紫の物語的解釈

漫画・ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。

ネタバレしない程度に【レベルE】を紹介する

2011-01-12 00:20:28 | コミック全般

冨樫義博先生の名作「レベルE」がアニメ化されました。

「幽遊白書」が終了し、「ハンター×ハンター」の連載が開始される前に
月イチ連載という形で連載された、この「レベルE」という作品は
幽白やハンターと比べると毛色がまるで違いますが、
とても冨樫先生らしい作品だと思います。

今回は、レベルEアニメ化を記念して、この作品について語ってみたいと思います。
原作未見でアニメを観る人のために、極力ネタバレを避けて語りますのでご安心をば。


  バラエティに富んだ宇宙人物語



レベルEは、ひとことで言ってしまえば「エイリアン・オムニバスストーリー」です。
地球に去来するあらゆる宇宙人たちと地球人たちとが織りなすSF物語なのですが、
その内容は実にバラエティに富んでいます。

ストーリーはオムニバス形式で展開され、話によってカラーががらりと変わります。
どんな風に変わるのかというと、


サプライズあり!


サスペンスあり!


ホラーあり!


コメディあり!


ミステリーあり!


ラブロマンスあり!


RPGパロディあり!


胸クソ悪い話あり!


と、まぁこんな感じです。
コメディテイストの話は徹底して明るく楽しいのに、ホラーテイストの話は底抜けに暗くて怖く、後味も悪いです。
幽白の垂金や痴皇の話みたいに、胸くそ悪い話もありますね。
また、ハンター×ハンターのグリードアイランドみたいに、ゲームを現実化したような話もあります。
SFミステリな話の場合は、解釈にものすごく頭を使うほど難しいんですね、これが。

ちょっととっつきにくい物語かもしれませんが、幽白の連載終盤のノリが好きな人にはたまらん作品です。
僕にはどストライクでした。


  アクの強いキャラクター

登場キャラクターは話によって変わりますが、共通して登場するキャラクターもいます。
主要キャラを始め、「レベルE」に登場するキャラクターたちは一癖も二癖もある、
アクの強いキャラクターばかりです。


主人公的ポジションにいる「バカ王子」はタチの悪いイタズラ好きの美形キャラ。
そのタチの悪さは、アニメでもすでに第一話で多分に発揮されていましたが、
この先もっとひどくなります。
でも、不思議と憎めないヤツなんですよねぇ。
アニメのCVは浪川大輔さんです。ぴったりだった!


その王子にもっとも振り回される護衛役の「クラフト」は、とっても苦労人。
半ば本気で王子を抹殺しようとするなど、その王子への憎しみはすさまじいです。
アニメのCVは子安武人さんだそうで、登場が超楽しみです。
画像のような罵詈雑言に子安さんの声が乗ると思うと、ゾクゾクするなァ!


王子の作ったRPGを強制的にプレイさせられることになる五人の少年たちです。
みんなちょっと大人っぽい小学生だったのが印象的でした。
アニメだとどうなるのかなぁ。


おそらく後半に登場する王女は、CVしょこたんだそうです。
うーん、どうなる??


と、まぁこんな感じにしときます。
アニメはまだまだ始まったばかり。引き続き、楽しみに視聴します!

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