まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

貧困率、日本はアメリカに継いでOECD第2位

2007年10月11日 | その他
 今日の毎日新聞夕刊で「格差とは」特集で、貧困率で日本はOECD内でアメリカの13,7%に継いで13.5%であったことが示されています。これは、同志社大学の橘木俊詔教授が既に9年前から問題提起していたものです。

 虹と緑の500人リスト運動の昨年2月の政策研究会で講師の橘木教授からこのことを指摘され、その時点で改めて「格差社会」を考えさせられたものです。この貧困率とは、国の平均所得の半分以下しかない低所得者の割合を示すものです。

 しかも、それは最初に受け取る所得と税の再配分によって示される所得の2種類があり、日本は再配分の結果が、OECD内で第2位ということです。デンマークが確か貧困率は一番低かったと思います。

 しかし、最初に直接受け取る所得の貧困率は、実はデンマークのほうが高いのです。つまり、税の再配分によって日本はデンマークを追い越してアメリカの次にくるのです。まさに貧困率は政治そのものの表現であるということになるのです。

石川知事、制限表面区域に代執行を決断

2007年10月10日 | その他
 神奈川県議会は、松沢成文研知事が3度に渡って提案してきた知事の多選禁止条例を全会一致で可決したとの事です。「大統領並権限」とも言われる県知事の長期政権は、福島県、和歌山県、宮崎県の例を見るまでもなく腐敗の温床につながります。

 静岡県知事も既に4選、多選批判に「長期政権と腐敗は関係ない」との持論を展開し、09年7月の知事選挙には沈黙を押し通し、5選出馬要請を待つかのような態度に終始しています。「がん入院」がどんな影響をもたらすのか。

 こうした中、石川知事は、制限表面区域への強制代執行を決断したとのマスコミ報道です。権力主義と道理なき空港建設、果たして「採算ベース」をクリアできるのか、何の展望もありません。この代執行が09年3月の開港と7月知事選挙にどう影響するのか。

 ただ、反対派も、共有地権者が自主伐採の姿勢を見せるなど「高等戦術」で臨んでいるところもあり、代執行に至るのかどうか、予断を許しません。一方で、着地点をどこに定め、運動の大義をどこに置こうとしているのか。

 抗議の焼身自殺を井上英作さん、今も県庁別館に置かれ続ける花を見ながら、天で何を語りかけているのか。「松谷さーん、なにしてんの、闘いだよ」。

”癒し”と”治し”

2007年10月09日 | その他
 今日の静岡新聞トップは、北海道大学の小学4年から中学1年の児童生徒738人に医師が直接面談した北海道大学調査チームの報告結果の報道です。自殺者3万人の原因にうつ病が上げられている中、注目の調査ということになります。
 
 夕刊に日本ホリティック医学協会会長の帯津良一さんの連載コラムがありました。テーマは「バリ島の夕日」として「癒し」について展開しています。「”癒し”は昨今、ちまたに氾濫し、安易に使われている感もなきにしもあらずだが、あたかも機会の修理のように直す”治し”に対する言葉で、生命のエネルギーを高めることをいう」と。

 国会審議でも格差問題が論じられていますが、市場主義を導入した構造改革の政策選択結果としての議論が主流ですが、一方で、格差が是正されるその内実に”癒し”の価値判断を伴うことなしに「豊かな社会」イメージが膨らみません。

 自民党対民主党の論戦にこうした問題がどのように扱われていくのか。二大政党制の中で第3の道がそこにあるように思います。勿論、それは宗教的政党の存在でないことははっきりさせておかねばなりません。

姉から父母の一緒の写真

2007年10月08日 | その他
 姉から父母の老健施設「サンクス」での二人で一緒にいる写真がネットで送られてきました。本当に一緒のところにいけてよかった、と思いました。父も小千谷病院にいた時の顔色よりいい感じがします。

 母親もいつものようにマイウエイという感じで飄々としています。父も努力家でしたが、母もそうであったということをリハビリの姿勢を見ていると強く感じます。その血筋は私に継がれているな、と自分でも思います。(思い上がり?)

