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歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

更新が滞りがち・・・

2009-03-16 23:21:43 | Weblog
パソコンを開けてもブログ更新をしない日が増えてしまった。
書くことを纏める気持ちが衰えているようだ。

書きたいことはあるのだが、なかなか書きこめるように具体的に出来ないのも書けない原因の一つかもしれない。
ほとぼりが冷めたら(笑い)書けるときが来るだろう。

コンサートが終わったので、通勤電車でまた本を読み出している。
まわりの人が買ったお下がりだが、趣味がかけ離れていないので楽しめる。
「荒野へ」という本を映画化した作品をレンタルしてきたというので一緒に鑑賞した。原作も読んでいたが、原作に忠実な映像化だった。
2時間半という長編。
2人で、引き込まれて見続けた。「DVDで、こんなに引き込まれたのは久しぶり!」と、まわりの人も言う。
原作でわかりにくかった心理描写が映像で理解できた。
アカデミー賞を取ったのも判る気がする。


ユックリ寝られる!と思う夜になると、寝つけなかったりする。
のどかな陽射しのような気持ちになりたい。

陽射しはあたたかい春!

2009-03-13 10:11:36 | Weblog
窓の結露は今朝もしっかり!
冬物も来週くらいまでかな?でも、早朝出勤の時は?迷う。

暮れから1月に退社したスタッフの補充は?まだ。
おかげで現場勤務が9.5割。35人のケアマネを残り0.5でこなすようになる。フツーこうゆーのって、ないんじゃないのかなー。
その代わり入居者の変化は逐一見えるけど。顔見ればわかるよね。

プラン作成は残業でしているが、施設ケアマネはだんだんこのような勤務になっていくかもしれない。
研修で一緒になった特養のケアマネは、150人を2人で担当していると聴いた。
75人で専従。母の入居している施設は、100人を2人。専従である。
それようの部屋もあるらしい。うちは専用の机もパソコンもない。
書類は入れ場所がないので、鍵のかかる物入れに放り込んでいる。

残業代がでるだけいいと考えなくちゃ!
ものは考えよう。

先月のサロンコンサートで頂いた丹精の写真。
ブログで行き来をするうち親しくお付き合いをしていただいている方の作品。
抜けるような青空に一羽の白鷺が羽ばたいている。
足元に枯れススキ、多摩川だそうだ。
一日何回も目がいくほど惹かれている。
この方の作品を頂くのは3枚目だが、いつも私の心情にぴったりなのを選んでくださっている!
色々なお話を伺いたいと願っていながら先延ばしになっているが・・・。
今年は伺う機会を作りたい。


今日は友達の誕生日。メールでお祝いを送る。
携帯など無い頃の方がコミュニケーションをよく取っていたと、つくづく思う。
そういえば、携帯を持つよう勧められたのは、この友達だった。

   


食べない、起きない病の人との朝の会話

2009-03-11 00:18:55 | Weblog
センセイのことは入居のときから知っている。80過ぎてから始めた書道で今年の「謹賀新年」を書いてもらった。
地方では名士だったらしい。
子供は3人いるが、1人娘が傍に連れてきた。

今年に入ってから不定愁訴が高じて、ウツに近い。
内臓に異常がないのに、食べたくない。だるくて起きたくない。
食べないから体力が低下する。起きられない。
体の置き場がなくなる。

時々時間を見つけて話をしに行く。
今朝も仕事前に訪室した。日勤だと1時間前には着いている。
数少ないケアマネの日は、現場に入らなくてすむし、日常ケアから離れたところで話が出来る。

「おはようございます。」
 「おお、おはよう。」
「センセイ、田舎に帰りたい?」(単刀直入に聞いてみた)
 「ん?ああ、そうだなあ。」
「帰りたいんなら、そんな身体じゃ行けないでしょ。」
 「そうだなあ。」
「長い時間とても起きていられないよ。」
 「無理だよなあ。」
「田舎へ帰ってどうするの?だれか来てくれる?」
 「もう誰も来ないだろうなあ、手紙も来ないし。この年になっちゃあ、ダメだよ。俺なんか死んじゃったと思ってるだろう。」
「息子さんへは?電話した?」
 「いいや、一度もかかってこない。」
「センセイ、ご自分から架ければいいじゃないの。」
 「息子はダメだよ。」
「お孫さんは?いくつくらいなの?」
 「高校2年位か?大学入試だろう。忙しいんだよ。」
「後を継ぐのね。ジャア、田舎へ帰ったって、ここに居るより寂しいんじゃないの?ヘルパーさんが来る時だけでしょう。」
 「優しいヘルパーだったなあ・・・」
「ヘルパーさんはいくら優しくったって、仕事に来る2時間しかいないでしょ。」
 「そうだよなあ仕事なんだよ。」
「センセイ、今のセンセイのことを娘さんもどうしたらいいのか判らないのよ。娘さんだって体調悪そうだし、どうしてあげたらよいか悩んでるわよ。」
 「85にもなったらなんにもしたくなくなるよ、意欲なんかでない。」
「意欲なんか出せっていわないわよ。意欲なんてなくたっていいの。」
 「体が痛くって、身の置き所がないよ。」
「そりゃア寝てばかりいたらそうでしょうよ。人間の身体は動かすように出来てるんだもの!」(笑った!)
 「俺の付き合いは友達じゃなかったんだろうなあ。俺『センセイ』になってたから、そういう付き合いしかしてなかったんだな。」
      (しばらく無言で・・・)
「じゃ、送りを聞いてくるわね。また来ますから。」
 「ありがとう。」


タイムカードを押す前の15分間。
結局この後、顔を見に行く時間が取れなかったが、夕食はダイニングへ起きてきた姿を見た。

こんなやり方が、私のコミュニケーション法だ。
もちろん、その人によって変化球も投げる。

は~るよこい!

