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祝!まつゆう*Webで情報発信15周年。

2013-11-22 13:02:01 | Info
私がWebで情報発信をはじめたのは、1998年11月22日のことでした。
今日で、丸15周年です。


私は当時、広告(CMや企業ポスター)をメインに出演するモデルをしていました。当然、クライアントが大きな企業なのでできるだけ清潔感が有り、その会社に染まりやすく、個性が強すぎないことが必至条件。そのお陰でたくさんの良いお仕事に巡り合えました。良くも悪くも、個性薄めな私だったわけです。

しかし、私は19歳の頃に付き合っていたボーイフレンドのお陰で相当な"映画好き、サブカル好き"へと成長してしまっている一面も持っていました。彼が、下北在住だったのでレトロでマニアックなものが好きになっていったわけです。

そうすると、どんどん貯まる「清潔感あふれる女子」を演じる自分へのフラストレーション。「本当の私はこんなんじゃないの!」的な、中二病思想(笑)古着、古い映画、可愛いもの、色んなモノが好きな私が出した結論は

「フリーペーパーを作ってみよう!」

しかし、作るには
お金、時間、労力、配布する人材…etc
色々、必要なわけです。

そんな悩みを仕事で知り合ったメイクさんに相談してみたら
「ホームページって知ってる?それでやってみたらどう?世界中パソコンがあればどこでもみれるんだよ。」と、教えてくれたんです。

「インターネットってなんですか?ホームページってなんですか!?」

即効その日の帰り道、親にお願いして貯金からパソコンを買ってもらう許可を得て自宅へと買って帰ります。お店の人に「ホームページが作りたいです」といって、それ用のソフトも購入。すぐさまネットにも加入。当時は深夜しかネット使い放題ではなかったから夜中にすんごい作ってた(笑)レベルで言えば、電源だって、ボタン押してプチッと消しちゃうような状態。

そして、丸3日間かけて作ったのが、見てくださる人を読者と設定して読ませるスタイルをとった雑誌感覚のウェブサイト「chelucy(チェルシー)~magazine style HP!」


自分でも今考えると凄いなと思うエピソードがあるのですが、SEOなんてみんなが言ってなかったというかGoogleがまだなかった時代に、Yahoo!で検索して「chelucy」ってスペルが、1件もヒットせず、完全オリジナルであることを確認して、更にタイプデザインが可愛いからこのスペルを決めました。(本当はこれだと読みがチェルーシーだし(笑))

そして、オリジナルである名前も決まったところでスタート!

Fashion、Music、Culture、Columnを、"松丸祐子編集長"が世界の女の子へ向けて独自の目線で切り抜く、今のFashionブロガーのスタイルに近いものだったと思います。

まず、サイトを作る上での工夫は本名の松丸祐子で、エゴサーチしてみたこと。

私は、CMの他にTVや映画にもチラッとでていたので検索してみると、私はネット上では『新人アイドル』と定義されていることに気づきました。

これは、まずい!
明らかにネット民に女子がいない。女の子サイトといえば、セクシーなネットアイドルさんと素材屋さん。そして、当時「chelucy~magazine style HP!」のようなサイトはほぼ皆無だったので、女の子ではなく「松丸祐子」ちゃんを知っている男性陣が集まってしまう可能性がある。ということに気づきました。

数少ないネットにいる女子を集めるには
・普通の女子がやっている
・明らかに男子が入りにくい女子向けでなくてはいけない!


と思い、名前を「松丸祐子」から「まつゆう」へ変えたのです。
(※のちに姓名判断により、まつゆう*へ改名します。)
女子サイトであることが定着してからは、本名は公表しました。

chelucyは、スタート時は3人組で
編集長、デザイナー、カメラマン、スタイリングが:まつゆう*
スタイリング、イラスト、モデル:親友のよしけい
モデル:妹のミズタマ

でした。
メンバーの方向性の違いや、結婚出産を経て、一人になりすべてやるようになったのは、丁度ブログが日本に上陸した10年ほど前。chelucyの名前は残し、更新をHTMLタグ打ちからブログへ変更しました。ここから、自分でモデルをやるようになります。


というかんじで、ずーっとライフワークとして続けてきたWebでの情報発信。ここではとても書ききれないほど、色々な事がありました。Twitterのフォロワーが一気に増えたり、アヒル口が流行ったり、ある日、突然ファッションブロガーブームが来て、ブロガーのまつゆう*さんと呼ばれてみたり。全部、計算して起きたことではないので、とっても不思議な体験でした。ただ続けていたらマッチするポイントがあったというか。やってることはずっと変わらないのに面白い人生です。
・全部の歴史はWORKSに書き記してありますのでお暇があればどうぞ!


20歳の頃には、「35歳くらいになったらお母さんの役とかしてるんだろうな。」「子供産んでるんだろうな。」とか思っていました。日本のカルチャーでは若い女性が良くて、年が行けば行くほど難しくってなってしまうでしょ。だから、まさか海外とお仕事をさせていただいたり、カッコイイ媒体や可愛い媒体、テレビや、広告などの仕事ができて、Partyにもお誘い頂ける、そして大好きな映画にコメントを寄せさせてもらっている!自分の個性を出したいけど出しちゃいけないと思っていたのに、自分自身の個性を武器に仕事ができているとは15年前の自分にとって思いもよらないでしょう。

最近、私を知った人も多いと思ったので、徒然と15年間のことを簡単に書いてみました。

自分でもこれだけ長く続けることが出来たのは、ひとえに応援してくださった皆さんのおかげだと思っています。いつもありがとうございました。

人生は何がおこるかわからない。だから面白いんだ!
まつゆう*見てるとそう思うよ。って思われる人であり続けられたらなと思います。

さぁ、20周年には何をやっているのでしょう?
今から楽しみでしょうがないです。

2013年11月22日 まつゆう*

PS
今回は、2000年に制作した画像を掲載してみました。懐かしいし、まだクオリティも低いですが、若さと勢いを感じるな(笑)