前回、ロトの勇者についてその伝説の装備と共に考えてきたが、今回は天空系勇者について、
伝説の装備と共に考えてみる。
なお、本考察の前提条件として、『Ⅳ』、『Ⅴ』、『Ⅵ』を「天空シリーズ」として捉え、
物語の時系列は『Ⅵ』→『Ⅳ』→『Ⅴ』であるものとする。
では、以下時系列で見ていきたい。
※※注意※※
以下に書く内容は、ドラクエシリーズの物語の核心に触れています。
特に、『Ⅵ』プレイ中でネタバレが嫌な方はご注意ください。
◆◇◆ 天空編 ◆◇◆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/a4/66378e0c7e62c325cbe61f42d3ed7c0d.jpg)
レイドック王子
E【ラミアスの剣】
E【オルゴーの鎧】
E【スフィーダの盾】
E【セバスの兜】
『Ⅵ』の主人公であるレイドック王子。
魔王ムドーの討伐に出るも、逆にムドーの術にかかり、肉体を石にされ精神を夢の世界に飛ばされる。
しかし、意識体の状態で現実世界に舞い戻り、ムドーを撃破するという奇跡をなす。
やがて自分の本体も見つけ出し融合することに成功するが、長い時間肉体と精神が離れていたため
以前の自分とは少し違った存在となる。
最初から勇者だったわけではないが、ダーマ神殿にてあらゆる職業をマスターすることで
やがて「勇者」に転職することができる。
『Ⅵ』では他の仲間も勇者となることが可能だが、彼が一番早く勇者となることができる。
また、旅の過程で得た4つの伝説の武具は彼にしか装備できないので、やはり特別な存在である。
最終的に、はざまの世界に住まう大魔王デスタムーアを倒し封印されていた夢の世界を開放する。
解き放たれた夢の世界では、ゼニス王の城が天空へ舞い上がり、「希望の卵」が孵化した・・・。
時間経過
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/f7/2d84dba66c65a828bba5e5324793fa69.jpg)
天空の勇者
E【天空の剣】
E【天空の鎧】
E【天空の盾】
E【天空の兜】
『Ⅳ』の勇者。
天空城から地上へと降りた娘と、木こりの男との間にできた男の子(女の子の場合も)。
父は天空の神「マスタードラゴン」によって雷を落とされ死に、母は天空へ連れ戻された。
残った彼は人里離れた山奥の村で「勇者」として村人に育てられた。
しかし、勇者を恐れる魔王・デスピサロにより村は焼き払われる。
奇跡的に生き延びた彼は、「導かれし者たち」に助けられながら、勇者として覚醒していく。
旅の過程で得た4つの天空の武具は、彼にしか装備できない。
これが、『Ⅵ』の武具と同一のものかははっきりしないが、それぞれ形状は非常に似ている。
やがて、進化の秘宝によって暴走したデスピサロと対峙し、これを撃破する。
魔王撃破の勲功もさることながら、天空人と地上人の混血児である彼が、
天空の神マスタードラゴンに、人間の素晴らしさを認めさせたという功績は特筆に値する。
時間経過
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/71/ed7dd56a536885eabfe7ff95a5f42064.jpg)
伝説の勇者
E【天空の剣】
E【天空の鎧】
E【天空の盾】
E【天空の兜】
『Ⅴ』の勇者。
魔界の門を操るエルヘブンの民の血統
偉大なるグランバニア王家の血統
天空の勇者の血統
という、スペシャルな血統を三つも受け継ぎ、勇者の力を覚醒させたスーパーボーイ。
父も祖父も装備できなかった天空の武具を装備することができる。
勇者の血統だけでなく、魔界の血統も流れているのが面白いところだが、
魔界の血が能力として顕在化しているのは、双子の妹の方のようだ。
愛すべき家族とともに、大魔王ミルドラースに挑み、これを撃破する。
天空シリーズにおける勇者の条件
ロト系勇者は、ロトの「血統」が勇者の第一条件だったようなところがあるが、
天空系では、各勇者間に血のつながりがあるかどうかははっきりしていない。
また、『Ⅵ』ではダーマで修行を積めば誰でも(モンスター)でも勇者になれるという
勇者のバーゲンセールっぷり。
しかし、そんな『Ⅵ』でも、やはりレイドック王子は特別な存在として魔王たちにも警戒されていた。
では、天空シリーズでいうところ特別な存在である「勇者」の定義とは何かというと、
「伝説の武具」を装備できるか?というところが大きなウェイトを占めているのではないか。
ロト系では、伝説の武具を装備できるのは勇者という属性のオマケ程度でしかなかったが、
天空系では、伝説の武具を装備できる=勇者であるという図式が成り立っている。(特にⅤ)
また、伝説の武具が天空の城へ登るためのキーアイテムともなっている。
そして、天空の城へ登った先には世界の神であるマスタードラゴンが待っている、という構図となっている。
天空系勇者は、マスタードラゴンの使徒のようなものか・・・?
でも、『Ⅵ』時代はまだマスタードラゴンは存在していない。
そういえば、『Ⅵ』ではストーリー冒頭、夢の世界のライフコッドで主人公に旅立つよう告げた
精霊の声があった。
あの精霊は誰・・・?
