気に入りのタイプである。サンノゼに滞在していた時にはよく飲んだし、ワイナリーを回ってテイスティングをした時にも好んで選んでいた。レイヴェンスウッドなどが有名だが、昨晩のはフェッツァーのものであった。

新聞の報道によるとチリとの自由貿易協定が結ばれ、チリ・ワインが一段と安価に入手できるようになるらしい。

郷土料理と地酒 (ドイツ篇)

2007-03-21 21:45:09 | お酒とグルメ
出張や旅行で国内外の見知らぬ土地や行き慣れた都市に出掛けると、そこでしか食べられない料理やお酒が楽しみである。

ドイツの中小都市であればマルクト・プラッツ(街の中心にある市場が立つ広場)に面するラートハウス(市庁舎)の地下に大抵あるラーツケラー(市庁舎地下の酒場、本来は市庁舎で使うワインの貯蔵庫であったところ)に出掛ける。ラーツケラーは取り澄ましたレストランではなく、市民が家族と友人と楽しく語らいながら食事を摂る場所であり、旅行者が訪れてもカジュアルな雰囲気でお手頃な値段で郷土料理が楽しめる。

テーブルに案内されたらまず地ビールを頼む。ビアグラスを傾けながらメニューを見て地元のソーセージ(ドイツ語でヴルスト=Wurst)と地元のワインを注文する。ソーセージの形や大きさは都市によって夫々特徴がある。勿論味も大層違う。私は小指程度の大きさのソーセージを沢山お皿に盛り付けたニュルンベルクのソーセージが大好物である。5月ならば新鮮なアスパラガスを茹でたものが特に美味しい。これだけでメインディッシュにもなる。

食後のコーヒーが来たらそこで支払いを済ませよう。さもないとウェイターがなかなかこちらを向いてくれないで、コーヒーを飲み終わったのに席を立てないことになりかねない。

はやり日本酒は美味しい

2007-03-14 23:14:27 | お酒とグルメ
ホワイトデイの夜、以前在職していた研究所の同僚が4月に事業部長に昇進するお祝い会を当時の研究所仲間と開いた。例によって私が幹事である。十一人が五人と六人で向かい合う細長い宴席で奥に座った五人が焼酎を呑み、私を含む手前に座った四人が日本酒を、その間にビールしか呑まないが沢山呑むNさん、Nさんの向かいに座った主賓のM君は日本酒と焼酎とビールを三方から注がれていた。

最近の宴席では焼酎を頼む事が多かったが今夜は久しぶりに日本酒を堪能した。新潟、岐阜、富山の地酒である。宴席での焼酎は間を持たせるため、ほろ酔いになるためだけに呑む様な感じであるが、やはり日本酒は味わいながら呑める。勿論すべて純米酒である。

十数年前に同じ釜の飯を食った仲間が一堂に会して時間の過ぎるのを忘れる宴であった。

手作りのエスニック料理

2007-03-07 23:36:17 | お酒とグルメ
昨晩はドッグ・プロ・ショップのスタッフを辞めて郷里で開業する予定の友人の送別激励会をわが家の家族の誕生日のお祝いを兼ねて食事会を催した。場所はレストランではなく、これも将来レストラン開業を目指す若い友人の自宅である。この若い夫婦も交えて8人での会食。

料理を受け持ったYちゃんと彼女の亭主のKちゃんは去年半年余りを掛けてインド、チベット、モロッコなどをゆっくり旅して料理を勉強して歩いてきた。ゆうべの会食のメニューもそういったエスニック料理が中心で、珍しいものを美味しく戴いた。