日本(首都圏)は突然ホットワインの季節に突入したが、皆さんはいかがお過ごしだろうか。つい数日前まで熱中症による死のリスクに怯え、夜のベンチ飲みにも冷やした缶酎ハイや白ワインと共に水のペットボトルを持参していたというのに、一体なんなの、この激動の気温は・・・
さて、今回はまとめ書き日記。一昨年の旅行記をやっと再開し、涼しくなったからガンガン書き進めようと思っていたのに、気が付いたら脱線して、違うことを書きたくなってしまうのはなぜなのか。いたずらな魔法使いの仕業なのか。
まあ、急がば回れってことで。(なんか意味が違う?)
9月某日
*まだ熱中症警戒アラートが出ていて、秋が来る気配が感じられなかった頃の話(=1週間ちょっと前)
手のアトピーが急激に悪化し、治る気配がないため、かかりつけの皮膚科に行く。
私の両手(手のひらと指)には長年、常にアトピーがあり、時期によって良くなったり悪化したりするのだが、この数日前から、ここ数年見られなかったレベルでひどくなった。手のひらと指(手のひら側)の全体が赤く腫れていくつも水泡ができ、それが破れて中から汁が染み出しているので、何も触りたくない。水に触れると痒くなるので、トイレをなるべく我慢し、料理も手袋着用で最低限しかやらない。そういう状況だった。常用している塗り薬をひたすら塗っていたのだが、収まるどころか悪化していく。さすがにこれは医者にかかった方がいいと気づいた(遅い)。
その日の皮膚科は、他の曜日とは違う先生の担当日だった。
先「今日はどうされましたか?」
み「手がこんな風にひどくなったんです~(手を見せて色々説明)」
先「これはひどいですね…どうしてこうなったんですか?」
み「それは私が聞きたいです」
意表を突いた質問だったな…
思い当たることがないと説明したら
先「う~ん、夏の疲れが出たのかもしれないですねえ」
み「疲れるようなことは何一つしていないんですが」
先「アハハ(ウケてる)」
み「私の生活で疲れるということはありえないです(断言)」
コントしているみたいな会話になった。
結局、私は手のひらに汗をかきやすい体質だから、暑さのせいで悪化したのだろうという結論になり、ステロイドの強い塗り薬を出してもらって、それを塗ったら3日ほどで収まった。それと同時に涼しくなったので、そのおかげもあるだろう。
やれやれ、よかった。これで膀胱炎にならずに済む…
9月某日
涼しくなったので、コーヒーをホットで飲むことにする。
私は起き抜け(昼頃)にコーヒーを飲むのが習慣なのだが、暑い時はホットで飲む気にならず、エスプレッソを淹れてから冷まし、熱中症予防も兼ねて、氷と牛乳をたっぷり入れて飲んでいたのだ。まあエスプレッソと言っても、専用の粉を買うお金はないので、ブレンドの粉をエスプレッソメーカーに詰めて淹れる「なんちゃってエスプレッソ」なんだが。
ホットで飲むにあたって、エスプレッソにしようか、それともフィルターで淹れるブレンドコーヒーにしようか迷ったが(粉は同じだが)、ホット初日はエスプレッソにすることにした。
私はブレンドコーヒーを飲む時はマグカップで、エスプレッソを飲む時は小さいグラスで飲むことにしていたのだが、この日は久しぶりだから勘が鈍ったのか、うっかりエスプレッソをマグカップに入れてしまった。
大きなカップの底に少しだけ入った飲み残し風エスプレッソ。それは、ほろ苦い秋の味がした。
マグカップに入れたエスプレッソが、あんなにみすぼらしく見えるとは。
やはりエスプレッソ用のデミタスカップがほしい。でも、百均ではデミタスカップを見たことないんだよな。少なくともうちの近所のダイソーとキャンドゥでは見たことがないし、百均以外で食器類を買うのは、私のプライド(?)が許さない。
ダイソーにデミタスカップ売ってほしい。
なんならエスプレッソの粉も売ってくれないかな…
9月某日
スーパーにしだいに米が戻ってきた。しかし、まだまだ品薄な上、入荷した新米は値段がかなり上がっている。
日本ではしばらくの間、全国各地のスーパーから米が消えていた。皆さん困られたと思うが、当然私も困った。自分用ではなく、すずめ用の米で。
私にとって米は必需品ではなく、1か月にせいぜい1、2回炊く程度なので、「米がなければパンとパスタとクスクスを食べればいいじゃないの」とマリーアントワネットに言われても、「その通りですわね」と優雅に微笑んで同意できるのだが、問題はすずめだ。
