MVCメディカルベンチャー会議

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第20回MVC定例会in大阪

2006年07月16日 | MVC定例会
資産管理と保険をテーマに、川本修氏(アリコジャパン シニアコンサルタント)をお招きして講義いただきました。

1.資産活用の方法としては、預金・証券に加えて保険があります。保険の特徴は、長期運用をする資産管理法であり、税制上の優遇があることです。

2.資産管理の目的は老後のゆとりある生活にありますが、金融広報調査委員会の報告では若年層ほど老後の不安が大きいとの結果が明らかになりました。

3.ゆとりのある生活を保証する経済基盤としては月額38万円という統計結果が出ています。ちなみに最低限の生活費は24万円という数字が出ています。

4.この老後の生活を支えてくれるのが、公的年金・私的年金・自助努力の3本柱です。このうち公的年金制度は国民皆年金・社会保険方式・世代間扶養とういう3つの特徴からなっています。

5.国民年金の年間運用高は50兆円、厚生年金の運用高は150兆円です。現在2.9人で1人の年金生活者を支えている状態が2030年には1.3人で1人を支えることが予想されています。

6.日本は少子高齢化社会を迎え、更に巨額の公債残高を抱えています。一般会計収入47兆円に対して530兆円の公債残高があるということは、家計に例えると月収40万円でローン残高が5300万円あることになります。

7.このような現実を踏まえて、公的年金だけでは老後のゆとりある生活を支えることは難しいと言えます。意識的な資産管理と自助努力が必要な時代です。

8.預金・証券と保険・年金の異なる点は、運用期間中は税負担なく複利運用されることです。また年金・保険金は雑所得・一時所得として受け取るため、利子所得や配当所得より税率が低い点も有利です。

9.私たちの親の世代は、終身雇用で給与は右肩上がり、郵便貯金に預けておけば、10年で倍になるという時代であったため資産管理という概念はあまり必要ありませんでした。

10.それに対して私たちの世代はよく考えて運用しないと資産形成が難しい時代に生きています。上手に安全にお金を運用することが大切です。


参加された方の感想です。


掛け捨て保険と終身保険の違いがよく分かりました。
終身保険を上手に利用すると資産管理という側面でも捕らえる事が出来るのですね。
アリコジャパンの川本さんの丁寧な説明もすごく評判が良かったです。レジメを元に話の膨らまし方がスムーズで、参考にしたいと思いました。
今回は場所がいつもと違い、変化があってよかったと思います。サロンでもあまり沢山の人とは喋れませんでしたが、座ってゆっくり話が出来て良かったです。



説明会に参加させていただきました。
今回のように条件や内容を丁寧に説明して下さる方のお話をきいてから加入しないといけないな、と痛切に感じました。積み立てタイプでもよく聞くと年齢制限があったりして、ある年齢を越すと全くもらえない!とかあるんですよねー。一度お話を聞いておくと知識が増えて違うものです。ありがとうございました。
次回はサロンも参加します!


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