歌舞伎に「おむこうさん」は必須です。この人たちがいないと、クリープを入れないコーヒーみたいになってしまいます(古っ)。
「おむこうさん」とは、芝居のキメの場面(芝居の見せ場、見栄を切ってるところ、役者が登場するところ、等々)で掛け声をかける人たちのことです。これ松竹に雇われてるやらせじゃないんですよ。純粋に芝居の好きな人が集まって、そういう集団(東京では「寿会」「弥生会」「声友会」の3つがあります)を作って、で、自主的にやってるそうですが、芝居通でないと勤まりませんね。要は、筋とか役者とか全部把握してるわけです。そうでないと、あんだけ絶好のタイミングで、声掛けれるわけないですもんね。次はどうなる、誰がでてくる、役者はこうするってのが全部頭に入ってないとあのタイミングとコンビネーションはできません。だいたい三等席にいますが、かっこいいんですよ。さっと声を掛けて、すっと次の場面まで席はずしたりしてして、で、また出てくる。なんだか知りつくしているって感じです。
掛け声もいろいろありますが、やっぱり屋号がいちばん多いかなあ。勘三郎だと「中村屋」、菊五郎だと「音羽屋」、団十郎は「成田屋」・・・って具合ですね。あとは住んでいる所。芝翫さんの「神谷町」はよく耳にしました。二代目松緑さんは「紀尾井町」ですね。
襲名のときには「○代目」ってのもよくききます。福助の襲名の時には、「九代目」、三津五郎のときは「十代目」って掛かってました。勘三郎は「十八代目」ですね。どうでもいいんですが、福助襲名公演のとき「Fukusuke 9」って書いたTシャツが売ってたのはちょっと笑いましたが・・・
汎用的なやつでいうと、「待ってました」「ご両人」「日本一」「大当たり」とかでしょう。
機会があったら、おむこうさんの掛け声にも注目してください。これがないと、ほんとクリープのない・・・(しつこいって)。
写真は、宝塚の夕暮れです。
「おむこうさん」とは、芝居のキメの場面(芝居の見せ場、見栄を切ってるところ、役者が登場するところ、等々)で掛け声をかける人たちのことです。これ松竹に雇われてるやらせじゃないんですよ。純粋に芝居の好きな人が集まって、そういう集団(東京では「寿会」「弥生会」「声友会」の3つがあります)を作って、で、自主的にやってるそうですが、芝居通でないと勤まりませんね。要は、筋とか役者とか全部把握してるわけです。そうでないと、あんだけ絶好のタイミングで、声掛けれるわけないですもんね。次はどうなる、誰がでてくる、役者はこうするってのが全部頭に入ってないとあのタイミングとコンビネーションはできません。だいたい三等席にいますが、かっこいいんですよ。さっと声を掛けて、すっと次の場面まで席はずしたりしてして、で、また出てくる。なんだか知りつくしているって感じです。
掛け声もいろいろありますが、やっぱり屋号がいちばん多いかなあ。勘三郎だと「中村屋」、菊五郎だと「音羽屋」、団十郎は「成田屋」・・・って具合ですね。あとは住んでいる所。芝翫さんの「神谷町」はよく耳にしました。二代目松緑さんは「紀尾井町」ですね。
襲名のときには「○代目」ってのもよくききます。福助の襲名の時には、「九代目」、三津五郎のときは「十代目」って掛かってました。勘三郎は「十八代目」ですね。どうでもいいんですが、福助襲名公演のとき「Fukusuke 9」って書いたTシャツが売ってたのはちょっと笑いましたが・・・
汎用的なやつでいうと、「待ってました」「ご両人」「日本一」「大当たり」とかでしょう。
機会があったら、おむこうさんの掛け声にも注目してください。これがないと、ほんとクリープのない・・・(しつこいって)。
写真は、宝塚の夕暮れです。