「ルビス様」
だったのではなかったか。
なんとなく、天空とロトをつなぐ橋のようなものが見えた気がする。
次の機会で天空とロトのつながりについて考えてみることにする。
◆関連記事◆:
【ドラクエ】天空世界とロト世界のつながり「6起源説」
ドラクエ歴代勇者の考察【ロト編】
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伝説の装備と共に考えてみる。
なお、本考察の前提条件として、『Ⅳ』、『Ⅴ』、『Ⅵ』を「天空シリーズ」として捉え、
物語の時系列は『Ⅵ』→『Ⅳ』→『Ⅴ』であるものとする。
では、以下時系列で見ていきたい。
※※注意※※
以下に書く内容は、ドラクエシリーズの物語の核心に触れています。
特に、『Ⅵ』プレイ中でネタバレが嫌な方はご注意ください。
◆◇◆ 天空編 ◆◇◆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/a4/66378e0c7e62c325cbe61f42d3ed7c0d.jpg)
レイドック王子
E【ラミアスの剣】
E【オルゴーの鎧】
E【スフィーダの盾】
E【セバスの兜】
『Ⅵ』の主人公であるレイドック王子。
魔王ムドーの討伐に出るも、逆にムドーの術にかかり、肉体を石にされ精神を夢の世界に飛ばされる。
しかし、意識体の状態で現実世界に舞い戻り、ムドーを撃破するという奇跡をなす。
やがて自分の本体も見つけ出し融合することに成功するが、長い時間肉体と精神が離れていたため
以前の自分とは少し違った存在となる。
最初から勇者だったわけではないが、ダーマ神殿にてあらゆる職業をマスターすることで
やがて「勇者」に転職することができる。
『Ⅵ』では他の仲間も勇者となることが可能だが、彼が一番早く勇者となることができる。
また、旅の過程で得た4つの伝説の武具は彼にしか装備できないので、やはり特別な存在である。
最終的に、はざまの世界に住まう大魔王デスタムーアを倒し封印されていた夢の世界を開放する。
解き放たれた夢の世界では、ゼニス王の城が天空へ舞い上がり、「希望の卵」が孵化した・・・。
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天空の勇者
E【天空の剣】
E【天空の鎧】
E【天空の盾】
E【天空の兜】
『Ⅳ』の勇者。
天空城から地上へと降りた娘と、木こりの男との間にできた男の子(女の子の場合も)。
父は天空の神「マスタードラゴン」によって雷を落とされ死に、母は天空へ連れ戻された。
残った彼は人里離れた山奥の村で「勇者」として村人に育てられた。
しかし、勇者を恐れる魔王・デスピサロにより村は焼き払われる。
奇跡的に生き延びた彼は、「導かれし者たち」に助けられながら、勇者として覚醒していく。
旅の過程で得た4つの天空の武具は、彼にしか装備できない。
これが、『Ⅵ』の武具と同一のものかははっきりしないが、それぞれ形状は非常に似ている。
やがて、進化の秘宝によって暴走したデスピサロと対峙し、これを撃破する。
魔王撃破の勲功もさることながら、天空人と地上人の混血児である彼が、
天空の神マスタードラゴンに、人間の素晴らしさを認めさせたという功績は特筆に値する。
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伝説の勇者
E【天空の剣】
E【天空の鎧】
E【天空の盾】
E【天空の兜】
『Ⅴ』の勇者。
魔界の門を操るエルヘブンの民の血統
偉大なるグランバニア王家の血統
天空の勇者の血統
という、スペシャルな血統を三つも受け継ぎ、勇者の力を覚醒させたスーパーボーイ。
父も祖父も装備できなかった天空の武具を装備することができる。
勇者の血統だけでなく、魔界の血統も流れているのが面白いところだが、
魔界の血が能力として顕在化しているのは、双子の妹の方のようだ。
愛すべき家族とともに、大魔王ミルドラースに挑み、これを撃破する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
ロト系勇者は、ロトの「血統」が勇者の第一条件だったようなところがあるが、
天空系では、各勇者間に血のつながりがあるかどうかははっきりしていない。
また、『Ⅵ』ではダーマで修行を積めば誰でも(モンスター)でも勇者になれるという
勇者のバーゲンセールっぷり。
しかし、そんな『Ⅵ』でも、やはりレイドック王子は特別な存在として魔王たちにも警戒されていた。
では、天空シリーズでいうところ特別な存在である「勇者」の定義とは何かというと、
「伝説の武具」を装備できるか?というところが大きなウェイトを占めているのではないか。
ロト系では、伝説の武具を装備できるのは勇者という属性のオマケ程度でしかなかったが、
天空系では、伝説の武具を装備できる=勇者であるという図式が成り立っている。(特にⅤ)
また、伝説の武具が天空の城へ登るためのキーアイテムともなっている。
そして、天空の城へ登った先には世界の神であるマスタードラゴンが待っている、という構図となっている。
天空系勇者は、マスタードラゴンの使徒のようなものか・・・?
でも、『Ⅵ』時代はまだマスタードラゴンは存在していない。
そういえば、『Ⅵ』ではストーリー冒頭、夢の世界のライフコッドで主人公に旅立つよう告げた
精霊の声があった。
あの精霊は誰・・・?
「ルビス様」
だったのではなかったか。
なんとなく、天空とロトをつなぐ橋のようなものが見えた気がする。
次の機会で天空とロトのつながりについて考えてみることにする。
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【ドラクエ】天空世界とロト世界のつながり「6起源説」
ドラクエ歴代勇者の考察【ロト編】
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エルヘブンの民は神、人間、魔を隔てた扉の管理者のはずです。
つまり、世界を三つに分けた神、または神に関係する血筋なのではないでしょうか?
薄れてはいるけど血は受け継いでいるんです。