紫の物語的解釈

漫画・ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。

打ち切りさんいらっしゃい! 【密・リターンズ!】

2011-10-02 16:27:50 | 打ち切りさんいらっしゃい!

打ち切りマンガにスポットを当てて、その魅力を紹介する
「打ち切りさんいらっしゃい!」のコーナーです。

前回は『ガン・ブレイズ・ウエスト』で記事を書きましたが、
今回は八神健先生の『密(ひそか)・リターンズ!』を紹介します。

週刊少年ジャンプに1995年~1996年まで連載されていた
この作品ですが、個人的にものすごく思い入れのある作品で、
それだけに打ち切り(というか後半の展開)が残念でした。
その辺りにも触れつつ、記事を書いてみようと思います。

では、どうぞ


  『密・リターンズ!』概要



高校教師である、主人公・端島 密(はしじま ひそか)は、
元教え子で、現・同じ高校の教師を務める星崎 理都(ほしざき りと)に
プロポーズをします。
二人は相思相愛であり、もちろん理都はこのプロポーズを受諾・・・したのですが、



プロポーズ直後、密は川でおぼれている少年を発見し、救助のために川へ飛び込みます。
自身が泳げないにもかかわらず、後先考えずに川へ飛び込んだ密は
当然のように溺れてしまいました。



密は死を覚悟しましたが、通りがかった僧侶に命を救われます。
しかし、命を救われた密は、高校生の少年の姿になっていたのです。
僧侶が言うには、密が助けようとした少年の肉体から魂が去っていたため、
肉体が川から上がらなかった密の魂を少年の肉体に移し替えたのだといいます。
僧侶はチベットで転生術を修行した術者でした。



他人の身体に転生した密。しかし、その身体は他人のため絆が薄い。
よって、もし自分が「端島 密」であることが他人に知れた場合、
少年の肉体と密の魂のつながりは完全に絶たれてしまうことになります。

なんと、密はプロポーズした恋人・理都に自分の無事を告げることが
できないのです!



普通の人なら絶望に暮れるこの状況。
僧侶は、辛いなら別の術で「端島 密」としての記憶を消すことができると言いますが、
超・前向き人間である密は、端島 密の記憶を持ったまま少年(鳴神源五郎)の人生を生きることにします。

「もう一度はじめから理都と恋をするんだ…! こんなスゲーことないじゃん!」


こうして、鳴神源五郎に転生した密は、恋人・理都と再び結ばれるために動き始めるのです。


・・・以上が、『密・リターンズ!』のプロローグとなる第一話の内容です。

要は「限定条件付きラブコメ」とでもいいますか、

 他人の姿になってしまった主人公が、かつての恋人と再び恋をする
 (その際、自分の正体を告げてはいけない)


というのがコンセプトとなります。

ヒロイン・理都にとって、端島密は故人となって理想化されています。
源五郎に転生した密は、「死によって理想化された自分」をライバルとして、
理都と結ばれなければなりません。
しかも、端島密は源五郎を助けようとして死んでしまったため、
理都にとって源五郎は、恋人を(間接的にとはいえ)死に追いやった人間となり、
ヒロインとの好感度が最悪の状態からの物語スタートとなります。



二話目で密は、源五郎の身体で理都と再会しますが、こんな感じ。
本当にどん底からのスタートです。
さぁ、ここからの密(源五郎)の巻き返しに要・注目です!


  『密・リターンズ!』のここが面白い!

印象最悪に終わった初対面に、密はぜんぜんこりません。
端島密の死に塞ぎ込む理都の家に押しかけ、叱咤してはさらに激しく
嫌われたりします。



それでもこりずに理都に毎日会いに行く密。
かつて端島密がエサをやっていた猫を口実に、毎日理都と顔を会わせます。

「毎日理都のとこへ通い続けてひっくりかえしてみせらぁ」


という、密の超前向きで行動的なところに読者は惹かれます。
元恋人にこれ以下はないというくらい激しく嫌われようと、ぜんぜんヘコたれずに
ガンガンアタックするところは、はっきり言って爽快です。
ちょっと真似できませんが・・・。

内容的に「王道ジャンプ」という感じとは全然違うこの作品ですが、
主人公のキャラはまさに「王道ジャンプ」!
あきらめたらそこで試合終了ですよ!?



