アスペルガー育児日記(現在高校3年生)

アスペルガーの長男ナギと、そうでない次男コウを持つ、シングルマザーの日々の記録

告知はしない。が、いずれする。理由は大学受験に役立つからだよ。

2017年06月23日 | ☆自閉症スペクトルの育児に役立つ方法
ナギは、いまだに自分が
アスペルガーだとは知らない。

告知はしない。
ずっと、そう決めていて、
過去も今も、
告知してなくて良かったと思っている。

していたら、今の高校に合格する学力は
つかなかったと断言できる。

アスペルガーの高い集中力は、
アスペと自覚しなくても現れるものだ。
反面、アスペのことをしっかり理解できない子供のうちに
「自分が人と違う」ことを知らされ
周囲の、同様にまだ理解力の低い子供に
「俺、アスペルガー」と、ベラベラ話し、いじめにあい、
ヤル気も自信も失い、学力も低下したお子さんを見てきた。
だから告知はしない。
出来れば一生。


と、思っていたが、
高校3年生の今、
告知の必要が出てきた。

大学によっては、入学後、
アスペルガーの学生の支援があり、
某大学では、入試の時点での支援もあるとのこと。
「ぜひ、うちのナギ君のことも頼みまっせーっ!」
って鼻の穴が膨らむような話だが、
条件は、本人が、
「俺、アスペルガーなんで、ひとつ宜しく」
と自覚していることなんだってさ。

うーん、どうしたものか。

シングルマザーは、別れたナギの父親の顔を
一瞬思い浮かべたものの、
首を振って、「あたしが言うしかないでしょっ!」
と、自分で自分の頬を叩くのでした。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