「気候変動のような大きな問題は、楽しくクールでセクシーであるべきだ」
この発言は環境大臣だった小泉進次郎のものだ。
吉本興業のタレントなら笑えるということで許されるだろう。
しかし、環境大臣がこんな発言では世界の笑いものになる。
「具体的にどういう意味ですか」と質問されても答えられないのだ。
今の自民党の総裁選の状況では、小泉進次郎が総裁になる可能性が高いという。
このような状況はかなり「やばい」
進次郎を総裁に選ぶレベルに堕した自民党の劣化に対してである。
早い段階から森喜朗が小泉進次郎を担ぐという情報が流れていた。
森喜朗が、清和会(安倍派)再生を期待して進次郎を担ぐ動きを水面下で行っていた。
進次郎は無派閥だが、
父親の純一郎は清話会の会長を務めるなどどっぷり派閥政治に漬かって来た政治家だ。
だから安倍派が進次郎を担ぐことにあまり違和感はないだろう。
今回の自民党総裁選のカギを握るのは、安倍派なのだ。
安倍派と二階派は裏金問題があるから総裁候補を立てられない。
逆にこれがキャスティグボードを握ることになる。
なんともやり切れない図式だが、こんな結末ではますます日本は衰退に向かうだろう。
ただ解散総選挙が11月にもあると言われているから、そこで有権者は明確な答えを出すべきだろう。