政府は1996年に科学技術創造立国を目指して、ポスドク(博士研究員)1万人支援計画を打ち出しました。またそれと平行して大学の優れた研究テーマを支援する「21世紀COEプログラム」も発足させました。
計画自体は異議を差し挟むものではありませんが、問題は中身です。今ポスドクの大量失業問題が起きています。ポストドクが企業のニーズにこたえられる人材に育っていないことが一因だといわれています。同様に、高額な資金が投入された研究テーマの中には、十分な成果が得られていないものが少なからずあるといわれています。
もしもそうだとすれば、これも国の税金あるいは資産の無駄使いだといえるでしょう。政府は、このような基本的な政策を推進するに当たって、いささか拙速すぎるように思えてなりません。一気に進めようとするのではなく、結果を見ながら慎重にことを進めようとする姿勢が大事ではないでしょうか。
「シュウメイギク」(昭和記念公園)
計画自体は異議を差し挟むものではありませんが、問題は中身です。今ポスドクの大量失業問題が起きています。ポストドクが企業のニーズにこたえられる人材に育っていないことが一因だといわれています。同様に、高額な資金が投入された研究テーマの中には、十分な成果が得られていないものが少なからずあるといわれています。
もしもそうだとすれば、これも国の税金あるいは資産の無駄使いだといえるでしょう。政府は、このような基本的な政策を推進するに当たって、いささか拙速すぎるように思えてなりません。一気に進めようとするのではなく、結果を見ながら慎重にことを進めようとする姿勢が大事ではないでしょうか。
「シュウメイギク」(昭和記念公園)