ハナシノブ

なんと美しい花でしょう。
ハナシノブは日本固有種で九州の阿蘇の草原にだけに自生しているそうです。
阿蘇は過去の火山活動により森林が破壊され草原になった。その草原だけに自生する草花が何種類もあります。
これらの草花は近年心なき人たちが持ち去ることもあり、絶滅が心配されています。
1995年国内希少野生動植物種に指定され、環境省では「阿蘇草原再生推進計画」のもとに草原の再生保全に取り組んでいます。
新宿御苑では許可を受けてハナシノブの株を増やすことに取り組んでいるそうです。

オオオニバス

アマゾン原産のオオオニバス。葉の直径が２メートル以上あります。面白いですね。
このオオオニバスの葉は水面に接しており、水ともなじんでいます。だからハスの仲間ではなく、スイレンの仲間かもしれませんね。

ヒメスイレン

新宿御苑温室に咲いていたヒメスイレンです。実にかわいらしい。
ヒツジグサから改良されたものらしい。
今はお店で簡単に手に入れることができるようです。

アジサイ

梅雨の季節はやはりアジサイですね、日本のアジサイは特に味わい深く、愛好家が多いようです。いったん興味を持つとはまってしまうらしいです。
先日六義園で日本アジサイ協会の山崎先フサコ先生案内のアジサイツアーがあり参加しました。先生のお話を聞いていると、アジサイの味の深さに魅せられます。
六義園と新宿御苑で撮ったアジサイをいくつか紹介します。主として伊豆、房総半島に自生するガクアジサイのようです。

ミルトニア

初夏に咲く南米原産のランです。
ミルトニアにもいろんな種類があるらしく、これはミルトニア・プルートというそうです。
パンジーに似ているのでパンジーオーキッドとも呼ばれています。
きれいですね。

アザミケシ

熱帯アメリカが原産のアザミケシ。
とても可憐です。
葉はアザミそっくりです。
この花の実から麻薬が取れるなんて、なんだか空恐ろしいですね。
アザミケシの花は黄色が多いようで、こちらはシロアザミケシというそうです。

キャットテール

西インド諸島原産のキャットテール。
日本の野原に生えているネコジャラシ(エノコログサ)にちょっと似ていませんか？
ネコジャラシはこのごろ見かけませんが、子供のころよく遊んだことを思い出しました。くすぐったいんです。

ナンヨウサクラ

キューバが原産のトウダイグサ科の植物で、正式にはヤトロファ・ハスタータ
というそうです。
赤がすばらしい。
花びらが5枚あり、可愛さもあってナンヨウサクラと呼ばれているのでしょう。でも、桜とはすこし違いますね。

ヤハズカズラ

ヤハズカズラは熱帯アフリカが原産だそうです。
花の真ん中の黒がなんともいえず魅力的です(写真がもうひとつで、わからないかも）。

パイプカズラ

新宿御苑の温室で見かけたパイプカズラの花には思わず足をとめました。
ブラジルが原産地です。なんだかとても魅惑的です。
パイプカズラのパイプという名前は、実がタバコのパイプに似ているからつけられたそうです。
。

新宿御苑のリュウゼツラン

今新宿御苑の温室にリュウゼツランの花が開花しました。
メキシコ原産の木で100年に一度咲くといわれる珍しい花です。ただし花といってもおしべとめしべが飛び出しだ形の花で見た目にはあまり面白くありません。
新宿御苑ではここ数年違った種類の花が咲いおり、今年の花はサケリュウゼツ（酒竜舌）という種類だそうです。
高さが約7mもあり、なんだかおどろおどろしい感じです。

ヤマアジサイ

ブナ林などの広葉樹林の谷筋に生えているようです。
別名はサワアジサイ。
観賞用のアジサイと比べて地味で、いかにも山間に自生している感じですよね。

ビョウヤナギ

無数に生えているおしべの花糸が光輝いて美しい。
日本語では未央柳と書くそうです。
葉が柳に似ているから付けられたとのことですが、あまり似てるようには見えませんでした。

カシワバアジサイ

葉が柏に似ているからカシワバアジサイ。
アジサイは日本が原産ですが、こちらは北米が原産。
ちょっと野生を感じますね。
花の色は白だけだそうです。

ヘメロカリス

見事な花です。晴海のトリトンスクエアに咲いていました。なんだか南米産に見えませんか。
北海道やサハリンが原産であるニッコウキスゲの仲間です。ヨーロッパで品種改良されて戻ってきたそうです。