また、「他人の身体に入っているため魂が抜けやすい」という設定を生かして、
主人公が幽体離脱できるという点も、今後の物語展開を面白くできそうな
期待要素がありました。
こういう特殊能力があった方がマンガ的にも面白いしね。



毎日猫にエサやる時間だけ会うのじゃラチがあかないと
理都の赴任する高校に転入までしてしまう密。行動力ありすぎだー。
この一途な行動は、少しずつ理都のわだかまりを溶かして行きます。





しかし、それを邪魔する三角、四角関係が発生して!?
というラブコメの王道展開を次々と投入。
高橋留美子先生の『めぞん一刻』みたいだな。

お色気はほぼ皆無なこの作品でしたが、ラブコメ展開だけで
十分に作品を読ませる力を持っていました。



こういうシーンとか、本当に『めぞん一刻』っぽい。
『めぞん一刻』好きだったのでウマウマでした。



まぁ、そんな密(源五郎)の努力が少しずつ実を結んで、理都先生が
こんな感じになったときはそれはもう感無量でした。

昨今の予定調和なツンデレキャラは簡単に主人公にデレすぎている!
『密・リターンズ!』のように並々ならぬ努力をした主人公にこそ、
ヒロインはデレるべきなのです。そう思いませんか?
思いませんか、そうですか。

ともかくも、王道ラブコメとしてとても面白かった『密・リターンズ!』
それなのに・・・どうしてこうなった!?


  どうしてこうなった!?



鳴神源五郎として、理都と結構良い感じの仲になってきた折り、物語冒頭で密の魂を
入れ替えた僧侶・寅午(トラウマ)が再登場します。
寅午が言うには、「鳴神源五郎の肉体はもうじき死ぬ」とのことでした。
さらに、寅午は続けます。

「端島 密の肉体に戻るのじゃ」

えーーーー!?
だってだって、他人となってかつての恋人ともう一度恋をするのが
この作品のコンセプトであり、魅力要素のひとつだったはずですよ?
端島密の肉体に戻っちゃったら、源五郎の身体での苦労全否定じゃん。
そういうの、主旨変わってるって言うんだよ。

一体、どうしてこういう展開になってしまったのか・・・。
後年、八神先生がインタビューにてこんなことを言っています。

 アンケートの結果次第では、長期的な構想はあっさり捨てなければならなかったり。
 連載開始当初には、終盤の「理都探し」の展開はもちろん、密が元の身体に戻る展開も
 構想になかったですから。
 連載開始当初は、密は源五郎の姿のまま理都との恋をまっとうすると、
 そのつもりで描いてました(笑)

 ジャンプにおいては、『幽遊白書』の大成功っていうのがかなり前例として
 強いものがあって、「『幽遊白書』でアレやってたんだから!」っていうのが当時の
 担当さんの決まり文句でしたね(苦笑)


・・・えーと、まとめるとこうですかね?

 アンケートが低迷してきたから、主人公を復活させて『幽遊白書』的展開にもっていこう

や、やめれー!
担当ナンテコトイウノ!?

たしかに、『密・リターンズ!』は設定や絵柄が『幽遊白書』と似てる部分が
ちょいちょいありました。
幽白のヒットを忘れられない編集部が二匹目のドジョウを狙うために
作品に強く介入してくることは、当時のジャンプなら想像は容易・・・。

ざわ・・・ざわ・・・



案の定、物語は端島密復活へ向けて動き出していました。
最早、この流れは止めることはできないのか・・・。



そして、なんやかんやのうちに転生術に巻き込まれてしまった理都の魂が
どっかに飛んでいった的な展開となり、

「端島 密」の身体としてリターンズを果たした密が理都の魂を探す

という新章が始まるのでした。


  新章『密・リターンズ!』



『密・リターンズ!』新章のメインテーマは「理都の魂探し」となります。
密が復活した日、理都は転生術に巻き込まれて誰かの身体に転生してしまいました。
それを探し出すため、密は「探偵」という職業を選ぶのです。



また、密は復活から半年間のあいだ修行を積み、幽体の状態で
現世の物体に干渉できる技術を習得しており、ある程度の戦闘能力も
身に付けたことになります。

さて、いよいよ始まった「理都探し編」!
『幽遊白書』の二番煎じを強いられたこの状況で、一体どんな物語展開になるのでしょうか?



理都探し編の基本スタイルは、

理都が転生してると疑わしき女性発見 ⇒ その女性にまつわる物語が展開
⇒ 結局、その女性は理都?そうではない?

という流れです。
編集部によるテコ入れが入ったことで、一気にバトルモノになってしまうんじゃないかという
懸念があったのですが、まだその一線は守っているようで、バトル要素の少ない
探偵モノ、人情モノ、といった感じのスタイルとなりました。

うーん・・・。
悪くは無いですが、少し地味なマンガになった感じです。
それまでのラブコメ要素もなくなったので、初期からの『密』読者が
少しずつ離れていってしまうような、そんな印象がありました。

だったら、開き直って本格バトルモノにシフトして新規読者を開拓する
くらいの気合いがあっても良かったとは思いますが、そこは八神先生の
ゆずれないラインだったようです。



単行本に収録されたおまけ4コマから、「バトルモノに路線変更はどうしても嫌だ」
という作者の思いが読みとれます。



結局、理都の転生先は新章が始まって割とすぐにわかります。
端島探偵事務所に助手として登場した「鴨川みかる」がその人物です。

さて、理都が見つかってしまいました。このあとの展開はどうする・・・?