私は毎日すずめに米をあげているのだ(参考)。すずめちゃんたちは米が好きだ。以前クスクスやもち麦などを試しにあげてみたことがあるが、食べ残された。パンやビスケット類は米よりも喜ばれるが、米よりも割高だし、雨が降ったり食べ残されたりした時に傷みやすい。小鳥のエサは粒が小さすぎて撒きにくい。やはり米、特に玄米がベストなのだ。
米が欠乏していた時期は、割高な発芽玄米を買っていた。白米や普通の玄米があらゆる店の棚から消えても、値段の高い発芽玄米は売れ残っていたのだ。そういえば、コロナでトイレットペーパーがスーパーから姿を消した時も、高級品は売れ残っていた。安い物が真っ先に消えるのだ。
新米が出回り、ようやく米が買えるようになってきても、普通の玄米は未だになかなか手に入らないので(私が買い物に出かけるのが閉店間際なせいかも)、引き続き発芽玄米を買おうと思ったら、以前と同じ商品がさらに値上げされている。
そんな中、比較的割安な玄米を見つけたので、喜び勇んで買ってみたのだが、家に帰ってから袋をよく見たら、「糖質32%オフ」と書いてあるではないか(普通買う時に気づくよね)。すずめちゃんたちに糖質オフの米をあげたら、すぐにお腹減っちゃうかも。野良すずめにダイエットは必要ないのに~
結局、いつもより余分に撒いて、カットされた糖質を補ってもらうことにした。割安だった意味が全然なかったな…
これ
私が食べるにはいいかと思ったが、とがずに炊けるわりには1時間吸水させる必要があるとのことなので、面倒でなかなか炊けない。結局自分用にはスーパー・ハナマサで安かったタイ産ジャスミン米を買い、リゾット方式で調理することにした。
すずめちゃんたちもジャスミン米は好きみたいなので、次からは玄米じゃなくてこれでいいかな~
9月某日
ダイソーで買った読書スタンドを使って読書をする。
これ
私は読書をする際、語学学習を兼ねて外国語(アラビア語・イタリア語・トルコ語)の本を読むようにしている。日本語の本はめったに読まない。最近まではネットで見つけた小説のPDFをダウンロードして、パソコンで読んでいた。パソコンで読書すると、文字を大きくしたり、分からない単語をすぐ調べたりできるので便利だ。しかし、先日読み始めた小説は、トルコで買った紙の本なので、文字の大きさは調整できない。
私はおばちゃんなので老眼で、近くのものが見えにくい。パソコンを使う時は、至近距離ではないところに置くようにしている。眼鏡はかけない。読みにくければ、字の大きさを調整する。一方、手元でスマホを長時間見る時は、眼鏡をかける。
紙の本を読む場合、その中間くらいの距離になるわけだが、眼鏡をかけるべきか否か。単語を調べる際にパソコンを使うか、スマホを使うかによっても、眼鏡の要不要が変わってくる。
色々試行錯誤した結果、読書スタンドに本を立てて、裸眼で読める距離に置き、単語調べは、紙の辞書とスマホの両方でやることにした。辞書とスマホは目から離して置き、やはり裸眼で読むことにする。
本を立てるとこんな感じ
本の前面を下から抑えている2本の突起が、読む時にけっこうジャマ~
裏はこうなっている
年を取ってから読書をするということが、こんなにめんどくさいことだとは知らなかった。みんなどうしてるんだろう?
ちなみに、今読んでいる小説は在英のトルコ人作家エリフ・シャファクの名作「Baba ve Piç」(オリジナルは英語・原題「The Bastard of Istanbul」)
この小説をトルコ語で読むのは2度目なのに、なぜこんなに知らない単語があるのか。調べまくっているため、なかなか読み進められない。以前はストーリーを味わうことを優先させて、細かい単語は調べなかったのだが、今回は語彙を増やすため、覚えていない単語は一通り引くことにしているのだ。それにしても、使われている語彙の豊富さが半端じゃないぞ…
なお、この小説はアルメニア人虐殺を扱っており、このためエリフ・シャファクは「トルコ国民を大量虐殺者(soykırımcı )として描いて侮辱した」という理由で、愛国的なトルコ人弁護士に告訴されている。無罪放免になったが。
(おまけの室内園芸写真)
キャンドゥの栽培キットのミニトマトさんの現在
生後約4か月。立ち枯れまでもう一歩か…
(終わり)
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