三権とは立法・司法・行政をいうが、その中でも立法府は一段と重要視されている。
ところが安倍・菅政権は「国会軽視」の姿勢が目に余るものがあり、岸田政権も同じだ。
本来ならば衆院議長は、そのような国会軽視の姿勢を正す立場にある。
ところが議長自ら三権の長としての権威を貶めるような行いが続いている。
そして致命傷になるだろうと思われるのが、「統一教会と深くかかわっていた」ことだ。
細田議長は1944年生まれの78歳、東大法学部を出て通産省に入り、その後父親の地盤を継いで衆院議員になった。
幹事長とか官房長官を歴任したが、概して「出来る」という評価を得ていた。
要するに「国家老」として能力を発揮するタイプ。
(主君が参勤交代で江戸へ出かけている留守を預かる家老)
水清ければ魚棲まずといわれるが、少々淀んだ水の中で能力を発揮する。
そんな習性からか、いままで不用意な発言がかなりある。
しかし衆院議長になるとそれは許されない。
「無謬性」が求められるのだ。
だから本来衆院議長にすべき人間ではない。
過去の発言で今にしてみれば大問題になるのが、2013年に次のような発言をしている。
憲法は不磨の大典ではない。法令の一つだ。日本国憲法というと立派そうだが、日本国基本法と言う程度のものだ。
憲法軽視とも思える発言は、今もそう思っているのならふさわしくない。
さらには統一教会と言う韓国の怪しげな宗教団体に、自民党ひいては日本国が蚕食されていた。
その大きなキーマンが安倍晋三元首相であり細田衆院議長なのだ。
細田議長は即刻辞任すべし。