川勝前知事の失言による辞任で静岡知事選が行われている。
この人は割と本音で話すタイプなのだろう、過去にも失言を重ねている。
県庁というのは別の言葉で言うとシンクタンクです。毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたりするのとは違って、基本的に皆さんは知性が高い方たちです。
この程度の失言と言ってはお叱りを被るかもしれないが、辞めたことは残念な気がする。
私が川勝前知事を評価するのは、リニア新幹線について水の問題で反対していたことだ。
このところ工事をしている周辺のため池や井戸などが枯渇する現象が生じている。
JR東海は慌てて工事中止を決めている。
ある意味で川勝前知事の懸念が証明された形なのだ。
ところがこの問題について、立民・国民推薦の前浜松市長鈴木康友氏と自民・公明推薦の前静岡県副知事の大村氏とで大きなスタンスの違いが無い。
川勝前知事の評価とかリニア新幹線の取り組みについて曖昧である。
どちらが知事になっても大きな違いはないだろうが、現状は鈴木候補が先行しているという。
しかし、衆院補選3敗に続いて、自民・公明推薦の大村候補が破れると、岸田政権はいよいよ後がない。
もはや土俵を割るしかないだろう。
島根県に続いて静岡県が岸田政権の命運を握ることになる。