テノール歌手 有坂まさよしです。
アリサカスクールを東京都目黒区と新潟県上越市で経営しています。
声楽を研鑽しているとピアノという楽器は実に完成された楽器だと感じます。
なぜなら声楽は一から自分自身で楽器を作り上げます。そして作り上げても歌声は体調に左右されやすいので毎日、歌声の調律・調整を自分の耳を頼りに行っていきます。また常に最良の音色・響きで演奏できるように音と言葉のバランスの調整をします、など。それらを踏まえて、発声法、呼吸法、音楽・感情表現法を習得、体現をしていきます。よって常に繊細さや精密さが要求されていると感じます。…
それに音楽史を探究していると他分野の歴史や政治経済の見地も必要になってきます。また、その国の人たちの思考システムを推測するために語学の観点も重要になってきます。
音楽を通して、様々な他分野を知ることは本当に興味深いと感じます。そして、そのおかげで西洋人の感情・音楽表現や表面上の物事だけをただ模倣するのではないものになるのだろうと思う今日此の頃です。
Tra il dire e il fare c'è di mezzo il mare...だニャ。