月島だより

この目で見たこと感じたこと

アラン・チューリング

2013-04-28 15:06:01 | つれづれなるままに
 英国の科学者の団体が、20世紀の英国で最高のイノベーションは何かという質問を科学者にしたところ、1位に選ばれたのが数学者チューリングによる「万能機械の理論」だった。コンピュータの理論的基礎を築いたという。
 彼の業績についてまったく知らなかったが、彼は同性愛の罪で逮捕されたことがあったそうだ。そのことが彼の経歴に陰を落としてきたようだ。
 イギリスのブラウン首相は、最近になって彼に対する政府のこれまでの仕打ちについて謝罪した。
 なんだか、興味がある話ですね。

青年の船

2013-04-06 09:54:42 | NYの思い出
 1968年の初夏のある日、仕事でアメリカの西海岸に出張したときのことだった。朝サンフランシスコのホテルをチェックアウトしようとしたら、日本からの若い女性の団体がロビーにあふれていた。たずねてみると日本政府の支援のもとに「旅行しながらアメリカを学ぶ」というグループだった。数週間後には東海岸にも行くという。
 ニューヨークに来たら街を案内してあげると言ったら、彼らは予定通りニューヨークにやってきた。事務所の同僚達をかき集めて、街を案内した。その晩は90丁目付近にあるナイトクラブで食事をしながら、ダンスをして楽しんだ。
 
青年の船は今でもあるのだろうか?

日本語英語

2013-04-02 09:40:19 | NYの思い出
 駐在員時代、日本語になっている英語で苦労した思い出が二度ある。
 一つは、展示会が開かれているニューヨークコロシアムに行こうと思ったときのことだった。タクシーの運転手さんに「ニューヨークコロシアム」と何回告げても、いっこうにわかってもらえなかった。運転手さんが「コリシーアム?」と訊いてきたので、「その通り、その通り」とあいなった。
 もう一つは、日本からの出張者がポリエチレン発泡体製品の売り込みに来たときだった。ハリウッドの近くにあった女性用のブラジャーメーカーを訪問した。先方の社長に「ブラジャー、ブラジャー」といくら話しても理解してもらえなかった。最後にこちらが、おそるおそるブラジャーのサンプルを見せたら、社長が一言”Oh1 Brassiere"(オオ!ブラジーア)。
 二つとも日本語になっていたので油断して、その場に及んだため、理解してもらえなかった。
「日本語英語に要注意」でした。