ROCK AND RUSH

WINDOMのブログ

音楽は2chのステレオ再生が基本中の基本

2010-09-07 03:05:55 | Weblog
先日スピーカーを買いました。

オンキョーのD-302Eってスピーカーです。

中古ですけど。






上が今まで使ってたD-112Eで、下が今回買ったD-302Eです。





定価はペアで12万6000円です。
新品で売ってた頃の店頭価格は、七掛けくらいの8万円前後だったかな。

中古のスピーカーにしては珍しく取説と保証書がついていて、年式も新しく、外観、コーンともヘタリがなくキレイだったので、つい買ってしまいました。
3万6500円でした。

大手リサイクルショップのチェーン店で購入したんですが、そこのチェーンは大体オンキョーのスピーカは安いんですよね。
オンキョーだけじゃなくて国産のスピーカーは大体安いかな。
特に最近のオンキョーは、全体的に低能率で鳴らしにくいから買い手がなかなかつかないってのもあるんだと思います。

中でもD-302Eは、当時のオンキョーのブックシェルフ型のフラグシップでありながら、セッティングをきちんとしないと、低音は気分が悪くなるくらいモウモウと出て、高音は耳に突き刺さるくらいキンキンと出てくるとても取り扱いの難しいスピーカーでした。
クチコミ掲示板なんかでも賛否両論あり、大人気というワケではありませんでした。

インシュレータも何も噛ませないで、家の棚にポン置きで、古いエントリー~中級のアナログアンプに接続して失敗した人も多いんじゃないかな。

自分はオンキョーのCDレシーバーCR-D1(定価5万2500円)に接続して聞いています。
デジタルアンプ搭載で、コンパクトながら最大60W×2の出力で、能率の低いスピーカーでもそこそこ鳴らせる一品です。
実売価格は定価の七掛けの3万5000円前後だった気がします。
輸入モノ以外、たいてい店頭価格は七掛けくらいが一般的ですね。



スピーカーを買おうと思った理由ですが、CR-D1を買ってからずっと使っているオンキョーのスピーカーD-112E(ペアで定価42000円)の音に、若干の不満を持ち始めたことが始まりです。

D-112Eは、値段の割りに解像度が高くとても素晴らしいスピーカです。
そのシャッキリした音に惚れ込んで買いました。

最初はすごく満足していたんですが、ソリッドに鳴らすがゆえにボーカルの声に色気や艶が感じられなかったり、音場も平面的というか奥行きがなくて物足りない感じがすることに気がつき、ちょっとずつ不満に思うようになってきました。

ソースによっては、その鳴りっぷりにハッとさせられることもあるんですけどね。
アジカンとかACIDMANみたいなギター中心の乾いたロックや、Perfumeみたいなエレクトロな感じの曲は最高です。

ただ解像度が高い分、音に丸みがないので、シンガー系、特に女性ボーカルが味気なく聞こえてくる事に我慢ができず、システム一新、もしくはスピーカーの買い替えを考えるようになりました。



色々とお店を回ったんですが、デノンのレシーバーRCD-M38とスピーカーSC-M37の組み合わせ(セットで定価63630円)は結構よかったです。
全体的にエネルギッシュな音で、ボーカルの艶もあり、解像度もそこそこ。
この音で実売4万円ちょいなら買ってもイイんじゃないかと思いました。

でも、隣にあったオンキョーのレシーバーCR-D2とスピーカーD-D2Eの組み合わせ(セットで定価86100円)と比べると解像度が足りず、音がこもってるような感じがしました。
今使っているシステムとほぼ同じ機器の組み合わせと比較して音がこもっていると感じたので、購入してもすぐ次のが欲しくなるだろうなと思い、デノンのセットは今回は見送りました。
モノ自体は悪くないので、お金が貯まったらセカンド用として買いたいと思います。


次に4万円以下と安くなってるビクターのウッドコーンのコンポEX-AK1も聞いてみました。
スピーカーがフルレンジ一発なので、すごく音のまとまりがよく、小編成のジャズやシンガー系なんかはキレイに鳴っていました。
でも、まとまりがいい分、音の分離は悪く、ヘヴィなロックやエレクトロな曲、楽器数の多いオーケストラなんかは、全部の音が一緒に混ざっちゃって相性が悪かったです。
どっしり腰をすえて「さあ音楽を聞くぞ!」って感じじゃなくで、窓際や棚、机の上に置いて、何か作業をしながらニアフィールドで使用するのがしっくりくるかも。
インテリア性も含めて、シックな書斎にちょうどイイコンポかなと思います。
ウッドコーンも2Wayのやつならもっと違う感じになるのかな。