おっと、ついに来てしまった! 謎の黒服の人物!!
そうです。とうとう担当がバトルモノへの路線変更を言いだしてしまったのです。
それほどまでに、この頃の『密』のアンケート人気はやばいものがありました。
それまでにさんざん避けていたバトル展開ですが、ついに八神先生も覚悟を決めます。

「ええいダメ元でやったるわ!(ダメだと思うけどね)」


八神先生の過酷な戦いが始まりました。



そして、八神先生はついに、話をそういう方向へ持って行きます・・・。



バトルとなると、あらたな設定がいろいろと必要になります。
戦う理由、戦う相手、戦う手段・・・。
考えなければならないことがいっぱいです。

理都は、16世紀のチベット山岳地帯の村の娘「アルラル」の生まれ変わり。
密は、地中海地方の旅の商人の生まれ変わり。
二人は恋仲に落ちたが、なんやかやで商人(密)は殺され、理都(アルラル)は
人間を憎むようになった。
で、どうたらこうたらでアルラルの魂は二つに分離し、ひとつが「理都」として
現代に転生、もうひとつは「アルラル」として封印された。
で、このアルラルが復活しようとしている

・・・と、まとめるとこんな感じの設定をやっとこさ考えた八神先生。
そこへ担当から電話が。

八神「な、なんとか考えました・・・」
担当「いや・・・あと3週で終わらせて」
八神「わかりました」


ヘンな話ですが、打ち切りが決まった瞬間、八神先生はホッとしたそうです。
設定を用意したはいいけど、これで本当に描いて行くのか…と
不安でたまらなかったようで、打ち切りによってその重い不安も多少は
軽くなったんでしょうね。
八神先生、本当に追い詰められていました。

もちろん、描くとなれば全力を尽くすんですが


と語っていることから、不本意なものでもきっちりと全力で仕上げようとする
あたり、八神先生のプロ意識の高さがうかがえます。

ともあれ、『密・リターンズ!』は泣いても笑ってもあと3週の命です。
一度大きく広げてしまった風呂敷を、今度は3週でたたまなければなりません。
これはこれで大変かも・・・

息つく暇なく、作品を着地させるための八神先生の次の戦いが始まります。



アルラルの存在が明かされた次の話からいきなりチベットへ飛んで
アルラルの魂と邂逅する密!



そこへ理都の魂も現れて説得。
理都とアルラルはひとつの存在に戻ることになります。



前世問題も解決し、ついに晴れて結ばれた密と理都!
物語はハッピーエンドを迎えることができました!!

なんとかまとまりました! めでたし、めでたし・・・。


  『密・リターンズ!』を語る

上でさんざん述べてきたとおり、『密・リターンズ!』という作品は迷走に迷走を重ねました。
物語の破綻っぷりから打ち切りは必然だったと思いますが、それでもこの作品を「駄作」と
切って捨ててしまうことは違うと思います。

八神先生は度重なる編集部の作品への介入に屈して、物語を不本意な方向に曲げてしまいました。
でも、どうしても曲げなかった部分もありました。
それは、「キャラクター」でした。

八神先生はキャラクターを描くことがとても上手な作家さんです。
といっても、キャラ設定とかそういうのが面白いとかではなくて、
キャラの表情や言動を魅力的に描くのがとても上手だなーと思います。
個人的な趣味かもしれませんが、八神キャラのデフォルメ的にころころ変わる表情は
見ていて元気をもらえるほどに魅力的です。

理都探し編は物語的には失敗していたかもしれませんが、探偵助手として登場した
みかるというキャラはとても光ってました。
もうちょいみかるが活躍するところも見たかったなー。

ともかく、キャラが生きてる以上作品は死にません!
中途半端に終わってしまった『密・リターンズ!』ですが、
そういうごたごたした部分も含めて、やっぱりこの作品には思い入れがあります。



ちなみに、2004年にぺんぎん書房より刊行された『密・リターンズ!』の愛蔵版では
アナザーストーリーとして、『密』第一話のリメイクが描かれています。
絵柄は少し変わっていますが、相変わらずキャラが生き生きとしてるのは良いですね。

八神先生、本当にお疲れ様でした。
ご愛読させていただき、ありがとうございました!

