このところの自民党議員の乱れ方は目を覆うばかり。
安倍晋三自民党総裁が、一国の総理という立場もわきまえず、「桜を見る会」における公私混同。
さらには公職選挙法や政治資金規正法が疑われている。
トップがトップだから菅原一秀や河井克行、河井案里もぬかるみ状態だ。
説明にならぬ説明をすればするほど深みにはまる。
カジノ法案は「賭博」を合法化しようという法案だから、こんな法案を通した段階で遵法精神が麻痺したのだろう。
参議院の委員会で強行採決した秋元議員を中心に、自民党や維新の議員数人が、中国企業からカネを受け取り。
定番の「羊羹を入れた紙袋」だ。
中国企業は当て馬で、本命はアメリカ企業ラスベガス・サンズやMGMリゾーツだ。
安倍晋三がトランプから圧力をかけられている。
「晋三、分かっているな」というところだろう。
戦後の歴代政権のなかでここまで「従属化」が目に付く政権はない。
敗戦後「対米従属」を選んだのはそれなりに理由がある。
吉田茂首相は従属を通じた自立を目指した。
しかし今の安倍政権は自己の政権維持のための「従属化」だ。見苦しさしか目につかない。
その一方では他のアジア諸国(特に韓国)に対し居丈高に振舞う。
これを卑怯怯懦(ひきょうきょうだ)という。ーー勇気に欠けていたりやり方がずるいふるまい
今日の朝日新聞に載っていたが、「首都の空、手放さぬ米軍」
米軍が管制する横田基地空域は、1都9県にまたがり日米地位協定第6条を根拠に、米軍に委任。日本の民間航空機は米軍の許可なしに侵入できない。
日米地位協定のまともな交渉もできず打つ手なしとか。その上米軍駐留経費の5倍増額を言われている。
「自主自立の気概」が無いからこういうことになる。
日本は米国追随ばかりを繰り返していると、世界(特にアジアの諸国)からも尊敬されなくなるだろう。
結局8年に及ぶ長期政権は、足腰を鍛えずに掛け声ばかりが大きい「神輿担ぎの政権」だったということだ。
(神輿を担ぐふりをして掛け声ばかりがとびかう)