 今日は地元町内の運動会、役員の皆さん、8時前から準備活動に入り、私が体育館に着いたときは既に大半が終わっていあmした。集合は8時なんですが。役員のMさんが80歳以上の人でも運動会に参加できる種目と魚釣り競技を準備。

 15匹の魚を型紙を作って用意。釣竿は本物のようにしなります。釣竿の先に魚をの形の厚紙に磁石を3つ両面テープでくっつけてありました。どうして3つも?と聞くと「ちゃんと実験して高齢者でも連れるように研究してんだよ」。

 80才以上の参加者といわれた時、当然にも父母のことを思い出しました。80歳以上でも運動会に参加できる人、誰が来るかなー?私は9:30から労働団体の大会があり、中座せざるを得ませんでしたが、どうなったのかな?

「90%の確立で勝訴する」浜岡原発止めよう裁判弁護団長

2007年10月07日 | その他
 10月26日の判決日を目前にして「浜岡原発運転差止訴訟 勝利を目指す全国集会―地震の前にすぐ止めよ―」が労政会館で200名近い参加者の中で開催されました。近藤正道参議院議員から「柏崎刈羽原発で何が起ったか」の講演。

 海渡雄一弁護士から「浜岡原発は東海地震に耐えられない」と訴訟の争点解説。河合弘之弁護団長から「この裁判は90%の確立で勝利する。勝っても被告は控訴し、高裁・最高裁。負けても、原告は控訴、いずれにしても勝つまで闘い続けなければならない」と激。

 近藤議員からの報告で、新潟県議会で自民党の代表質問で「安全が前提で原発を推進してきたが、この状態では廃炉もあるのか」の質問に泉田知事は「場合によっては廃炉もありうる」との答弁があった、と。すごい答弁です。石川知事に聞かせたい。

 最後に10月26日の勝訴は200%、と仮処分原告団事務局長の馬場利子さんが集会を締めくくりました。まさに、勝利の確信、です。

 

政策ネットワーク・虹と緑・静岡県と地域政策研究所・しずおかの研修

2007年10月06日 | その他
 9月議会を終え、新人議員の皆さんがどんな経験をつみ、どんな感慨を持たれたのか、是非とも聞いてみたい、そして、その中から次のテーマは何か、考えたい、とのことから今日、地球ハウスで政策研修会が開催されました。

 新人議員の方々のエネルギーは相当な物があります。市政を改革したい、この熱意は会議の時間中、激しく伝わってきました。各自治体によって、置かれている状況はかなり違います。しかし、それをうまく乗り越えてコーディネイトする新しい力が必要です。

 県下、42の自治体での議会の学習の能力をどのように高めるか、大きな課題です。といってすぐに解決はつきませんが、9月議会では滞納整理機構が全議会で取り上げられました。三島市の栗原さんは反対したそうです。

 地方自治法と地方財政法に矛盾があって、滞納整理機構提案(長期滞納者から滞納分を徴収する)は広域連合として成立は出来るが、自治法と財政法との間で徴税権が与えられるのか、大きな疑問との大上段の議論を展開し議案に反対。

 成立して機能を発揮し始めますが、この機構のありかたを継続してチェックしていかなければなりません。 

朝青龍の相撲道、時津風親方の相撲道、相撲協会の相撲道

2007年10月06日 | その他
朝青龍関の巡業サボタージュ問題は、日本の国技=相撲道=心技体の統一から外れると相撲協会、相撲ファンから厳しく指弾されました。批判された本人も「精神的病」を理由に雲隠れ。朝青龍しっかりしてくれ!

