外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

日付不明まとめ書き日記2018年11月~12月のへん

2018-12-06 01:44:43 | 日記

 

11月某日(10月かも)

米が切れそうだったので、近所のお米屋さんに買いに行く。

色々な種類があるが、有機米のあきたこまちが1キロ500円と安めだったので、これを3キロ買う。優しそうな年配の女性が重さを計って、いつものようにその場で精米してくれる。「新米」というマークがあったので、「これは新米なんですね~」と話かけてみると、にこやかに「そうですよ。今置いている分は全部新米です。美味しいんですよねえ、新米は。しかも精米したては特にねえ。ついつい食べ過ぎてしまうんですよね~」と答えてくれる。

私も笑顔で「そうですね、そうですねえ。ついつい食べ過ぎちゃうんですよね~」と返しつつ、「・・・(すずめが)」と心の中で付け加える。私が買う米はほぼ全部すずめ用なのだ。たまには私も食べるが、そうするとすずめのエサの上前を撥ねているような気がして、やましい気分になる。

すずめさんたちもやはり新米が好きなのだろうか?きっとそうだろうな・・・

 

11月某日

「タマルヒンディー焼酎」を飲む。これは最近の私のお気に入りだ。新大久保で買ったタマリンドペースト(400g入り)を消費するには、これが一番手っ取り早いのだ。水に一晩浸けてからフードプロセッサーにかけ(さらに裏ごしすることをお勧めする。私はしないが)、甘くない梅ジャム状にしたものを冷蔵庫に常備し、焼酎のお湯割り、または水割りに入れるとタマルヒンディー焼酎になる。爽やかな酸味がくせになりますよ、奥さん!(誰に話しかけてるん) 塩分がないので、大量に飲む場合は梅干しよりも体にいい気がする。味噌汁に酸味を付けたい時(そんな時ないですか)などにちょっと入れても美味しいですよ。

 

タマルヒンディーについて書いた以前の記事はこちら

https://blog.goo.ne.jp/mendokusainoyo/e/10e8f51cb3c08b762225a2e70dfa7ebe

 

11月某日

ボランティア仲間の人たちとクルド人の家庭を訪問して、そこんちのご飯を一緒にいただきつつ、子供の教育や病気などに関する相談を受け、通訳する。話は深刻だったのだが、一番印象に残ったのは、日本語があまり話せない一家の父親が、「埼玉弁と茨木弁は全然違う」と言ったことだった。

埼玉弁と茨木弁、全然違うんですか?

 

非関東出身者の私がお勉強のために読んだ漫画。勉強になったかどうかは不明・・・

 

11月某日

泊りに来た妹と連れ立って、銀座のカフェに行く。私は以前遊びに来た韓国人の友達と銀座を観光した時にカフェに入り、「おお、これが銀座のカフェというものか!」と感銘を受けたことがある。あの感動をもう一度味わおうという魂胆だ。

 

韓国人の友人と行ったのは、こういうカフェカフェしいカフェだった。普段サイゼリヤ、ガスト、日高屋くらいしか行かない私にとっては非日常的な空間だ

 

銀座のカフェには、発泡ワインがよく似合う

 

お上りさんの私のイメージでは、銀座のカフェは路面店で賑わっており、調度品はこげ茶色の重厚な木製だが、カーテンなどはヒラヒラフリフリしていて華やか。栗のケーキの種類が多く、買い物帰りのご婦人方が1杯千円以上するコーヒーを無造作に飲みながら、友達とおしゃべりしたり、1人でぼんやり休憩したりしている空間だ。

 

今回妹と入った店はビルの上の階にあり、路面店ではなかったが、入ってみたらけっこう銀座のカフェだったので安心した。コーヒーもちゃんと1杯千円以上するし、「お得なケーキセット」が1500円を超えている。アルコールメニューをチェックすると、「ドイツビール」と「フランスワイン」しかない。銘柄やブドウの種類などという些末な事項を無視して国名だけ明示するなんて、さすが銀座のカフェである。ワインを頼んでみると、赤ワインなのに冷えており、しかも値段の割に味はまあ普通、といったところだった。さ、さすが銀座のカフェ・・・

 

12月某日

スーパーで砂糖・甘味料不使用の飲むヨーグルトを発見して、滝に打たれたような心持になる。

私はずっとこの日を待っていたのだ。無糖のドリンクヨーグルトがスーパーの店頭に並ぶ日を。これに少し塩を入れたらトルコのアイラン、ヨルダンのシャニーネのようになるに違いない(国によって名前が違うが中身はどちらも塩味のヨーグルト飲料)。とうとう日本で気軽にアイランが飲める日が来たのね、ふふふ・・・

 

これです

 

そう期待したのだが、買って帰って飲んでみたら、酸味が全然感じられず、クリーミーでまろやかでコクがあり、塩を入れても合わない感じがした。塩を入れて飲んでみるよう友人に頼まれて一応やってみたが、味は悪くはないものの、塩アイスというか塩スイーツっぽい味になり、アイランとは全然違う代物になった。水で薄めてから塩を入れるバージョンも作ったが、こちらは味が薄くなってしまって不味かった。酸味を足したらいいのかもしれないと思い、バルサミコ酢(うちにはこれしかお酢がない)を入れてみたら、見事にバルサミコ味になり、見かけはコーヒー牛乳になってしまった。実験しっぱい・・・日本で気軽にアイランを飲める日は、まだまだ遠そうだ。

 

ネットで見かけた、アイランを飲むトルコの猫の動画

Ayran içen Kedi

 

 

(おまけ)

日本・トルコ協会のHPのアイランのレシピ

http://www.tkjts.jp/recipe/dessert_drink/1648/

 

 

(終わり)

 

コメント
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