次にケンウッドのKseriesも聞いてみました。
単体で売ってるレシーバーR-K711とスピーカーLS-K711(セットで定価77700円)の組み合わせは、デノンとオンキョーの中間くらいの音でした。
中間といっても両方のイイところを持っているわけではなく、エネルギッシュでもなく解像度があるわけでもない、正直微妙な感じでした。

むしろ実売3万5000円前後の安いコンポ、K-521の方がよかったと思います。
音は全然クリアじゃないんですが、低音主体の音場表現がよくできていて、ロックやHIPHOPはバッチリでした。
その反面、ジャズやボーカル系はイマイチでしたけど。
聞くジャンルは選びますが、この価格でこれだけの音場が表現できれば、買っても損はないと思います。


一通り手ごろなコンポを見たけど、ズキュンとくるものがなかったので、スピーカーを買い換えることにしました。



海外ブランドに絞って、

DALIのLEKTOR1とLEKTOR2
JBLの4312MⅡWX
B&WのCM1
FOSTEXのGX100

を視聴しました。


KEFのiQ10とiQ30
タンノイのマーキュリーF2カスタム

あたりも聞きたかったんですが、ここらじゃ置いてある店がないので除外しました。

電気屋によく置いてあるBOSEスピーカーは、今求めているボーカルの艶とクリアな音質からはかけ離れている音なので除外しました。


DALIのLEKTOR1(定価5万6700円)とLEKTOR2(定価7万3500円)は、両方ともエネルギッシュかつクリアな音質で、少し心が傾きました。
アンプがデノンだったから、CR-D1にすればもう少しクリアな音になるのかな。
LEKTOR1とLEKTOR2では、LEKTOR2の方が音に余裕がありました。
2万円近い価格差はありますが、LEKTOR1を買うなら、もう少しお金を貯めてLEKTOR2を狙いたいところですね。


JBLの4312MⅡWX(定価7万9800円)は「う~ん、JBLだな」って感じの元気な音でした。
真空管アンプに繋がってましたが、かなり元気に鳴ってました。
JBLはPC用のアクティブスピーカーを1台持っていますが、音の系統は同じ感じでしたね。
もちろん格は違いますけど。
個人的にはもう少し落ち着いた感じの音の方が好きです。


B&WのCM1(定価12万1800円)は、試聴した中では一番でした。
そもそも値段が違うってのもあるんですが、すごくキレイな音でした。
クリアで艶があり、奥行きもある。
思わず「おおっ」と唸ってしまうような音でした。
すごく欲しいけど、とてもポンと買えるシロモノじゃないので、今回は諦めました。
いずれ買ってやりたいスピーカーです。


FOSTEXのGX100(ペアで定価9万9750円)は、CM1を聞いた後だったせいかあまり感動しませんでした。
若干固めの音だったかな。
流して聞いてしまったのであんまり覚えていません。



と、そんな感じで何種類か聞いた結果、B&WのCM1が気に入ってしまい、それ以外は買う気がなくなってしまいました。
かといって店頭で8~9万で売られてるスピーカーを買えるわけもなく、買ったところで手持ちのCR-D1で満足のいく音が出せるかも分からないので、新品のスピーカーを買うのは諦めました。


新品がダメなら中古品!ってコトで色々とお店を回り、いくつか気になるスピーカーを見つけました。
オンキョーのD-152E、タンノイのマーキュリーM2、ダイヤトーンのDS-200Z、KEFのQ15.2の4つです。
いずれも2万円前後でした。

どこもキレイに梱包されていて試聴ができず、一週間くらい頭の中でどれを買おうか悶々としていました。
そんな時、ふと立ち寄ったお店で見つけたのが、今回購入したD-302Eでした。


ほぼ即決で購入し、家に帰ってセッティングしました。

ウチにはこのスピーカーに見合ったアンプがないので、とりあえずCR-D1で鳴らしました。

ロック系のCDを何枚かかけたんですが、今までのスピーカーとは全然違いましたね。

今までよりも音がハッキリと聞こえるんだけど、耳に刺さる事はなく上品な感じ。
音の立体感もあり、奥行きだけじゃなく、縦方向にも音が広がりました。
何というか、懐が深い感じです。
低音のキレもよく、今までバスドラに潰されていたベースの音もハッキリと聞こえました。

女性ボーカルのCDも聞いてみたんですが、鳥肌が立つくらい今までとは別の音でした。
今まで感じなかった生々しい息づかいが聞こえ、ボーカルに色気が出てきて、聞いていてゾクゾクしました。


とりあえず現状ではこのセットで満足です。


ただ、CR-D1じゃスピーカーの性能をMAXまで引き出すには力不足なので、ゆくゆくはアンプの購入も検討していきたいところです。
音の厚みや臨場感がもっと出てくると思うので。

まずは無難にオンキョーのA-933あたりを狙おうかな。

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