紫の物語的解釈

漫画・ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。

2010年 個人的にハマったゲームについて語る

2011-01-04 15:36:01 | ゲーム全般

今さらな感じもしますが、2010年に僕が個人的にハマったゲームについてアレコレ語ろうと思います。

社会人になってからというもの、昔のようにたくさんのゲームをプレイすることが難しくなり、
自然とプレイする本数が少なくなったり、携帯ゲーム機ばかりを触るようになっていましたが、
まあそれでもなんとかその少ないゲームのなかから、DS,PSP,PS3それぞれ一本ずつ見繕って
語ってみようと思います。
では、よろしければお付き合いください


  DS「世界樹の迷宮Ⅲ 星海の来訪者」 2010.4.1発売

DS 世界樹の迷宮3星海の来訪

DS 世界樹の迷宮3星海の来訪

価格:5,417円(税込、送料別)



このシリーズは大好きで、毎回期待しているタイトルです。
寝る間も惜しんで、しばらく狂ったようにプレイしていました。
すでに、本サイトでも何回か記事にしています↓

【世界樹の迷宮3】の初期パーティを考える
【世界樹の迷宮3】前作からの細かい改善点を掘り下げてみる
【世界樹の迷宮3】パーティの物語をつくる

ジャンルは3DダンジョンRPG。難易度が鬼のように高いことで有名です。
このゲームの魅力を簡潔にまとめてしまうと、こんな感じでしょうか。

  キャラメイクの自由
   本作はさまざまな職業のなかから好きなキャラ絵を選んで、自由にパーティを組むことができます。
   決まった主人公はいません。職業の組み合わせも完全に自由です。(ギルドには30人登録可。常時5人パーティ)
   よって、自分でつくったギルドに自分自身で自由に物語を想像することができます。
   逆にこういうのが嫌いな人には完全に不向きなゲームとなってしまいますが。
   また、かわいいキャラ絵も魅力的です。

  歯ごたえのある難易度
   このシリーズはザコもボスも、敵が非常に強いです。
   単純に攻撃、攻撃、攻撃と力押ししていてもザコにすら手こずるということがよくあります。
   しかも、少し油断していると一発の敵の攻撃でパーティ全体が大ピンチということもよくあります。
   (全滅はドラクエのような死に戻りではなく、セーブしたところから再スタート。セーブもなかなかできない)
   このため、パーティのスキルを工夫しないとスムーズに冒険を進めることができないのです。
   このゲームでは「工夫する余地」が非常に広く、その工夫によっては冒険の苦しさがぐっと減ることも
   あるので、その工夫を「考える」ことが面白いんですね。
   (まあ、これも好き嫌いありますが。面倒くさっ!と思う人もいるでしょう)

  DSタッチペンを生かしたマッピング
   このシリーズはDSの特性(二画面、タッチペン)をよく生かしています。
   上画面で3Dダンジョンを探索しながら、下画面に地図を描き込みながら冒険するのが、
   このシリーズの基本的な進め方です。
   つまり、迷宮を踏破したときにはオリジナルのダンジョンマップができていることになります。
   この地図はデータとして残るので、ふと何年後かにゲームを起動したときに
   「こんな地図つくってる俺スゲー!冒険したなー!!」と感動することもできます。
   ゲームバランス上、どうしても少しずつ進んでは町に戻って回復して、また挑むという
   サイクルになるので、少しずつ完成していく地図が迷宮攻略の目安になります。
   (まあ、これも面倒くさっ!と思う人には(ry)

  新要素「大航海クエスト」
   今回、Ⅲは「大航海クエスト」という大海原を航海するモードがあらたに追加されたので、
   迷宮攻略に詰まったり飽きたりしたときに、大航海クエストを息抜きにプレイするという
   新たなプレイスタイルが生まれました。航海でしか入手できない武器や防具もあるので、
   詰まっていた迷宮探索に再び光がさすこともあります。
   イキオイにのってやらないとダレがちになる本シリーズにぴったりなモードでした。

と、まぁこんな感じでしょうか。
今回の「Ⅲ」は二周目三周目をプレイすることが前提のつくりとなっているようで、
前二作より歯ごたえが増しています。
僕は未だに二周目の途中です・・・。
思えば「Ⅰ」も「Ⅱ」も、迷宮の途中で止まっては積んで、しばらくしてから再開してクリア
というパターンでクリアしてきました。それも次回作が出る直前でクリアしてたな…。
「Ⅲ」をクリアするのは、「Ⅳ」が出る直前かも。(Ⅳ出るのか??)


