月島だより

この目で見たこと感じたこと

ハナミズキ

2005-04-29 12:02:40 | 隅田川散歩

新宿御苑を歩いていたらハナミズキに出会いました。桜が過ぎて、いよいよハナミズキの季節ですね。ハナミズキといえば北アメリカが原産地。日本が桜といえば、アメリカはハナミズキ。英語ではDOGWOOD。1917年に日米親善行事の一環として桜とひきかえに日本に送られてきたという。今では日本中いたるところでハナミズキが見られる。
ぼくはアメリカ大陸の原野に咲いているDOGWOODが大好きだ。5月ニューイングランドの草原に一斉に咲きだすDOGWOODは本当にすばらしい。今でも春になると思い出す。
アメリカ人はよほどDOGWOODが好きと見えて、春になると、アメリカ各地でDOGWOOD FESTIVALが開かれる。自然と親しむ、アートを楽しむ、環境を大事にする、子供達と遊ぶといった行事で家族ぐるみで住民が楽しむ行事のようです。
DOGWOODといえば、もう一つ戦後人気を呼んだアメリカの漫画ブロンディーを思い出す。そこに出てくるアメリカの中流家庭の生活は日本人の憧れの的だった。賢くて陽気なブロンディー夫人と、お人よしのダグーッド。そのダグーッドがDOGWOODと知ったのは大人になってからだ。

ハンカチノキ

2005-04-28 23:31:31 | 隅田川散歩

新宿御苑ハンカチノキが咲いているというので見に行った。高さ10m程度の木一面に白い花を咲かせていた。白いハンカチのように見える部分は葉が変化した苞で、花は中央の球だそうだ。ちょっとした見ものだった。このハンカチノキの原産国は中国で、日本では珍しいそうだ。小石川植物園にもあるという。

谷口吉生 MoMAの設計者

2005-04-27 13:06:30 | 隅田川散歩

東京オペラシティーアートギャラリーであたらしいMoMA(ニューヨーク近代美術館の設計者谷口吉生の展覧会が開かれていた
。彼は私の中学時代の同級生である。どうしてそんなえらくなったのか?
MoMAの改造に当たっては、世界一流の設計者が10人応募し厳しい審査の結果、彼が選ばれたという。展覧会の映像や模型を見る限り、来館者までが芸術作品に参加しているようなファンタジックな空間がそこにあった。
彼の建築の特徴は緻密に計算された光と影の効果で、一歩足を踏み入れるとまるで異次元に来てしまったような錯覚すら覚えるという。早く本物がみたいなあ。

三遊亭遊三リサイタル

2005-04-18 11:01:17 | 隅田川散歩
国立劇場演芸場に三遊亭遊三の落語生活50周年記念里賽樽(リサイタル)を聞きに行った。弟子の小遊三や矢崎滋の出演もあり、愉快なひと時を過ごした。
遊三の演目は「やかん」と「文七元結」。ことに「文七元結」は、江戸っ子かたぎ丸出しの左官屋長兵衛の物語で、遊三師匠独特の語り口に思わず涙を流して笑ってしまった。
やはり生は良いですな。遊三師匠は浅草生まれの67歳。ぼくと同じ年。地味なお人柄とお見受けしたが、さぞかし多くのファンがいることだろう。
最初に演じられた、若い女講談師神田蘭の「桂昌院」も面白かった。今風ギャクを入れながら、八百屋のお玉が徳川3代将軍家光の寵愛を受け5代将軍綱吉の母となる出世物語。結構いけた。

マシュー・ボーンの白鳥の湖

2005-04-16 13:11:51 | 隅田川散歩

切符が手に入ったので、マシュー・ボーンの白鳥の湖を渋谷のオーチャードホールで見ました。
白鳥はすべて男性が演じており、その迫力に圧倒された。ザスワン役のホセ・ティラードがとてもダイナミックだった。有名な四羽の白鳥の踊りも優雅というよりも滑稽な面白さがあった。
チャイコフスキーのクラッシックバレエがこれほどまでに現代的にアレンジされているとは。1995年のロンドンで初演されたというから、初演からもう十年になる。

佃住吉神社

2005-04-13 10:02:02 | 隅田川散歩

佃を歩いているとまず目に付くのは住吉神社
佃島は家康が江戸に幕府を開いたとき、大阪摂津国佃村(現在に大阪市西成区)の漁民30名を江戸に呼び寄せ、隅田川河口の三角州を埋め立て嶋を作り、そこに彼らを住まわせたという。
佃の住吉神社もその関係で、摂津の田蓑神社(住吉神社)から分霊され、1646年の創建された。
4月のはじめ訪れたときはオオシマザクラとシダレザクラが美しく咲いていた。

佃天台地蔵尊

2005-04-12 19:55:19 | 隅田川散歩

佃島を歩くと歴史的建造物や碑にいろいろお目にかかる。
佃天台地蔵尊もそのひとつ。看板があるので、それにしたがって幅1m程度の路地を入ってゆくとお地蔵さんにお目にかかる。路地は中ほどに洗濯機が置いてあり、私道ではないかと心配するほどである。お地蔵さんの入り口には大きな杉の木が一本、中に入ると高さ1m、幅50cmほどの石碑があり、確かにお地蔵さんが彫られている。石碑には子供達の守護、長寿延命、家内安全、所願成就と書いてある。
天台寺門宗の総本山である滋賀県大津市にある三井寺や比叡山延暦寺に関係のあるお地蔵さんであろう。小さなお地蔵さんであるが、いつでもお花が飾られ水が打たれており、熱心な信者さんがいるのでしょう。お地蔵さんの由来をもっと知りたくなった。

ゲンペイモモ

2005-04-09 22:39:45 | 隅田川散歩

晴海トリトンスクウェアの一角にゲンペイモモというピンク、白、ピンクと白の混じった花が一本の木に咲いている、珍しい桃に出会った。交配して作った観賞用の桃だろうが、見ていて飽きない。
桃の原産地は中国の黄河上流だそうで、日本には弥生時代にやってきたようだ。以来観賞用および食用としていろいろ改良が施されたのだろう。

馬酔木

2005-04-04 22:41:19 | 隅田川散歩

勝鬨橋をわたって晴海に向かって歩くと朝潮運河があり、その東側に晴海トリトンスクウェアがある。川沿いにはテラスがあり、さまざまな木や花を楽しむことができる。
アセビが咲いていた。うす紅色のつぼ型の花はぶどうの房のようだ。
漢字では馬酔木と書く。葉に「アセボチン」という有毒成分が含まれているため、馬が食べるとしびれることから名づけられたという。花言葉は秘密の恋またはプラトニックラブ。葉に毒があるからなのか、花の色形から来ているのか、少し意味深である。

サンシュユ

2005-04-04 10:46:32 | 隅田川散歩

佃公園の隅田川沿いに木一面に小さな黄色い花が咲いていた。サンシュユという花だそうだ。少し地味な花だが、春一番になると咲くので、ほのぼのとして気分になる。
この花の原産地は中国大陸で、江戸時代に漢方薬として輸入されたそうだ。
秋になるとグミのような赤い実になるので、それを乾燥後、粉にして薬にする。強壮剤、めまい、夜尿症に効くという。果実酒にすることもできる。お試しあれ。