行雲流水の如くに

「柔の理」についてーーーオリンピックとウクライナ問題

「柔の理」は主に武道において研究されている。

「柔」とは、相手の力に無理に逆らわないで、それに順応する意味である。

「天下の柔弱なるもの、水に過ぐるはなし。

而も堅強を攻むる者、能く勝るあるを知る莫し」 老子

柔弱なる水は、ひとたび勢いを得れば如何なるものをも流し去る力を持っている。

柔能く剛を制す」の語源になっていると言われている。

 

少しづつ日の出が早くなっているのが、うれしい。

私はもう十数年来目覚まし時計を使用していない。

それでも目が覚める時は覚める。

 

冬季オリンピックは今日で終わる。

スピードスケートの高木美帆は、「柔の理」を悟り、「武士道精神」の高みに達したのではないだろうか。

1000メートルの決勝に臨む直前の姿からそのようなオーラを感じた。

それは「無の境地」であろうか。

 

ぼたん(2019,2,28)百合が原公園にて

 

ウクライナでメンツをかけた無益な戦いが行われようとしている。

それぞれ言い分はあるのだろうが、愚かなことである。

殺傷のわざの究極に不殺のみちがあることを理解できないようだ。

 

ミモザ(2019,2,28 百合が原公園にて)


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コメント一覧

megii123
まりもさん
こんにちは。
私も老子が好きですね。
北海道の田舎に住もうと思ったのも、そんな価値観に触れることが出来ると考えたからでした。

先日養老孟司さんの本を読んでいたら、ご自分の名前は、孟子からとったそうです。孟子にすると女の子の間違えられるから孟司にしたそうです。
Unknown
おはようございます
無の境地 
朝から何て心地良い響き✨
老子の自然体的価値観が好きです
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