  PS3「トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士2~」 2010.6.24発売



2010年「天使天使」と話題になったトトリのアトリエが降臨です。
たしかにトトリちゃんはマジ天使だと思いますが、これはゲームとしても大変よくできたゲームでした。
前作ロロナのアトリエもそうでしたが、システムとしては初代アトリエであるマリーのアトリエの流れを汲んだ
正統派アトリエシリーズなのですが、今回はトトリちゃんが「冒険者」志望ということもあり、
前作ロロナのアトリエに比べて、「冒険」の比重が大きくウェイトを占めています。
それがゲーム性に大きく貢献しているのです。

基本的には、冒険をして未知のアイテムや魔物、ダンジョン内の目印を発見することによって
冒険者ポイントを貯めて、冒険者ランクを上げることがゲームの目的となります。
決められた期間内(最長6年)に、広大なワールドマップ中のポイントをめぐって
自分のペースで自由に冒険することができます。
ポイントからポイントへ移動をすると、時間が経過(2,3日だったり距離によっては10日以上かかることも)
するので、上手く期間を計算して計画的に冒険しないと、あっという間に時間が経ってしまいます。

もちろん、アトリエおなじみの「調合」もゲーム内で重要な役割を果たしています。
クエストで貯めたお金で買ったレシピをもとに、冒険であつめてきた素材を使って錬金術を行うことになります。
錬金術で作ったアイテムを量産して、納品系クエストを大量に消化するもよし、
冒険に役に立つアイテムを作ってさらなる冒険に出るもよし、
特定のキャラクターのイベントを起こすフラグになるアイテムを作ってイベントを楽しむもよし、
錬金術を行うことで、いろいろと良いことがあるわけですね。

この「冒険」と「錬金術」をうまいバランスで運用することが、このゲームのコツとなるわけですが、
これがなかなか難しくてやりごたえがあるんですよねー。
トトリちゃんが冒険者のくせに本当に弱くて普通のRPGに慣れてる人はびっくりしちゃうと思うんですが、
(力無し、HP、LP少なし、序盤は必殺技もなし。ステータス面ではアトリエヒロイン最弱かも)
これを錬金アイテムで補うことが最大のポイントとなります。
戦闘中のアイテムコマンドは錬金術士しか使用できないので、爆弾などの強力なアイテムを作っておけば
力の弱いトトリちゃんでも十分にバトルで活躍できます。
この爆弾をつくるのに、しっかりとアトリエで「錬金術」を行っておく必要があるんですね。
素材アイテムにも「品質」や「特性」があって、錬金術のLVが高くても、良い材料を使わないと
品質の良いアイテムはできませんし、できたとしてもそのアイテムを量産化するために
さらなる工夫をしないといけません。

アイテム製作・スケジュール管理などのシミュレーション的なセンスと、
ダンジョン攻略・モンスター討伐などのRPG的センスが同時に必要とされるわけですよ。
ボスもガチで強いので、アイテムを工夫しないと無理ゲーなところも燃える!
最果ての塔の攻略ぜんぶできんかったのが心残りだわ。せめてあと1年あったらなー。
というように、僕はスケジュール管理ができてなくて攻略しきれなかったダンジョンがありました。

テキストアドベンチャーパートもみどころです。
キャラクターが秀逸だし、岸田メルさんの絵もかわいくて綺麗です。
セリフもフルボイスで、名塚佳織さん演じるトトリちゃんの声はいつまでも聴いていたいよ。
錬金術成功したときの「できたー♪」はマジ癖になるわ。はー、生きてるのつらい。

マルチエンディング方式で、僕の初回プレイはメルお姉ちゃんEDでした。
条件の難しいトゥルーエンドもあるようなので、いつかそれ目指してもう一回プレイしたいな。
ツェツィお姉ちゃんがバトルキャラとして使用できるダウンロードコンテンツも配信されたみたいだし。


  PSP「初音ミク -Project DIVA- 2nd」 2010.7.29発売



ボカロ曲の音ゲーです。ボカロ曲を知らなくても全然楽しめます。ソースは俺。
正直、このゲームをプレイする前まではボカロにほとんど興味がありませんでした。
ニコ動にボカロがあふれてきて、正直眉をひそめてたくらいの勢いでした。

ですが、このゲームをプレイしてからというもの、ボカロの魅力にすっかりやられ、
いまではカラオケでもついボカロ曲歌っちゃうくらいにはみっくみくにされてしまいましたとさ。

そのくらい、このゲームには破壊力があります。
収録曲は50曲以上もあり、リズムにあわせて○×△□を押す比較的シンプルな音ゲーなのですが、
音ゲーとして面白味のある楽譜配置となっているので、なかなかやりごたえがあります。
難易度も、「EASY」「NORMAL」「HARD」「EXTREME」と選べるので音ゲーが苦手な人も得意な人も
大丈夫だ、問題なくプレイできます。

背景で流れるPVもかわいかったり面白かったりで、職人集団セガのこだわりが感じられます。
また、曲をプレイするごとにもらえるDIVAポイントをお金のように使用してPVに出演する
ボーカロイドの衣装を変更したり、ボーカロイドたちの楽屋となるDIVAルームの家具を
そろえたりできるのもゲーム的で良い感じ。

おまけ的モードの「エディットモード」も、おまけの領域を超えるくらい凝っています。
PSPに取り込んだ好きな楽曲にPVを作ることができるモードなのですが、
これが本当にいろんなことができすぎて、作り手が本気だしたらそこらの音楽PVに匹敵しうるものが
つくれるんじゃないかってほどいろいろできるモードなのです。
僕も何曲かPVつくってみましたが、なかなか楽しかったです。
(詳しくは↓の記事で)
ニコニコ動画に動画をアップするの巻【初音ミク Project DIVA 2nd】


いままでボカロに興味のなかった人間を魅了するくらいの力を見せてくれたということで、
自分にとって2010年思い出のソフトとなりました。


 と、まあこんな感じです、2010年のゲーム事情。
 2011年期待できるゲームもいろいろありそうなので、時間みつけてちょいちょいプレイしてきたいですね。

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