派閥パーティ券裏金問題にけじめをつけようと、岸田首相が「岸田派解散」を打ち出した。
他派閥は「寝耳に水」だったようで、誰がつけたのか「岸田の乱」というらしい。
乱とかクーデターというのは、どちらかというと権力を持つ側に対する反乱を意味する。
かっての最高権力者は安倍晋三であり今は麻生太郎だ。
マスコミはそう考えているのかもしれない。
日本では「乱」というと最終的に鎮圧され失敗したイメージがある。
たとえば「平将門の乱」などだ。
土日の世論調査では岸田内閣の支持率は横ばいだ。下がっているのもある。
岸田の乱は、支持率にほとんど影響しなかった。
その意味では「不発」だ。
逆に友軍だった麻生派や茂木派との仲がギスギスし始めたので、
「不発」というより「自爆」であろう。
岸田首相はそれを悟ったのか、麻生太郎とすぐ辞を低くしての手打ち。
(なんということはない軍門に下った)
「政治とカネ」の問題は、派閥解消などでは無くならない。
政治家に「倫理観を高めろ」などと言うのはヤボの骨頂。
「企業・団体献金の禁止」により根元から断つべきだろう。