やっぱおもしろいです。
シュッ、ボッッというバックシャッター音といい、ファインダといい、やっぱりすごい!ファインダのこの立体感はなんなんでしょう!思わず「とびだす絵本」かって、つっこみいれたくなりますわ。。。
初演のときからずっと気になっていたけど、ずっと見ることができなかった『野田版 研辰の討たれ』がシネマ歌舞伎として上映されることとなり、ちょっと観にいってきました。
http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/togitatsu/index.html
これは木村錦花原作の歌舞伎狂言『研辰の討たれ』をあの野田秀樹が新しい視点で書き直し、演出したものです。
演出はもちろん、舞台装置もまんま夢の遊眠社ですね。役者の個性を上手に引き出し、でもそれを逆手にとる。歌舞伎という伝統芸を現代風にアレンジしてひねくり回す。勘三郎はともかく、福助の素っ頓狂ぶりとか、三津五郎がうひょひょひょって小躍りするところなんざちょっと思いつかないし、だんまりがいつのまにかウェストサイドストーリーみたくなったりとか、ね。そうやって、いつの間にか野田ワールドに魅せられてました。でも、歌舞伎。紛れもなく歌舞伎。そのむかし八代目幸四郎(今の幸四郎のお父さん、初代白鴎)が「歌舞伎役者が演じればそれは歌舞伎です」と言ったけど、なんとなくわかる気がする。
テーマは「無責任な大衆」ってところでしょうか。赤穂浪士事件ですっかり美化された仇討ちに、勝手にあこがれ関わろうとする余り、討つ側の辰次に言い寄る、ところが辰次が実は仇討ちされる側だとわかるや今度は辰次が討たれることを望む。辰次の生への執着を目の当たりにすると翻って助けてやれと言い出す。。。
現代にも通じるこの普遍的で、どうにかしようにもどうしようもないテーマ。野田秀樹が数多い歌舞伎の演し物のなかで『研辰』を選らんだ理由はそこらへんにあるのかもしれません。
いいもん、観させていただきました。次は時間を作って『鼠小僧』にいきたいと企んでいます。
移動の途中で、発売されたばかりのペンタK200Dをさわってきました。
ボディは、防塵防滴のシールドを配しているためか、かなりしっかり感があります。K100Dに比べて剛性は格段にアップしてますね。グリップは少し深くなっている印象、若干重たくなったようだけど、全体のバランスがいいためか、重さをまったく感じさせない。シャッター音はまんまK10Dで、K100Dよりずいぶんマイルド。ショックも少なく、いい感じです。個人的には、ニコンの金属的なシャッキーンっていうのが好みだけど、これも悪くない。ファインダーはK100Dと同じでした。ま、仕方ないか。でもK100Dもペンタミラーの割にはよくできているほうなので及第点といったところ。最近流行のライブビューはないけど、でも僕は必要性を感じないので、いらない。店頭でさわってきただけなので、絵はよくわからないけど、でも巷での評判は良いみたい。
結論として、これいいかも。う~ん、欲しくなってしまった。。。
写真は、(もうすぐですね)赤坂サカス。
写真は、映画の中で印象的に使われてた、平安神宮神苑の桜です。
ところで、
ビデオにとってドラマ『鹿男あをによし』を楽しみに見てる。今週の放送に明日香村出てましたね。飛鳥駅から貸し自転車で、石舞台古墳、稲渕の棚田、高松塚古墳。。。自転車使ってもけっこうしんどいと思うぞ。
あ、黒塚古墳資料館も出てたけど、これは明日香村にはございません。天理です。みなさま誤解のないように。。。
写真はずいぶん昔に撮った明日香村。ひどい写真だ。。。