行雲流水の如くに

風だよりからの訣別ーー立憲民主党の厳しい船出

立憲民主党と国民民主党などとの合流新党が149人のかたまりで船出をする。

船長である枝野幸男のかじ取りが重要だが、新しい党に参加した一人一人の覚悟も求められるだろう。

 

政治家には二つのタイプがある。

①イデオロギー(人間の行動を決定する根本的な物の考え方)を大切にする。

②権力闘争と割り切る。

自民党や維新の議員は、政治を権力闘争と割り切っている。

公明党は平和の党などとイデオロギーを大事にするようなふりをしているが、本音は違う。

国政では自民党と組み、東京都では小池百合子、大阪では維新と組んでいる。権力志向だ。

 

イデオロギー政党の殻をかぶったままでいれば、政治を権力闘争と割り切る政党に常に負け続ける。

枝野幸男が今回の野党合流の過程で、今までのスタイルでは勝てないと決然と悟ったとすれば、小沢一郎と中村喜四郎から学んだ部分が大きいであろう。(自民党の強さの中身が分かったということか)

政治家はつねに善であろうとすれば必ず悪(パワーといっても良い)に負け続ける

トランプがしぶといのは、タフであることを信条にしているからだ。

ビジネスが思うようにいかなくても、落ち込んだりしない。苦しい状況を好転させる力を持っている、と信じている。

 

玉木雄一郎とその周辺に残った議員たちは、政治は権力闘争だ、ということに最後まで思いが及ばなかった。

本格的ビールを求めず、発泡ビールのままで良いと思いを定めたのかもしれない。

前原誠司や玉木雄一郎は、共産党とは組めないなどと子供じみた論理を振り回す。

だからあのしたたかな小池百合子によって赤子の手をひねるように野党分断工作に嵌ったのだ。

 

今の小選挙区制度の下では、政権交代可能な野党が育っていなければ、結局国民が不幸になる。

安倍・菅・二階の政権は、小中学生に道徳教育を強いる前に、自らの襟を正せと言いたくなる精神の腐敗ぶりである。

このような姿を目の当たりにする(8年近くに及んでいる)若者が既にこのアカが染みつき始めている。

この国は精神面から腐敗が進んできている。

賞味期限が切れる前に浄化することが必要だ。

 

今まで以上に野党第1党の責任は重大になる。

自民党の岩盤支持層を切り崩すのは容易ではない。

しかし自民党政治に辟易している層や、政治に無関心な層の支持を得るような活動を地道に行えば活路が開かれるだろう。


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