昔のはなしで恐縮なのだけど
写真のピントを合わせるってのはなかなかな仕事だった
レンズの絞りをちょいと絞って、ルーペを光軸に垂直に傾けてピントグラスのマット面をじっくり観察・・・
もうそんな大仰なカメラはすっかり出番がなくなり、片手で持てるようなカメラで仕事をこなす日々
しかし小さなカメラは必然、ファインダーも小さい
小さなファインダーで正確なピントを合わせるのは経験上不可能、人間のなせる技ではない、神業である
その神業をやってのけるのがテクノロジー、オートフォーカスだ
オートフォーカスは信用ならぬからマニュアルフォーカス(手動でピント合わせ)でやってます
なんて豪語する人が世の中けっこういらっしゃるので驚きなのだけど
その人たちを嘘つきだというわけではないけれど
ええかげんなこといってるなー、とは思ってる
たしかに機械まかせのオートフォーカスは信頼しきれぬものであり
機械を補助するテクニック(というほどでもないけれど)が必要で
経験の中でいろいろ、こーゆーときはあーして、あーゆーときはこーして・・・
そう、いろいろ工夫が必要なのであった
それが最近事情が変わってきた