"一人密着取材" の結末ですが、翌朝の代替便がこれまた予定機材の故障で約2時間の遅延と
なりチャンギ空港で足止め。これが中国の空港だったら殆ど "拷問" に等しいですが そこん
とこはまぁ不幸中の幸いというべきでしょうかね。結局「休暇を取らずに」という思惑とは
裏腹に、月曜日を"休暇扱い"とせざるを得なくなりました。
(←清々しい朝のチャンギ空港から……
)
(←どーんより小雨の浦東空港に到着
)
さて、後先になりますが、6/16(土)は"President's XV vs Club Captain's XV"という事で、
これは毛蟹のA×Bマッチですね。これのレフリーを担当しました。
まぁいつもの通り、上手い人は上手いなりに、下手なのも下手なりに、ラグビーを知ってる
のも知ってるなりに、知らないのも知らないなりに、激しくやり合うのが毛蟹の諸君なので
多少のところは僕も流して行く様にはしている……つもりでしたが、最初の方からちょっと
反則が多かったですね。入りの10分で、その辺のところは意思表示しておかねばならない
のですが、80分を通してピーチクパーチクと笛を吹き過ぎたかな(?)という気がしています。
反則多発⇒笛が多くなる⇒選手がイライラする⇒試合が荒れる⇒もっと反則が多発する……
の悪循環で、なかなかタフな気分を味あわせて頂きました。
イエローカードを2枚。1枚は明らかに故意だと判るオフサイド。もう1枚はスタンピング。
後者の方は、以前なら「He isn't rolling away!!」で、だから踏んでも構わない……的な
論調が(特に西洋人諸君の間では)罷り通っていたみたいですが それは現在のトレンドでは
ないです。オフサイドプレイヤーはルール上は "死んだも同然のプレイヤー" なんですが、
現実的には活きた生身の人間です。スパイクで踏まれた事の有る人は解ると思いますが 当然
それは痛い。そういう事をしてはいけません。スポーツマンシップに反する行為で厳罰、
当然カードの対象です。
ボランティアでTJをやって頂いたアランさんがレフリーの心得有りという事で、ブレイク
ダウンポイントへのアプローチとか、何点かのアドバイスを頂きました。あまりSRFCでは
見掛けない方ですが、これからもちょくちょくと見て頂きたいですね。
尚、試合結果を書いたカードを紛失してしまいましたが、"オレンジ側"の大勝であった事は
記憶しています。すみません。
ところでその毛蟹の試合の80分間は、両足の小指が異様に痛むなぁと思い乍ら走っており
ましたが、ストッキングを脱いでみてビックリ、これが相当にヒドイ靴ズレで、分厚い皮
がベロリンと捲れ上がってるではないですか。翌日の試合は絆創膏とテーピングで何とか
凌ぎましたが、今も完治はしておらず。ズキズキと痛むのでオフィスでは普段はこんなの
履きませんが 航空会社でもらった使い捨てのスリッパに履き替えてます。
(試合中の写真は"アヤカ"にて。Good Job! 望遠を上手く使えてるね、謝謝!!)
【2012年6月16日レフリー試合数】
・15人制/40分ハーフで前後半×1試合
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★2012年通算試合数(~6月19日):30.5試合
Michael.
【追】6/17(日)の第9回SAWADEE CUPでのレフリングに付いて、BJの明石さんから「アド
バンテージを出している時に動きが止まり気味」である事を指摘して頂いた。最初の
反則のポイントを見失わないように……の意識がそうさせてしまうのか(?)。しかし、
試合を継続させるという事は人もボールも動く訳で、折角 継続させている目の前の
現象を間近に見れていないのはやはり問題。最初の反則ポイントの記憶はARに任せ、
レフリーは次から次へと新しいポイントに付いて行かないと……という点を、今度の
梅さんカップには修正点の1つに挙げたい。