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14 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-10-04 09:41:47
読んでいたから覚えている。
なるほど突然の主人公復活はジャンプシステムによる人気低迷によるものだったのかw

鳴神源五郎のままで完結できれば良かったが、ジャンプでは高難易度だよなw
残念無念。

ジャンプ黄金期は何でもかんでも「天下一武道会」にしたがる酷い傾向があったんだよな。
返信する
Unknown (kyoh)
2011-10-04 11:39:02
懐かしい作品ですね。大好きでした。
密は実に魅力的なキャラクターだったんですけどね。

個人的に一番の名シーンだと思っているのは、密が理都のアンモナイトを壊してしまうシーン。

壊す理由に説得力があるとは言え、贈った本人にしか出来ない、ある意味反則技でした。

読んでいた頃は、既に大人の裏事情が、作品から分かる年齢になっていたので、あの露骨な路線変更にはがっかりしたものです。そういう年齢の人間がアンケートなんか出す訳ない!作品の対象年齢が違うんだよ!w

密の復活自体はそこまで抵抗がありませんでしたけどね。やっぱり密と結ばれてほしいってのもあったので。

バトル物なんかにしたらそれこそ幽遊白書と比較されて即終了だっての。
・・・生まれた土壌との相性が悪かった(笑)実に惜しい迷作だと思います。
返信する
Unknown (Unknown)
2011-10-04 23:32:32
読みきりは読んでたんだけど
ちょうどジャンプ読んでない時期だったのでそんなに迷走してたとはしらなんだ。

でも八神先生の「キャラクター」を描く力はとても魅力的で好きですねぇ

他紙に移った後に描いた「ななか6/17」でもそれが発揮されていました。

またどこかで活躍して欲しいものです
返信する
Unknown (Unknown)
2011-10-05 03:03:55
これまだコミックス取っといてあるな、きりんも短編集も。本棚の奥底ではあるけど。
この漫画で一番ダメだったのは後半で密の髪型変えちゃった所な気がする、魅力が半減だった…
でも後半たしかに失速してたがそれでもなかなか面白かったのは作者が頑張ってたからなんだな。
ほのぼのしてるのに妙に切ない話がすごくよかった。

なんか聞いた事がない裏話があるけど愛蔵版に書いてあったんだろうか?
IFストーリーもあったんだしケチらず買っときゃよかったかな
つーかこの人の作品もう大体Jコミで見れるのな、また読み返そうかな
きりんの記事も見たいな
返信する
Unknown ()
2011-10-15 22:21:17
>なんでも天下一武道会

これは本当そうですよね。
黄金期とは外れますが、『シャーマンキング』は
作者・武井先生が天下一武道会的展開に嫌気がさして
主人公に大会を途中放棄させてました。

>アンモナイト壊すシーン

あれは良かったですね。
理都にとって密の大切な形見だったのに、
壊されたことでかえって立ち直るきっかけにもなってましたねー。

僕は、密(源五郎)が屋上で中島みゆき歌って
転生前の密と同じ歌詞を間違えちゃうシーンが好きですね。

>ななか6/17

八神先生を拾ったチャンピオンは正しい!
アニメにもなりましたね。

>裏話

ぺんぎん書房版1巻のインタビューページにあります。
「幽白ではこうだった」と担当から言われてたのは
マジだったようですよ。
返信する
Unknown (Unknown)
2012-07-18 22:47:11
密リターンズ懐かしい!
でも、個人的に一番記憶に残っているのは
『ラッキーマン』でのパロディ、ひしょ香リターンズというオチw
返信する
Unknown (Gree)
2012-10-28 11:04:19
楽しく読ましていただきました。
アンモナイトは、めぞん一刻に登場する
響子さんが忽一朗さんからもらった石を
彷彿させますね。
返信する
Unknown (ヨシアキ)
2014-01-22 18:40:57
はじめまして。
「オレンジロード」かジャンプのラブコメものはあまり呼んでいなかったので、そういう漫画もあったな、程度の認識であまり覚えていませんでしたが生徒として転生しているのに、迷走によって実はエスパーの転生だったという設定になってしまったのですか。知りませんでした。
返信する
ストーリーの迷走 (ヨシアキ)
2014-01-22 20:56:39
迷走によって実はエスパーの転生だったというのは、ヒロインの方でしたか。主人公も助けた生徒として転生していますが、物語開始の教師の時点ですでに旅商人からの生まれ変わりだったとは。いやはやなんとも。
返信する
Unknown (Unknown)
2014-05-22 22:22:24
読んでいたのは小学生の頃でしたが
密の前向きさと子供の体で1から頑張る姿が大好きでした、その分大人に戻る展開は主人公としてのダウングレード感があり残念でならなかった事を強く覚えています。

返信する

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