2009-03-07 23:43:38 | Weblog
赤い鼻緒のジョジョを履いた女の子なんて、もういない。
童謡の世界も、今は昔。
うちのスタッフのほとんどが知らない、歌えない。
これが世代の差というものか・・・。

先週からほとんどやすみが取れないまま、本日も責任者が不在のため居残り。
留守を任せたれた手前、責任があるものね。

医師面談が2件。記録も残した。
土曜日なので家族の来訪も多い。普段顔を見せない方に会える。
事務所にいるとコミュニケーションは取り易い。
事務スタッフと2人きりだったので、外線が少なかったのは助かった。

夕方、うちの癒し犬を入浴介助する。
ヨークシャーテリアなので、すぐ匂いがきつくなるのだ。
久しぶりだが、なんとおとなしくシャンプーされるままになっていた!
犬でも専用のシャンプーとリンスまであるんだ!贅沢よねえ。

電話が鳴り、なんと面接予定の人から断りだった。
「即戦力」というのは、この時代なかなかいないのかも。
うちの会社2次面接まである。新入社員と同じく「適正テスト」なんかもする。
因みに私、この適正テストでそれまでの最高点だったそうだ。
これ社内で話したことはないけど、ネ。


あまりに働きすぎで、4日のボイトレでは声が荒れてしまっていた。
当たるところに当たらない、嵌まるところに嵌まらない。
「疲れてますねえ。」
「ハイ」その通り。
来週は少し楽できそう。
しかし何も仕事でまで2足のワラジを履かせてくれなくても足りてるのに。
現場のケアスタッフと、施設のケアマネージャーと兼任。
ケアマネは今のところ私1人しかいないので、かなり時間を取る。
が、ケアマネ専任の日が、ほとんど取れないままでやっている。
当然残業が多くなるのは当たり前。
早番で出勤して時間で帰っていたら、私の仕事は終わらない。
予定の月を越えても遅れるばかりだろう。
マア、残業代を支払ってくれるだけましか・・・。
割り切ってサービス残業は出来るだけ止めることにした。パソコンの扱いが遅くて残業しているスタッフもいるのだ。


ケアマネジメントの基本をやっと出来るようになってきつつある。
アセスメント、またはモニタリングし、前回のプランの評価を元に、暫定プランを作成。
その暫定プランをカンンフアし、サービス表も見直す。
カンフアに基づき、プラン内容を決定する。
遅いのが、プランの評価。評価はCPがするのだが、鶴になりソーになる。
待っていられず、逆だが暫定プランを先に作ってしまう。
現場を見ているおかげで、CPよりも評価は早くできるのだ。
少しづつ流れがスムーズになりつつある。

ここに来るまで、短気な私が、よく気長に待てたと思う。
後は欠けたスタッフが埋まるのを期待していよう。
私も少しはのんびりしたい。

ひな祭り

2009-03-03 23:26:36 | Weblog
桃の節句、ご家族から寄贈していただいた7段飾りのお雛様を飾っている。
玄関やラウンジには、これもご家族の手で活けられた桃と雪柳。
花器までお持ちくださっているので、おんぶに抱っこ。
拠点長には「タダほど高いものはないのよ。せめて半期ごとに御礼をしなさいよ。」と、何度も話しているが・・・・?
70年世代には通用しない常識なんだろーか?

預かっている入居者への良いケアと、家族の好意は別物。

家族の好意は、預けている親に対して良いケアをしてもらいたい思いが心底にある。
入居者に対して必要なケアをするのは、当たり前の仕事なのだ。
好意を受けたからといって特別に何かをするのは、違う。


おひな祭りで、桜餅を作るイベントを考え出したらしい。
数日前に試作したのに居合わせた。
試作に居合わせていて良かった!
1人休みで、人手が足りず、作るはずの男性スタッフは間に合いそうもない。
結局、事務の女性と私が手を出し始め、皮を焼き上げてしまうことに。
(これ、試作もしてない男性スタッフじゃ作れなかったよねえ)
多分、私でも今日はじめて作ったら、うまく焼き加減がわからなかっただろう。

あんこは入居者それぞれに丸めてもらう手はずだ。
若いスタッフたちがそちらはうまく仕切れていた。

皮を配って、桜の葉を最後にくるむ。
なかなか見栄えの良い美味しそうな桜餅の出来上がり。
1人1個の割り当てだが、自分で作ると、食べ始める人あり。
1個じゃ足りないという人あり。(美味しかったんだろう)
お茶も今日の日用に購入した煎茶。
普段とは格段の値段!(笑い) ところが、淹れ方がわからないという。
   やれやれ・・・、
   じゃ、なんで煎茶を買ったんだア。自分で淹れられないのにねえ。
しょうがないので、こちらも事務方と私とで淹れる。
甘みが出て、美味しいお茶だとお代わりする入居者が多かった!

最後に昨年の記念写真用「顔抜き雛」を着せ替えたのを出して、記念写真。

手を貸してといわれていたので手伝いのつもりがとんでもない!
事務方と二人で「なんか、疲れましたねえ・・・」
しょうがないとは言うものの、
機転を利かせて動かないと、人間相手なんだからミズモノナンダヨ。
予想通りに行く方が少ない。
すぐ反省をしていたらしいから、次はもう一歩前進するかな?

6日間、お疲れだったが、明日の朝は雪みたいなので出勤する人たちはタイヘンそう。花粉症は楽でした。