 しかし、相撲協会の親分衆の批判のレベルもいささか品にかける、という印象を持っていました。が、やっぱり、そうだったのか、と今回の時津風部屋のリンチ死という「相撲道」とはかけ離れた相撲協会の実情にショックを受けました。

 相撲道とは何か、人権無視の「根性」教育、修行との境目は何であるのか、このことがきちんと突き詰められなければなりません。強くなることは「本人の向上心」を前提に「過酷なトレーニング」の繰り返しから生まれます。

 「向上心」は常に維持することが極めて困難なことは普通人であれば誰でもが理解するところです。それを乗り越える、そこにスポーツという人間の限界に挑戦する勇者の姿を見るわけです。この困難さに果たして「暴力」的指導が役立つのか。

 中学生の頃、卓球部に入りましたが、封建的な上級生の理不尽な練習指示に憤慨した頃を思い出します。今回の事件と朝青龍を批判した「相撲道」なるものの関係をきちんと論じて貰いたいものです。「暴力的指導」を乗り越えた朝青龍。

 彼の真実の姿を是非知りたい、そして、相撲道を声高に論じてきた相撲協会、「過酷なトレーニング」の実情を明らかにしてもらいたい、と私は思います。

はじまった国会論戦

2007年10月04日 | その他
 参議院での与野党逆転が生み出す日本の政治の大転換、きのうから国会は与野党入り乱れての激しい論戦が始まりました。ひたすら「話合いを求める」福田首相に、ひたすら「解散においこもうと」小沢民主党代表、今日もつばぜり合い。

 民主党長妻議員の70問という前代未聞の質問項目。小泉首相が「あれは本会議の質問Dではない、委員会の質問だ」と一刀両断だったそうです。が、はたしてそうなんでしょうか。実は私も県議会での知事質問でよくそうした評価を受けました。

 本会議質問は骨太の大枠を議論する場、細かい質問はなじみません、とよく議会担当職員からアドバイスされました。しかし、知事と対決しようとする時、住民にわかりやすく争点提示する方法は何なんだろうか。やはり「細かく、具体的なこと」が必要です。

 長妻議員はそうした手法にたちました。いい質問でした。実は「細かい」と評されましたが、日本の官僚制が何故続いているのか、戦前からの天皇をも利用した官僚機構、それが実は敗戦によっても総括できなかった、そこが問題だ、と骨太質問もしています。

 韓国の市民派大統領と呼ばれるノ・ムヒョン政治の戦前の植民地支配を進めた親日勢力の清算・総括であった事の意味が重なります。今、まさに日本の官僚政治を総括する事、それは戦争責任の総括でもあり、新たな国民参加の政治の始まりでもあります。

地域シゴトの学校の新たなプレゼンテーション

2007年10月03日 | その他
 世田谷区への視察を踏まえて新たな「地域シゴトの学校」での課題が提示されています。既に7月に一度行った「ソーシャル・アントレプレナー」としての企画案の再提示です。私は「休耕田の活用」を提出しました。

 今回も自給率アップのために農業の復興、静岡市内の休耕田の活用をNPO法人を立ち上げてやっていこうという案を提出しようと考えています。私の住んでいるすぐそばの麻機遊水池周辺でも荒れた休耕田が広がっています。

 有機農業を担っている青木さんが休耕田の持ち主から委託を受けている田んぼが4反部ほどあります。まずはそこで、米作りを子供たちや農業希望者、留学生を対象に環境教育、職業教育、国際交流の観点で事業展開をもくろむものです。

 農水省、文部科学省、総務省は、小学生の農林漁業の体験学習を、全国2万3000の小学校すべてで取り組むことを連携して目指す計画を示しています。こうした動きに呼応する市民活動を先取り的に提示したいものです。

ホームページがずっと閉鎖状態でした

2007年10月02日 | その他
 いやはや皆さんにご迷惑をかけていました。ホームページ、及び、まつや清を応援する会のメール自体も届かない状態が続いていました。本当にご迷惑をおかけしました。何とか回復できました。

 インドから戻った刑部君、奮闘してくれた結果です。ただちに、ホームページの表紙の書き換えもしなければいけません。まつや日記は毎日続けています。このブログはサーバーがホームページと違っていた為、書き続けることができました。

 ということで、これまでのホームページに不備について深くお詫びします。期待を込めて読み続けていただいた方々に感謝申し上げると共に、これからもこのブログ、面白い、と思えるような内容にしていくことを約束したいと思います。