行雲流水の如くに

強者の論理と弱者の論理についてーーようやく新緑の季節に

行いて得ざる者は、反(かえ)りて諸(これ)を己に求めよ  孟子

何かしようと思ってうまく行かないという時は、その原因を外に探さないで、自らの能力などの自分の内側を見よ。

福田恒存は、これは「勝者の論理」だと言う。

このように考える人は少なくて概してうまく行かない原因を他に求める。

これが「弱者の論理」。

でも、弱者でいる方が気は楽である。

何か問題が起きても人のせいにできるから。

最近は強者であるべき政治家も弱者になろうとしている。

「秘書が秘書が」は聞き飽きましたね。

 

ようやく北海道にも新緑の季節が訪れた。

チューリップも咲き始める。

 

「強者の論理」を自分勝手に解釈して「結果さえよくなりゃいいんだ」という人もかなりいる。

こんな強者の論理は御免こうむりたい。

少し視点は違うが、老子の「足るを知る、これを富という」という生き方の方が好ましい。

 

オキナグサ(翁草)

花が終わった後、白毛が密生し翁の白髪状になる。

 

ユーフォルビア


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コメント一覧

megii123
kenちゃん、こんばんは。
今日はガーデニングの為の花苗や野菜の苗を買いにホームセンターへ行ってきました。
今が一番忙しい時期ですね。

若いころは「強者の論理」が中心でしたね。
今は勝ち負けの世界から少し間を置いて世の中をながめています。
孔子から老子の世界へ、という感じでしょうか。

こちらこそよろしくお願いします。
knsw0805
行雲さん、おはようございます。
全ての文章に、行雲さんの心情、死生観が表れているような気がします。私はそんな行雲さんの生き方が好きですし、ファンです。老子の「足るを知る、これを富という」の言葉も深いですね。gooブログ300万人投稿者の中で行雲さんと知り合ったことは私の一番の喜びとなっています。これからもよろしくお願いします。
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