行雲流水の如くに

枝野幸男の狙いーー次の衆院選では勝てると感じた

マスコミは、参院選が終わったら堰を切ったように「れいわ」と「N国党」話題で持ちきりだが、どうも本筋を外した取り上げ方が多いようだ。
だいたい選挙前は極めて冷淡な扱いで、国民が何に関心を持っているのか伝える役割を放棄していたに等しい。
もっと厳しい指摘をするならば安倍政権に忖度のしっぱなしだった。

枝野幸男の今回の参院選の感想は次だ。(AERAdot,8月7日)
「今回の結果を見て、衆院選で勝てるリアリティーは高まったと感じています。今回の選挙は極めて低い投票率だったのですが、衆院選が盛り上がって投票率があと5ポイント上がり、そのかなりの部分を野党が取れば、与野党が獲得した票は逆転します。今回は内閣支持率が高止まりしている状態での得票数ですから、もしかすると与党の票はこれが上限かもしれない」

確かにこの指摘は当たっているだろう。
自民党は業界団体をまとめる組織選挙を徹底的に行った。
公明党はご存じの創価学会と表裏一体だ。
しかしそれでも自民、公明とも2017年衆院選での比例票より減っている。

一方立憲民主党も減らしているが、かなり「れいわ」に流れている。
しかしこれは山本太郎のアピールが上手くいって、選挙区は「野党統一候補」へ、比例区は「れいわ」へというすみわけが出来ていた。
次期衆院選では「れいわ」と上手く連携が出来れば(候補者のすみわけ)立憲を中心としたウイングが広がることになろう。

問題は国民民主党だ。
次期衆院選で独力で戦うのはかなり難しいだろう。
野党共闘の波に乗らざるを得ない。
安倍晋三の「憲法改正」のために、一本釣りで自民党から鼻薬をかがされた何人かは、どう動くのだろうか?
2017年は小池百合子の主導した「希望の党」があったがために、それなりに票を集めたが、次の衆院選はその希望もない。
現役の自民党議員がいる選挙区はガチンコ勝負になる。
結局、「野党共闘」という船に乗ることが選挙に受かる確率が一番高いだろう。

枝野幸男が「野党共闘」の大きな塊を作ることが出来るか、これからの1年間が勝負所になる。
安倍晋三には韓国と無益な小競り合いをする程度のパワーしか残っていない。
トランプのごますりに徹するのにも疲れたのか、なんとなくトランプ離れが始まったような気がする。
野党陣営にまとまりが出来てくると良い勝負になるだろう。

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