河野防衛大臣は、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画を停止すると表明した。
迎撃ミサイルを打ち上げた際に切り離す推進装置ブースターの安全性が確認できないためだ。
安倍首相に説明して了解を得ているという。
今後は国家安全保障会議(NSC)に報告し、閣議の決定も見るとしている。
配備停止は妥当な判断だが、河野大臣の独走の気配もあり、自民党内でかなりもめそうだ。
2017年は北朝鮮が日本海に向けてミサイルを飛ばし、東アジアの緊張感が高まっていた。
トランプ大統領は、政治家と言うよりは不動産屋だ。安倍晋三の足元を見てイージス・アショアを2基売りつけた。
安倍晋三は、トランプの前では蛇に睨まれた蛙状態でなす術もなく言いなりになる。
深い考えもなく買ってしまったのが、今回のイージス・アショァ騒ぎの発端だ。
当時からこのレベルのイージスアショアでは北朝鮮のミサイルに対抗できないと考えられていた
純軍事的に考えれば、有力な対抗手段は「敵基地攻撃能力」を保有することだ。
それなりの抑止力になる。
しかしそれは国内で大きな反対運動が起こり難しいだろう。
結局平和的手段で「国交回復」を図ることが道なりは遠いが最善の方法だ。
既に120億円は支出済み、1800億円は契約済みだから下手をすればどぶに捨てることになる。
アメリカ側の反応は今のところ聴こえてこない。
コロナ過でそれどころではないということか。
もしくは1800億円が黙って手に入れば儲けものと言うことかもしれない。
しかしこのような不手際の責任は誰が取るつもりなのか?
安倍政権は金銭感覚が全く麻痺しているようだ。
世界的投資家のジム・ロジャーズの言うような
「安倍が日本をダメにしたと振り返る日が来るだろう」ということにしてはいけない。