逃げますか？

何か問題が発生する。あきらかに自分に原因があり、相手に迷惑をかけたとする。
「マズイ・・・」と思い、電話で謝罪する。
直接会って話しましょう、と相手に言われたら、あなたならどうしますか？

悪いのは自分だと、わかっています。
行けば「怒られる」のは当然です。誰だって怒られに行きたくない。
だからバックレる？連絡も取らずに逃げる？どこまで？いつまで？

私の友人が三菱自動車に勤務していました。
当事の三菱は「不祥事」が相次ぎ、毎日毎日お客様の家を謝罪して回り、
いきなり塩を撒かれて「帰れ」と怒鳴られたこともあったそうです。
胃に穴が開きそうな日々。それでも会社の信頼を取り戻すために。

本人は「不祥事」と言っても、大きな会社の上のほうで起こった問題であり
「なんでオレが謝るんだ？」という気持ちもあったかとは思います。
自分が起こした問題ではない。でも毎日謝って回った。
そんな行動を「バカだ」とか「なんでお前が謝る？」って思いますか？
責任感の問題ですよね。会社はチームですから。

自分が問題を起こし、それに対しての責任も持たない。
今回、そんなことが身近で起こりました。

それに対し、憤っているのは被害者だけでなく、その加害者がこれまでに迷惑を
かけてきた多くの人たちの反感を一気に噴出させることになってしまった。

スノーボードは「遊び」かも知れませんが、それをビジネスとして仕事をしている
人たちにとって仕事は遊びじゃありません。
「まぁ、そういう人も居るよ」とガマンしてきた人たちが「いい加減にしろ！」と
憤慨している。

どれだけの人たちに、この問題や今までの問題のことが耳に届くかはわかりません。
そんなことは知らずに店頭で販売している店頭スタッフ。購入するユーザー。
愛すべきアイテムの向こう側にある、見えない「思い」。

人としてのスジも通さずに、時間が解決すると思うのでしょうか？
許されなくても、いずれ忘れる？そんなにヌルくないですよ。

人は誰でも失敗は犯します。それを謝罪し、反省し、前に進みます。
その道から逃げる？どうやって？人としてマズイでしょ？

マットウな道を歩みましょう。裏道を生きるなら、裏道には裏道のルールがある。
そっちのほうが、よっぽど厳しいですよ。

天気が良いことを喜びとできるような毎日を送りたいものです。