津金のりんご祭り

先週は晩秋の３連休。

毎年恒例の山梨県北杜市の「津金のりんご祭り」が開催されるはずとばかり、りんごの買出しに行ってきた。

行きの金曜日は雨のため午後出発したお陰で、渋滞に巻き込まれることも無く、スムーズに甲府に着くことが出来た。

翌日はまずまずの天気だったので少し早めに出発し、いつものコース武川町の「農産物直売所」、白州町の「道の駅」にて新鮮な野菜類を購入。

次に清里方面に向かい途中から津金にある「おいしい学校」を目指す。

ここには明治時代、大正時代、昭和時代の木造校舎が建っていて、当時の教室等が再現されているなど一見の価値がある。　

また地元で採れた野菜の販売、そば打ち教室、パン工房、レストラン、温泉宿泊施設もある。

特にレストランは、東京の有名なイタリアンレストランの関係店ということで人気があり、ランチはいつも混んでいる。

到着して分かったのだが、「りんご祭り」はどうやら明日らしい。

残念，無念。

係りの人達が忙しそうに準備に追われていた。

気を取り直してりんご畑の周りを散策すべく歩いて行くと、目の前に広がる刈り入れが終わった穏やかな田園風景、遠く雪をかぶった八ヶ岳の稜線、たわわに実ったまっかなりんごの木、八ヶ岳降しの風は冷たいが心がほっとするような風景だ。

もちろん完熟したりんごを購入したのは言うまでも無い。

次に日照時間日本一の明野地区に向かったのだが、途中の山道で野生の猿の群れが左側から右側に移動している所にばったり出会ってしまった。

子供から大人までおよそ２０匹ほど、ぶつかったりしたらいけないので、しばらく車を止めて眺めやり過ごした。

明野地区は大根の産地としても有名で、道路沿いにはりんごと大根を並べた直売所が何箇所か出ている。

ここで新鮮でおいしそうな大根をゲット。

大量に買っている人がいたので聞いてみると、たくあん漬けにするということだ。
良い漬物ができるらしい。

帰る途中「かりん」が道に落ちたままになっていたので、自然からの贈り物と感謝し数個いただくことにした。

「かりん」はそのままではものすごく渋いので、猿も手を出さないのだろうと思いながら帰路についた。