MVCメディカルベンチャー会議

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第74回MVC 定例会in東京

2009年04月11日 | MVC定例会
医療とコミュニケーション技術について学ぶため、杉原桂氏(NLP指導者・多摩ガーデンクリニック小児科院長)をお招きして、「NLP神経言語プログラミング」についてお話いただきました。


①私は昭和大学医学部を卒業後、小児科医として研修し、大学院を卒業し、その後、東京大学で経営学と情報工学を学びました。その過程で、NLPという言葉を知るようになり、2004年に成功の9ステップの著者ジェームズ・スキナーのセミナーを受講し、現在はNLP研究所で指導をしながら学び続けています。


②NLPというのは、neurolinguisitic programmingの略で、神経言語プログラミングと日本語に訳されています。1970年代にカリフォルニア大学サンタクルーズ校の言語学教授ジョン・ブリンダーと、数学科学生だったリチャード・バンドラーによって作られました。


③彼らは、1970年代に心理学の世界で並外れた治療成績を挙げていた、ミルトン・エリクソン、フリッツ・バールズ、バージニア・サティアという3人の治療者の分析をし、1975年に「魔法の構造 第1巻」を出版しました。


④NLPは、経営や診療で大きな効果を表すコミュニケーションの技術であり、どんな分野であれ、その道に優れた人々を研究して、そのパターンを学ぶ方法です。


⑤神経系が外部から受け取る情報の総体は言語によって整理され、脳内にプログラムとして組み込まれ、それが私たちの世界認識の枠組みとなっています。このプログラムは書き換えが可能であり、それが思考の枠組みの変換です。


⑥現状→ゴールという流れの中にリソースが介入するというのが、アウトカムモデルというNLP理論を支えるキーコンセプトです。


⑦こころのコンポーネントというのは、視覚・聴覚・触運動覚・嗅覚・味覚という5つのチャンネルを通じて外部からもたらされる情報が脳内で再現されたものです。どのチャンネルを優位に世界を認識しているかは、個人によって異なります。


⑧医師には視覚や聴覚が優位であることが多く、芸術系のプロフェッショナルは嗅覚や味覚が優位であることが多いという傾向があります。


⑨サブモダリティというのが脳内にある体験のプログラム化した配置に関しては、自分の意思により自由に置き換えることができるという可能性を指します。


⑩NLPについてさらに深く学びたい方がおられたら、2009年5月16日の18時30分から四谷麹町にて第9回医師・歯科医師のためのNLPワークショップを開催しますので、ぜひご参加ください。

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1 コメント

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第9回NLPワークショップのお知らせ (杉原 桂@NLP臨床応用研究会 代表)
2009-04-22 19:34:41
第9回NLPワークショップのお知らせです.
こちらの連絡は転送可ですので、お知り合いの方、興味をもちそうな方に転送してあげてください.

NLPは神経言語プログラミングとよばれ、さまざまな分野でコミュニケーションの改善からはじまる
大きな変化を人におこすツールとして役立っています.

私はNLPの雄、アンソニー・ロビンスの言葉を借りて言えば「あなたの人生の質はコミュニケーションの質できまる」ということを信じています.

ちょっと考えてみてほしいのです.苦手な患者さんや、苦手な上司、苦手な部下に囲まれて毎日を過ごすのと、相性のよい患者さんと相性の良い上司、そして相性の良い部下に囲まれて毎日を過ごすのではどんなふうに人生の質は変わってくるでしょうか?

これまでずっと「問題は相手にある」と捉えてきた次元から、「では自分に何ができるか?」とフォーカスが自分にむいて認識に変化を起こしはじめたとしたら、皆さんの人生の質はどのように変わってくるでしょうか?

NLPは患者さんばかりでなく、こうした即戦力になる、あなたの人生の質を改善していく課題を扱っていくことも可能なのです.


第8回参加者の自由コメント(公開を許可いただいた人のみ)

今日はいろんな「気づき」がありました.最近ネガティブな感情がわいてくることがあったのが「こうありたい」自分(アウトカム)が聴きにさらされるからだと気づかされました.感情と現実を切り離すことやもっと他者を理解するうえで重要なことがあるのだとかんじました.参加できてよかったです.

自分の気づきが解ってよかったです.毎日気づき発見・学びがありうれしいです.アシスタントの方々にもいつも本当に助けられており感謝しています.


日時:5月16日土曜日 18:30-20:30
場所:NLP研究所
東京都千代田区麹町4-3-29 パシフィックシティ麹町ビル4F
地図はこちらのURLをご覧下さい.
http://www.nlpij.co.jp/whats_inst/map.php

【地下鉄】
1) 有楽町線:麹町駅から徒歩約2分 ~1番出口~
2) 半蔵門線:半蔵門駅から徒歩約5分 ~1番出口~
3) 丸の内線・南北線 四谷駅から徒歩約12分。 ~1番出口またはJR麹町口出口~

費用:3000円(当日;領収書あります)
医学部・歯学部学生は無料になります.(^^ゞ

※NLP研究所にお願いして場所を借りております.
主催は杉原個人にありますので、お問い合わせは杉原のほうまでお願いします.

医学博士 杉原 桂 SUGIHARA Katsura M.D.,Ph.D.
206-0033 東京都多摩市落合1-35 ライオンズプラザ多摩3F
多摩ガーデンクリニック 小児科・皮膚科
http://tama-garden.com/
TEL:042-357-3671
FAX:042-357-3673



東京にはちょっと距離と時間が・・・
という方のうち、中国地方の方ならば広島NLP臨床応用研究会がおすすめです.

NLP研究会はアメリカからロバート・ディルツ氏の直弟子の在米日本人の
木蔵さんの登場です。催眠療法では、ミルトンエリクソン財団の会長
グリーンリーフ博士とも親交の厚い方です。
☆第84回広島NLP臨床応用研究会☆
とき 平成21年4月23日(木)午後6時30分~
ところ 〒739-0133東広島市八本松町米満198-1
広島県立障害者療育支援センターわかば療育園管理棟3階講堂
電話082-428-6672  FAX 082-428-6670

演題と講師

演題「ヒプノセラピー(催眠療法)入門  ~セルフヒプノシス(自己催眠)で気づきの世界を拡げよう~」
講師  KEY Institute代表 MBA 米国認定臨床催眠療法士 NLP University客員講師
木蔵(ぼくら)シャフェ 君子先生

会費 一般2000円 学生1000円(年会費 一般6000円 学生3000円)

主催 広島県立障害者療育支援センターわかば療育園医療科
連絡先
わかば療育園 洲浜(医療科)・井上(臨床心理士)
電話082ー428-6672 fax 082-428-6670

☆医療者向けNLPセミナーはこちらから!!!
http://www.geocities.jp/kodomokokoro/NLPmedics.htm

☆本場アメリカからNLPの魔術師シド・ジェイコブソン博士来日講演は
http://www.geocities.jp/kodomokokoro/SidSeminar-Hiroshima.html
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