北山・京の鄙の里・田舎暮らし

北山、京の北に拡がる山々、その山里での生活を楽しんでいます。

ふるさと京北鉾杉塾「もっと京北を知ろう! ふるさとクイズ」

2010-11-25 19:27:48 | 本・資料・情報源


ふるさと京北鉾杉塾は様々な村おこし活動をしていますが、その活動の一つとして、「もっと京北を知ろう! ふるさとクイズ」を発刊しました。これはふるさと再発見シリーズ「山・峠・木」の第一集、「ガイドブック・暮らし」をテーマにした第二集に続く第三集めの出版となります。

塾長の河原林茂吏さんは、その、はじめに、で、
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広い京北には、まだまだ知られていないことがたくさんあります。それらを紹介することで、今以上に京北に深い関心を持っていただくことを期待してこのたび第三集「ふるさとクイズ」を発刊しました。「もっと京北を知ろう!」をキャッチフレーズとし、京北のあちこち・あれこれを取り上げたクイズに解説付きの解答を掲載したものです。「なるほど」と納得いただければ幸いです。
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と書いておられます。

この本は、4~16ページに様々な分野から選ばれた122の問題が掲載されています。

問題のページ



そして、18~139ページにそれぞれの答えを、写真をいれて解説しています。

解答のページ



問題を解きながら、そしてその解説を読むことで京北に関して知って貰おうという構成になっています。

このブログでも、2年前の8月2日にちらっとこの具体的計画は伏して書いていますが、この時の会議がこのプロジェクトの第一回目の会議でした。この春から塾長になられた河原林さんは、当時は塾のふるさと部会長で、暖められていたこのアイディア発表され、以後丸二年間の活動の結果、発刊にこぎつけられたという訳です。

当初はご当地検定、すなわちかの京都検定と同じ様な形を考えておられたのですが、これを毎年実施するのも難しい問題があろうということになり、それなら問題集を作り、その解答欄を充実させるというのがよかろうということになりました。京都検定の毎年の解答本のスタイルに写真が加えられているものということも出来るかもしれません。

この本を作る為に準備された問題は1,000題は優に超えました。いやもっとあったかもしれません。これを分野や時代、地域ごとに偏らない様、また難易度なども考慮し、122題に絞り込まれました。解答欄に使う写真や資料の準備、更に間違いが無いかのチェック等々、大変な作業だった事でしょう。私は当初はかなり意気込んでいたのですが、途中からだんだんこの作業に貢献できなくなりましたのでこんな傍観者の表現をしてしまうのですが、これだけの膨大な編集作業の殆ど自ら携わらた河原林さんに、賞賛と尊敬の意を表します。

問題はなかなか骨があります。どの程度の知識を問うかというのは全く難しいものですが、様々な分野の知識を問う形になっていると思います。何問正解したかではなく、解答欄を読んで興味を持って貰い、それがひいては京北の事をより知って貰う引き金になればというのが目的です。

皆さんもぜひトライしてみて下さい。一冊 1,000円です。ご連絡頂けましたら確保しておきますよ。我がメルアドをご存じない方は、このブログの右に、<メッセージ>の<メッセージを送る>を選択して書いて頂きますと私にメールが届きます。※その時必ずメルアドは入れておいて下さいね。


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4 コメント

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生きている古里へ。 (道草)
2010-11-26 06:20:55
手元に「ふるさと京北再発見」第1集・第2集があります。第1集は古里の山や峠と、そこに生えている巨木が紹介されています。第2集は民家と民具の特集です。たまに開いては、懐かしい風景に浸り、或いは、知らなかった場所(かなり多いのですが)などに親しませて戴いております。
「京北の昔がたり」も正・続があって、昔々から伝わる風変わりな民話の集大成に、いっそう古里への思いを強くしているところです。
今回の「ふるさとクイズ」は1000題も集められたのですか。凄い内容に思えます。是非とも購読したく思います。私など、八幡宮の社務所に疎開で居候しておりましたが、神社の何たるかをまるで知らずに過ごしておりました。遅まきながらでも、これからも少しずつ古里に関する知識を深め、ひいては愛着の気持ちに結び付けていきたく思います。

mfujinoさんの仰っている如く、次回はお年寄りによる昔の生活振りを、是非とも再現して戴きたいものです。それに、子供達の遊びなども掘り起こせれば嬉しいことです。
また、京北には90年以上の歴史を誇る、日本有数の郷土史「北桑時報」があります。バックナンバーは事務局に保存されているそうですし、集約した「沿革史」も発行されています。その時代の生(なま)の声を掲載した、こうした生きた教材もあります。今回の編集長のK氏も、以前は「北桑時報」の編集委員を務めておられたはずです。
豊富な地元の人材にmfujinoさんの如き新しい戦力も加わり、ふるさと再発見~ふるさと再活生の期待が大いに高まり嬉しく思います。

