今回は韓国旅行記の最終回。たった4回分なのに、やけに時間がかかってしまったが、ようやく最後までたどり着けた(無理やり)。ああ、しんど…最近ますます集中力がなく、疲れやすいのだ。そういうお年頃かしら~
前回の記事の最後に、「次回は残りの写真をランダムに載せる」と書いたが、残った写真を眺めてみたら、その大半は食べ物と酒関係だったので、それを中心にまとめてみた。全てソウルで撮った写真だ。いつものように大半がピンボケだが、一種の精神修養だと思って、心の目で修正して見て欲しい。ダマスカス留学仲間やパレスチナで知り合った友人達と訪れたところもあれば、1人で行ったところもある。
まずはダマスカス組の友達と訪れた仁寺洞(インサドン)
仁寺洞は伝統茶屋や韓定食(コース料理)の店、伝統工芸品店が多い人気の観光スポットらしい。
韓定食の店が並んでいた界隈の看板と石の亀さん
韓定食は少し高そうだったし、皿数が多くて食べきれなさそうだったので食べてない。
伝統茶屋でティータイム
全体的にあか抜けていて、センスがいい店だった。京都のこじゃれた町屋カフェみたいな雰囲気だ。私は柚子茶を飲んだ。当然甘かったが、たまにはこういうお洒落な店で、女友達と甘い飲み物を飲むのも悪くないものだ。(今は酒一択だが)
しかし、素敵な伝統茶屋よりも、スタバの方が賑わっていた。
アメリカ人は旅先でスタバを見かけたら入ってしまう習性があると思う。
夜は私の希望で「ポジャンマチャ」(=屋台の居酒屋)で飲んだ。ガイドブックや旅の指差し会話帳などを見て、酒関連の単語だけはがんばって勉強して行ったのだが、もうすっかり忘れたな…
時間が早くて、開店したばかりだったからガラガラ
チヂミ
生野菜が付いてきた。他の物も食べたが、写真が残っていない。
椅子の下で待機していた猫さん
仁寺洞には、1人で行って屋台で飲んだこともある。
やはりチヂミ。チヂミは美味しい。
マッコリが給食のおかずの器の金色バージョンみたいなものに入って出てきた。マッコリはこれで飲むものだそうだ。日本酒や焼酎でやると危険だが、マッコリはアルコール度が6~8度程度だから大丈夫。種類が多くて、フルーツフレーバーのマッコリも色々あったが、甘そうなので敬遠。普通のマッコリで十分甘いし。
同じメンバーで明洞(ミョンドン)にも行った。ここはお買い物スポットらしく、コスメショップや韓国伝統衣装の店が並んでいた。
この辺りは飲食店も多く、その中の1つで豆乳麺(コングクス)や参鶏湯(サムゲタン)などを食べた。
豆乳麺や魚の干物、キムチなど
麵が長いので、まずハサミで適当な長さに切るのだと友達に教えてもらった。
参鶏湯
火傷注意(私は猫舌)
別の日、メトロに乗って動物園にも行った。おそらく京畿道のソウル大公園(ソウル動物公園)だと思う。ここはパレスチナ組の友人たちに連れて行ってもらった。
やたら広いので、リフトで移動する
韓国人の家族連れやカップルが多かった
短パン・生足の女の子とペアルックのカップルがわりと目についた。日本ではペアルックの人を見かけるのは稀なので、新鮮だった。
頭が水没したフラミンゴさん達
子供のフラミンゴはまだ色が白いのね…
象さんたち
アグレッシブなヤギさん達
外国で動物園に行くのは楽しい。
ここから後は、ソウルの街角のどこか(場所を覚えていない)で撮った写真をランダムに載せる。
名前もわからなかった建物
正面に2つ対になっている小さな妖怪みたいな石像があったのが印象的。
これも妖怪っぽい。
ここにも
街角の無料コンサート
ステージ前には椅子が並び、黙って耳を傾けている観客が大勢いた。立ち見客もいた。ソウルは歴史と伝統だけではなく、芸術の街でもあると思った瞬間だ。
デモもよく見かけた。
脱北者を中国が強制送還していることに対する抗議の座り込みだとのことだった。他にも、朝鮮戦争関係のデモなどを見かけた。ソウルでは、政治活動も活発なのだ。私の友人たちはパレスチナ関係の大規模なイベントに参加して出店し、支援活動の資金を得るため、パレスチナで買い付けた小物やTシャツなどを売っていた。
男性客でにぎわっていた小さな飲み屋
入りたかったが、1人で入る気合がなくて素通り。その近くの空いている食堂で石焼ビビンバ(トルソッピビンパプ)を食べた。
まあまあだった
やっぱり、このビールは色が薄いよな。
これはパレスチナ組の友達と食べたランチ
