個人的には、瓶ビールが苦手なため(重いし、落としたら割れるから)、アル・マーザを買うことはめったにありません。バラダについては言及するまでもないでしょう。私は家では缶ビール派です。シリアで流通している缶ビールは色々あります。エジプト産の「マイスター(名前の意味は明白ですね)」はしっかりした濃い味で、日本のビールに近い気がして好きだし、同じくエジプト産「ステッラ(イタリア語で‘星’の意)」もブルー地に黄色い星マークの缶が愛らしく、爽やかな軽い喉ごしで悪くない。トルコ産「エフェス(トルコの都市の名前)」も飲みやすくていける。ハイネケンやコロナのようにメジャーな国際ビールも普通に買えますが、値段は中東産のビールよりも高めです。その他にもヨルダン産の「パンダ」(パンダマークの缶が可愛いがあまりおいしくない)や「BEAR」(白熊マーク、これもまずい)など色々あります。
私は、ビールを心の底から愛するわりに、その製造法や分類に無頓着なたちで、ビールには「金色・茶色・黒」があり、「アルコール度が5%程度のものと、もっと強いもの」があるようだ、という原始的なレベルの認識しかしていません。ここで挙げたものはすべて「金色でアルコール度が5%程度」の、つまりごく一般的なビールです。だってそれ以外のビールにはあまり興味が持てないんですもの。
問題は、最近(2009年夏以降)ビールの値上げが行われたことです。夏前からどの酒屋からもマイスターやエフェスたちが姿を消し、おかしいぞ困ったぞ私は一体何を飲めば良いの?と途方にくれていたら、夏が終わってから再登場し、喜んだのもつかの間、しっかり値段が上がっていたのでした。中味もパッケージもそのままなのに。前はたいていの缶ビールが(500ml、これがこの地域のスタンダード)50リラ(約100円)で買えたのに、それが60リラ、ないしは75リラに上がってしまったのです。ほんとうに、人生はかなしいことでいっぱいです。幸いなことに私の行きつけの店には、まだ50リラで買えるビールが置いてあります。デンマーク産のビール(名前は覚えていない)とヨルダン産の「フィラデルフィア(ヨルダンの古名に由来するらしい)」です。このため、最近ではこの2種をもっぱら飲んでいます。ちなみに日本のビールで私が好きなのは、(1)恵比寿、(2)サッポロ黒ラベル、(3)キリンラガーです。
私は、ビールを心の底から愛するわりに、その製造法や分類に無頓着なたちで、ビールには「金色・茶色・黒」があり、「アルコール度が5%程度のものと、もっと強いもの」があるようだ、という原始的なレベルの認識しかしていません。ここで挙げたものはすべて「金色でアルコール度が5%程度」の、つまりごく一般的なビールです。だってそれ以外のビールにはあまり興味が持てないんですもの。
問題は、最近(2009年夏以降)ビールの値上げが行われたことです。夏前からどの酒屋からもマイスターやエフェスたちが姿を消し、おかしいぞ困ったぞ私は一体何を飲めば良いの?と途方にくれていたら、夏が終わってから再登場し、喜んだのもつかの間、しっかり値段が上がっていたのでした。中味もパッケージもそのままなのに。前はたいていの缶ビールが(500ml、これがこの地域のスタンダード)50リラ(約100円)で買えたのに、それが60リラ、ないしは75リラに上がってしまったのです。ほんとうに、人生はかなしいことでいっぱいです。幸いなことに私の行きつけの店には、まだ50リラで買えるビールが置いてあります。デンマーク産のビール(名前は覚えていない)とヨルダン産の「フィラデルフィア(ヨルダンの古名に由来するらしい)」です。このため、最近ではこの2種をもっぱら飲んでいます。ちなみに日本のビールで私が好きなのは、(1)恵比寿、(2)サッポロ黒ラベル、(3)キリンラガーです。