「ほんとは好きじゃなかった」

《夫婦の会話》

 

「ただいま～南こうせつのコンサートに行って来た」

 

「おかえり」

 

「楽しかったわ～こうせつっておもしろいなぁ～

お父さんが亡くなったときに骨壺の横でお母さんが寂しそうだった？から

『兄弟みんなで応援するから頑張って』って励ましたんだって

そしたらお母さんが

 

『ほんとは好きじゃなかった』

 

って言ったんだって～」

 

「…ワシも言われるんかな？」

 

（なんで質問？ここは笑うところよ〜笑）

 

「私は、そんなことは言わん」

 

「なんて言うん？」

 

「…今日はボケちゃん（長女）とKくん（彼）も行ったんよ

オルゴール当たるやつがあったんじゃけど

みんな当たらんかった～

チケット2000円だったんよ、安かろ～」

 

「ふ～ん」

 

 

 

旦那さんより先に逝くことになったら…

今ならこう伝える

 

「こんなにわがままなのに結婚生活を続けてくれて、

ありがとう…そんなに私がよかった？

旦那さんは、ぜ～んぜん怒らんとこがよかったよ

来世は行きずりの関係だっけ？楽しみ〜」

 

長すぎるか…

 

「来世は行きずろうね」（笑）

 

縮こまる…

昨日の朝期待？していた風景

一日ズレた？

 

寒いと…縮こまる

けれど、愛犬の散歩があるから

縮こまってもいられない

 

誰かーー

散歩ーー

行ってー

 

…くれる人はいないか

 

行かんとこ

 

「行ってくださーい」

 

ん？

ユイちゃん（三女）の声がしたような…

イヤ、気のせい気のせい（笑）