T社長の徒然草

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蔵開きと虎頭の舞い

2013-02-15 15:43:15 | 日記
先週3連休に天気も良さそうだったので久しぶりに山梨に行ってきた。

と言うのも、白州町にある「七賢」の醸造元から蔵開きの案内状が届いていて、しかも増穂町に住む義妹が運転してくれるというからにゃ行かないわけにはいかない。

土曜日の午後に出発し、いつものように相模湖インターから中央高速に乗った。

流れはスムーズで、やがて例の事故が起きた笹子トンネルの手前にあるサービスエリアに寄ると、トンネルの方に向かって献花台が設けられていた。

そこで私も事故で亡くなった人達の冥福を祈り、手を合わせた後気を引き締めて出発。

やがて事故とは関係が無い下りのトンネルに入ったが、確かに天井板ははずされていて、急ごしらえのような両方向の送風機がぶら下がっていた。

トンネルに入ったのはいいが、今回ほど抜けるのに時間が長く感じられた事は無かった。

出口が見えたときはほっとしたというのが正直な気持ち。

翌日はこれほど無いという晴天に恵まれ、白州に向かうにつれ前方左手に雪をかぶった南アルプス連山が、右手には八ヶ岳連峰が、後方には真っ白い富士山がくっきりと眺めることが出来何ともぜいたくな景色を堪能した。

さて目的地に着き駐車場の案内にしたがって行くと、蔵元からはかなり離れた山裾にある温泉公園にたどりついた。

途中行く車もあまりなく今回はさびしい蔵開きか、なんて思っていたのが見事に裏切られた。

駐車場は車、車で遠くの方まで行かないと駐車出来ないありさま。

ここから蔵元までの送り迎のバスが頻繁にでている。

バスに乗って10分ほどで目的の七賢の醸造場に到着。

もうすでに大勢の人があっちに行ったりこっちに来りと騒がしい。

中にはもうかなりきこしめした御仁もいて、赤い顔に千鳥足があぶなかしい。

さて我々も受付を済ませ、私だけ700円を払って手に入れたおちょこを手に勇躍利き酒会場へ。

会場内はぐるりとテーブルが置かれ、その上に試飲用の酒が用意されていた。

それぞれの酒の種類や特徴などが書かれた説明書を見上げながら次々と味わっていく。

それにしてもすごい人だ。

女性もこんなに日本酒が好きだったとは、と思わせるほど男女半々ぐらいか。

中でも人気がある酒のコーナーは押し合いへしあいでたいへん。

こんな時もおばはんは強い。

太い腰でぐいぐい人を押し分けて酒ビンをゲット。

こちらとしてはおちょこを突き出して、「こっちにも入れてください!」と頼むのがせいぜい。

なにせそれぞれがおいしいと思う酒が飲み放題とあって、呑み助にはたまらない。

飲むほどに酔うほどに今度は腹が空いてきたので、食べ物のコーナーへ。

ここでは出来立ての酒かすで作ったおいしい甘酒が無料でふるまわれ大好評。

我々は牛肉丼やポトフなどを購入し分け合って食べ比べてみたが、これがなんと値段の割に旨いのだ。

今流行の塩麹に漬けられていたという牛肉は、焼き上がりがやわらかく香ばしい。

ポトフに二本も入っていた太いソーセージもなかなかの味だ。

お腹もくちくなり眠くなりかけた時、あちらの方でど~ん どど~んという太鼓の音が。

早速行ってみると人だかりがして、中央に虎の格好をして舞っている一群が。

観察するに、獅子舞ならぬ虎舞いだ! 生まれて初めて見る。

のぼりには白州 台が原の「虎頭の舞」とある。

子虎から大虎まで見事なものだ。

一番前で感心しながら見ていたら、大虎が目の前に来たので頭を下げるとがぶりと咥えられた

司会の親分の説明によると、咥えられた人には幸運が訪れるという。

こいつは春から縁起がいいわい。

てなわけで今回の蔵開きに参加したのは大正解であった。
































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