激しく追い上げ、完全に"右"を捉えた"中"。 そして、その"中"の気配をじわじわと感じているで
あろう"左"。

何だか、建物の世界も人間社会みたいですね。
そんな、聖なる一日の黄昏時でした。
Merry Christmas !!
Michael.
★取扱注意:(やっぱしそこそこ)長いですよ!
それでまぁ、路線図には載っていない様な "駅" に幾つか停車した後、列車はようやく BANGKOK駅
に近付いて来た模様です。対向列車とのすれ違いも。でも、"都市型鉄道" という訳ではないですね。

線路の数も段々と増え、恐らく既に BANGKOK駅 の構内に入ったであろうと思われる所は操作場を
兼ねている様です。

そして!
そして、そして !!
ジャジャーン! ジャジャジャーンンン !!!
遂に姿を現してくれました。夕陽を背に他の客車達に繋がれ佇む紫色の車輌こそ JR西日本から譲渡
された24系25形の寝台客車なんですね!

どないですか! あああぁ~っ、手を伸ばせば届く程の場所に居るのにィ…。

空港連絡鉄道=Airport Rail Link から見掛けたのとは異なり、コチラは未だ現役で頑張っている様
であります。こんなところで再会出来るとは…。感慨もひとしおです。全く、泣けてきます。

しかし、タイの神様、いや仏教のお国なので仏様ですか。タイの仏様は信じる者へのご加護を、決して
お忘れになりませんでした。取り敢えず列車を降りて、長い長いプラットホームを歩いて行くと…;

今まで自分が乗って来た列車編成の先頭に辿り着きますが、プラットホームは更に奥へ奥へとと続き、
もう1編成の列車が停まっているその横を歩いて行きます。つまり、長い長いプラットホームには2編成
の列車が停車しているという訳ですね。大阪でいうと 京阪淀屋橋駅 の様な…。
で、その奥の1編成に繋がれているのが、またまた ジャジャジャーンンン !!!
妻面には、何だか 通風ダクト の様な物が取り付けられていますが、これは紛れも無く 24系25形の
寝台車。

国鉄(JR西日本)時代の銘盤が取り付けられたままです。これは、いわば車輌の履歴書みたいな
物ですからね。"日本国有鉄道"、製造メーカー/製造年月日として "新潟鉄工所/昭和52年"
の文字が読み取れます。

同じく"日本国有鉄道"、製造メーカー/製造年月日として "宇都宮 富士重工/昭和52年"の
文字が浮かんでいます。

どちらも1977年製ですから、比較的新しいとは言え35歳。まぁ 人間で言えば働き盛りという事
ですね。
ちょっと失敬して、車内に潜入させて頂きました。

ちょっと暗いですが「自動ドア」の日本語標記、判りますか?

編成は、これら日本製の車輌だけでなく、他の車輌との混成という状態になっています。こちらは
食堂車です。

この平らかな妻面、タマリマセンねぇ。またシルバーの帯も、原型のままですね。

という訳で、この列車はこの日の夜に BANGKOK駅 を発つ予定の CHIANG MAI(チェンマイ)
行きの寝台特急なんですね。

こんな感じで、BANGKOK駅 ①番線ホームに鎮座ましましておられました。


あー、次は是非、チェンマイまでこの列車に乗って行きたいなー。その"次"はいつになるでしょうか?
「日本製の寝台客車よ、それまで現役で活躍していてくれよ」と、声を掛けずにはおれません。
それにしても、タイ国鉄の皆様。彼等を、本来の姿=寝台列車として大切に使ってくれていてとても
嬉しいです。昨今、日本は寝台列車受難の時です。志半ばで、祖国日本を"お払い箱"同然に
異国の地に運ばれた日本製の客車達ですが、しかし今、日本でスクラップの憂き目に遭う同僚ら
に比して、余程 幸せな姿なのではないでしょうか? 勿論、今回は結局出会う事が出来ません
でしたが、タイの車輌工場で廃車を待つ(既に廃車された)仲間も大勢居る事も忘れてはならない
ですが。
ところで、その BANGKOK駅。ヨーロッパスタイルの威厳ある造りになっています。勿論、入場券等
無しでプラットホームまで入って来れますよ。日本でも(大阪では) 昔の近鉄阿部野橋駅とか南海
難波駅とかがこんな雰囲気でしたね。如何にも"終点"っていう感じ♪

プラットホームに被さるドーム屋根は、コンコースにも続きます。

そしてこちらが外観。意外と小振りではありますが、威厳を感じさせます。

今は殆ど無いかと思いますが、この車寄せに王様が降り立ち、お召し列車に乗ってタイ国内各地
へと旅立たれた事でしょう。

以上ですが、そんな訳で、まぁ愛しの寝台客車との再会を無事に果たす事が出来ました。今回
はこれでもう精一杯です。だから次回は是非とも、チェンマイまで。この客車達と一緒に。
Michael.
シャンシャンシャンの寧波日帰り出張のつもりがちょっとしたトラブルに発展し、それがまたちょっと
どころじゃなくなり掛けようとしていて、結局、今晩は寧波から帰れなくなってしまいました。
着替えも持ってないし、やれやれって感じで、寧波の現地スタッフが連れて来てくれたのが、曰く
「会社で契約しているホテル」という事で、そのホテルの前でタクシーが停車しました。
そのホテル、なんとなんと、シェラトンじゃ~ん♪


……という事で、イッキにテンションが上がったのも束の間、連れて行かれたのはその対面に在る
「135元~」のチェーンのローカルホテルでした。。。orz...

まぁ、冷静に考えれば、若しもシェラトンに泊まるんならタクシーごと軒下に着けますわな。ナニ
勝手に過分な期待をしとるんでしょか。
しかしイヤなんですよねぇ、、、 この場末感というか、カビ臭さというか、何か出て来そうじゃない
ですか。私は夜寝る時は「真っ暗・可」のタイプですが、こういうホテルではさすがに、電気という
電気を点けっ放しでないと寝れないですねぇ。
何となく、モヤモヤイライラユーウツな、週始めの今日です。
Michael.@寧波
久し振りやねぇ、この凸凹トリオでのスリーショットは。。。

ちょっち、、、 DAISUKI! っぽかねぇかぁ~っと思ったけど、いつぞや新幹線に乗って
杭州まで遊びに行ったのも今は昔。
この3人で、またどっかへ遊びに行きたいねぇ~!!
Michael.