「ふるさと」    井上 靖

〝ふるさと〟という言葉は好きだ。古里、故里、故郷、どれもいい。
外国でも〝ふるさと〟という言葉は例外なく美しいと聞いている。
そう言えば、ドイツ語のハイマートなどは、何となくドイツ的なも
のをいっぱい着けている言葉のような気がする。漢字の辞典の
援(たす)けを借りると、故園、故丘、故山、故里、郷邑(きょうゆう)、
郷関(きょうかん)、郷園(きょうえん)、郷井(きょうせい)、郷陌(きょうは)、
郷閭(きょうりょ)、郷里、たくさん出てくる。故園は軽やかで、
颯々と風が渡り、郷関は重く、憂愁の薄暮が垂れこめているが、
どちらもいい。しかし、私の最も好きなのは、論語にある〝父母国〟と
いう呼び方で、わが日本に於ても、これに勝るものはなさそうだ。
〝ふるさと〟はまことに、〝ちちははのくに〟なのである。
ああ、ふるさとの山河よ、ちちははの国の雲よ、風よ、陽よ。

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1部確保お願いします。 (徘徊堂)
2010-11-26 14:12:39
 なかなか面白い企画ですね。小生は、各地のご当地検定については「?」の立場を取っています。それは漢字検定や歴史検定などや資格試験についても同じで、さまざまな職種で細かい資格をいっぱい作って、「資格を取りました。」「おーよしよし。」というのは官僚の天下り先確保や愚民観による施政につながると思いますし、第一けちくさいと思います。第一、漢字検定など検定する側がそこまで漢字を知っていたとは思えません、既に追放されましたが漢字検定の創始者は本業で食い詰めて窮地の策が当たっただけでした。
 そういう意味で、検定などやめておかれたことは思いきり正解であったと思います。いろんな人が「ここにこんなものがあるのか!」と改めて感動すればそれでいいのではと思います。
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ふるさとの記録 (mfujino)
2010-11-26 20:25:33
道草さま、 今回の本に収められた問題は122題です。1,000題以上いやそれ以上の問題を準備しそれを絞り込んだり、書き換えたりした訳です。誤解を招かない様に先程この部分を書き直しておきました。
編集に携わっている間にも提出された問題を見て、へ~こんなことあったの、等々私にとっては新発見の連続で、大いに勉強になりましたし、京北の奥深さも実感出来ました。それと問題を作るということの難しさも痛感しました。一つの問題を作る為にどれだけ資料を漁ったことでしょう。
ダボハゼ藤野は思い立ったらついつい語ってしまいますが、ひとつひとつのアイディアを実現することの大変さというを再認識したものです。街道を調べたいのですが車社会以前のことを知っておられる方の高齢化で進んでいたり、家の蔵に眠っている大切な古い資料が無くなって行くのではないかというのも心配しています。北桑時報というのは活字や写真で残っているので貴重な資料だと思っています。
こういった企画は一見過去を見ている様に思われるかもしれませんが、我々は未来に目を向けた活動だと思っております。道草さまなど都市にお住まいでふるさとに思いを抱いて頂いている方々のご協力が頂ければ嬉しいという依頼心もあります。俺はこれだったら出来るよ、という事がありましたら色々ご協力下さいませ。
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ご当地検定 (mfujino)
2010-11-26 20:26:11
徘徊堂さま、 そうですね、こういった企画を上げて、何とか法人をつくって天下りの場を上手く確保していくという現象もあるのかも知れません。漢字検定協会の問題などもありますが、これはご当地検定と直結はしないで別の観点も加えて考えないといけないのではと思いますけど。
それでも検定という視点は徘徊堂さまのご指摘の問題を含んでいると思います。会議で話し合ったのですが、都市部から朝市に来て頂いたお客様に簡単なクイズを出して正解者には景品を出したり、また地元の学校で問題を解いて貰って地元に関する興味を持って貰うのも一つの方法かしら、等と話し合いました。
地元の人であれ、訪れて下さった人であれ、「発見」のきっかけ、をキーワードにすればいいのではとも考えています。

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