津村引退

日本のクロス界の顔の一人である津村直樹プロが引退しました。

マイナースポーツでプロからの引退など、騒ぐほどのことではないことは

重々承知したうえで、それでも周囲が花道を飾ってあげたいと思うだけの

人望を持っていたことは、津村直樹という男の魅力なんでしょう。

私が津村を一言で形容するなら「うるさい」（笑）。

声がデカい。顔がデカい。態度がデカい。だからウルサイ。

海外の大会で一緒になったこともありますが、外国人選手相手にでも

全然変わらずにウルサイのは笑えました。

津村の弟分の廣瀬竜平プロがアマチュア時代JSBA全日本に出場したときに

私が竜平のボードにワクシングしていると津村が近づいてきて

「あのド下手くその竜平がファイナル行ったら、カシさんの技術は

本物なんだってオレ認めますよ」と・・・オマエハナニサマダ？

順当に勝ち進んでファイナルへ。

これから決勝だというのに、早くも津村は泣きながら

「竜平を勝たせてやってください！ゴールで見てますから」と。

そして竜平は全日本優勝してプロ昇格。津村号泣。

そんな竜平が見送る形での引退セレモニー。良き師弟関係ですね。

派手に引退宣言して去っていく選手もいれば、静かに身を引く選手もいる。

そういう人もたくさん見て来ました。

最後の最後までウルサイのが津村流。

どうせ数年でアマチュアから復活するでしょうから、アマ戦に出て来ても

絶対に２回戦に進ませないようにアマ選手は全力で潰しに行きましょう。

とりあえず、津村お疲れ！

桃野慎也＠世界選手権

世界選手権の映像見ました？？？

慎也の出場したヒートの動画をJAPAN SNOWBOARD TEAMがアップ。感謝。

いやーーーー面白いーーーーー！！！

ワールドクラスになると慎也でも先行逃げ切りはできないので、中盤以後勝負の

「差し勝負」の戦略になりますが、差しのメリットは後ろからレース全体を見れる

ことで選手同士が近い前半セクションでの接触を避けやすいこと、意図的に抜かなくても

転倒した選手が出ること、各レースで先行する選手の速いラインを見て盗めること

などがあります。

当然ですが3位までに入らないと勝ち上がれないので「差す技術」は必須です。

逆に先行逃げ切りタイプの選手は、コレ（見られている）をされていることは承知

しているので切り札（ベストライン）はファイナルまで出さないという場合もあります。

まぁ、途中で負けたら「出さず終い」でレースが終わることもあるんですが。

セミファイナルでハーガンがピヨって、接触を避けて後続のマーコとアレックスが失速。

そこに慎也のノーズとアレックスのテールが接触して慎也が転倒。

「あ！うそっ！うわっ！」くらいしか一瞬なので声にはなりません。

細かいコントロール技術やコース全体を見通してのライン取りなどは、もう慎也は

ワールドでもトップクラス。ベスト8の壁は完全に時間の問題。

ワクワクしちゃいますね。

JSBA全日本＠高鷲

アマチュア最高峰の戦いであるJSBA全日本大会。

3度目となる高鷲での（岐阜）開催。

苦節20年弱！ついに桧山プロ誕生！！おめでとうございます！

チームは違いますが栃木県の選手で昔から知ってるクロッサー。

これがまた優勝じゃなくて準優勝で昇格っていうのが、らしくてイイ（笑）

しかも3位は小口マーですからね。

マーの全盛期を知っている桧山さんからしたら、それだけで感無量でしょう。

大地くんの2度目となる優勝もお見事でした。

4位になったタカくんは2度目のファイナルでしたが来季に期待。

女子はQUESTのカレンちゃん（16歳）がファイナルに残るも

まーた最後にヤラカして自爆終了。前日のプロ戦と同じ自爆。

お父さんが「お前、何回同じことやってんだバカヤロー」って笑いながら

雪玉をぶつけてる姿に余裕を感じました。高鷲まで日帰り運転お疲れ様です。

1回戦からすべてのヒートについてコメントしたいくらいですが時間がない・・・。

選手の皆様、大会関係者の皆様、お疲れ様でした！

本当に素晴らしいコースで選手には良い練習にもなったとも思います。

滑りを見てコメントが欲しいという方はQUESTの会員登録をして、アポを取ってから

動画を持って見せに来てくださいね。

やっぱり全日本は面白い。

会員更新に関するお知らせ

QUEST 会員登録いただいている皆様に更新に関するお報せを

メールしました。もし届いていない方がいらっしゃいましたら

お手数ですが info@9est.com までご一報ください。

よろしくお願いします。

なお会員更新受付期間は3月末までとなります。

天気と仲間とローカルゲレンデ

ピーカンと気を使わない仲間と空いているローカルゲレンデ。

混んでる場所は限定的でロッヂ前のメインコース下部と食事処以外は

経営が心配になるほど人がいない、ほとんどプライベートゲレンデ。

ほぼ待たずに高速クワッドで上がって、好きなポイントまでチョッカって、

ヤベェ・・・楽しい・・・。

パウダーとかでなく、春雪の沢地形。日向の壁と日陰の壁。

ラインもクソもない無茶苦茶で贅沢な壁遊び。まったく大人げない（笑）

新しい板のテストという名目ながら、知らぬ間に積もったストレスを

洗い流してきました。

新しい板（GOODBOARD roter161）も調子良し！詳細は後日。

楽しくて、気持ち良くて、久しぶりにガッツいちゃいました。

最高でした。一緒に遊んでくれた方々、ありがとうございました。






そして帰路では「考えろ！」と訴えてくる汚染度の山（画像）。

まぁ、メリハリだわな。

リフレッシュできたから、また頭を使う余裕ができたし。