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ADtech2007 SF aQuantive

2007-04-26 00:36:21 | ad:tech

Adtechlogo_1

米国最新オンライン・マーケティング事情を語る。

ADtech開幕日である4月24日(現地時間)Keynote Presentationでは、aQuantive社がオンライン・マーケティングの最新事情を紹介した。

要約:

考え方は、前から変わっていない。

Webマーケティングの世界は、とても活況である。
2001年から毎年40%の伸びを続けている。
しかも、マーケットが上げる利益のうち99%をトップ10の会社が占めている。

2008年には、米国もテレビのデジタル放送が開始されビデオ・オン・デマンド、マルチプル・チャネルほかのサービスが本格的に普及時代にはいる。
しかし、テクノロジーやサービスが高性能化していても、根本的な考え方は、Web1.0の時代から、それほど変わっていない。
前の時代は、Web上で、どんなにいいサービスを提供していても、相手が64Kのモデムであったため、うまくいかなかった。
モバイルについては、いろいろ語られてはいるが、私は「あんな小さな画面で何をするのか?」と思っている。

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ソーシャルメディアは、広告収益モデルから企業マーケティングツールとしての存在価値を獲得しようとしている。
さらには、個人のブランディングに寄与するモデルとしての価値も見い出されている。
デジタル技術が進歩してアクティブに使われるようになるとインタラクティブな情報交換が盛んになる。
そこでは、さらにクリエイティブが力を発揮していくだろう。
ビデオ・オン・デマンドが本格的に普及していくと、CMの世界はどうなるのか?

TiVoユーザーは、コマーシャルをスキップする。TiVoでは、それを逆手にとっておもしろい試みが行われた。
プリウス、BMWの広告を自分たちが、おすすめする商品として視聴者に届けた。

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aQuantive社 CEO ブライアン氏

テレビの影響力は、変わらず強い。しかし本編30分のうち3分が広告であり、その広告は一方的に供給される。
オンライン・マーケティングからは、インタラクティブな広告手法が次々と生み出されている。
また、デジタル放送の普及は。CATV陣営にとっては、大きなビジネスチャンスを迎えることになると言える。
すなわち、ユーザーとの接点を独占することにつながる可能性もでてくるのだ。

自分のブランドをつくりなさい

Yahoo,Googleをはじめシリコンバレー各社では、M&Aが盛んに行われている。
その多くが、サーチテクノロジーが強い会社、または、優位なディストリビューション機能を供給している会社なのである。
会社には、顧客を引き付けるブランド(魅力)が必要である。彼らのビジネスはそういうものをすでに創ってきている。
Googleがyoutubeを16億ドル、またダブルクリック社を31億ドルで買収したことは、それらの代表的事例である。