地元民御用達の店で、注文した料理の名前は記憶にないが、どれも安くて美味しかったような気がする。韓国では料理を1品頼んだら、キムチだのナムルだのの小皿が2つ以上ついてくるので、お得感がある。友達は2人とも日本好きなのだが、日本でご飯を食べても小皿が付いてこないのが寂しいと言っていた。
こうやってグチャグチャに混ぜると美味しいのよ、と教えてくれた
韓国の餃子(マンドゥ)
漢字は「饅頭」らしい。トルコのマントゥと名前も料理のタイプも酷似している。ウィキペディアによると、この料理はモンゴルから朝鮮半島に持ち込まれたという説と、中東からシルクロードを経て伝わったという説があるそうなので、いずれにせよ繋がりがあるのだろう。
どこかの屋台で見かけた、退屈そうな犬さん
最後に宿の話。この旅で泊まったいくつかの宿の中で、一番快適だったのは「イェイエネ・ゲストハウス」だった。
なぜか共同スペースの写真しか撮ってない
共同スペースの周りに部屋がいくつかあって、この時は他に誰もいなかったから、独り占めできた。寝ている間にオーナーの女性が韓国風の朝食(キンパやキャベツ卵サンド等)を用意してくれていた。彼女は日本語がペラペラで、物腰が柔らかく、とても親切な人だった。アイドルの追っかけをしている日本人の若い女の子たちがよく利用するという話だった。出発の日には、韓国海苔をたくさんお土産にくれた。
そういう訳で、韓国旅行は非常に楽しかった(大雑把なまとめ方)。ほんの数日の滞在でソウルと仁川にしか行っていないが、日本と一見そっくりなのに、実際には少しずつ違うので色々発見があって新鮮だったし、もちろん食べ物も美味しく、人も親切だった。物価も日本より少し安くて助かった。
滞在中一番驚いたのは、水洗トイレにペーパーが流せず、カゴに入れる必要があったことだ。そういう国は案外多いが、お隣の韓国がそうだとは考えてもみなかった。世界には私の知らないことがいっぱいあるのね・・・
という訳で、まとまりがない内容になったが、2012年5月の韓国旅行記はこれで終わり。ここまでお付き合い下さった奇特な方、どうもありがとうございました~
(参考)
“韓国の京都”で歴史を感じる。「仁寺洞」のおすすめ観光スポット13選
https://rtrp.jp/articles/20258/
韓定食
https://www.seoulnavi.com/special/5037844
伝統茶
https://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/FOD/FO_JPN_2_6.jsp
韓国のポチャ(屋台)で食べてみよう♪買い食い&B級グルメ大好きな人向け
徒歩でOK【明洞】観光ガイド!美味しい、韓国グルメ店・コスメショップ・1日モデルコース・両替所など完全網羅
https://www.tabikobo.com/tabi-pocket/asia/korea/article38896.html
コングクス(豆乳素麺)の韓国人気レシピ。本格な作り方から簡単アレンジまで
https://karaichi.com/kongukusu/
ソウル大公園
https://japanese.visitseoul.net/nature/seoul-grand-park-jp_/5478
ウィキペディア「マンドゥ」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A5_(%E6%96%99%E7%90%86)
イェイエネゲストハウス情報(現在の営業状況は不明)
https://4travel.jp/travelogue/11109998
韓国屋台の味 キャベツ卵サンド レシピ・作り方
ttps://www.kurashiru.com/recipes/c8b43af0-04f5-4b84-82d0-80161ab6f8b7
リンク貼りすぎやろ(1人ツッコミ)
(おまけの酒写真)
イタリアの食前酒チンザノ・ビアンコ
ドンキで安かったから買った。この酒はどうも薬臭くて、元々さほど好きな味ではないので、小さなグラスで飲んでいるのだが、最近だんだん「マズい!もう一杯!」状態になってきて、ついお代わりしてしまう。アルコール度15度なのに・・・いつか好きになってしまいそうでコワい。
チンザノに興味がある方は、こちら↓をご覧くださいませ。
「チンザノ」を極める!種類、飲み方、カクテルレシピ総ガイド
リンクが貼りたくなる病気って、あるんかな・・・
(終わり)