A ROCKER IN THE BOOTS

生きた化石!!ロックンロールギタリストの独り言。

BEST LIVE OF THE YEAR その2

2005-12-11 18:22:49 | ROCK!ROCK!

昨日に引き続き今年行ったライブのレポート。今回は2つ同時に行って見よう~。

5月14日 ZEPP福岡

JUDAS PRIEST

2階席からの観戦だったが、確かにこの目で復活したメタルゴッドを目撃!

1曲目、The HellionErectric Eyeのメドレーはやはり最強!
最初から鳥肌立ちっぱなしだったよ!ステージ中央にある目の中から現れたメタルゴッドは色んなとこから出てきたり引っ込んだりでまるでもぐら叩きのよう。 
しかし50代半ばとは思えないほど衰えの無いロブの声は圧巻…。

ロブの声で一般的に特筆されるのはそのハイトーンボイスだが、俺は彼の中音域の独特の太い声にこそ最大の魅力を感じるのだ。

そして伝説のツインギターの二人、K.K.ダウニンググレン・ティプトン二人も見ることが出来たので大満足。
スタンディング席でライブを見ていたD.U.S.Tの岡部さんいわく、グレンを見て

「俺の親父みたいな老人がギターを弾いてる!すげえ!」との事だった。

俺が大好きな「A Touch Of Evil」「Painkiller」はやはり最高!

Judas Priestには音楽のジャンルを超えた普遍的な音楽のかっこよさがあるのだ!とつくづく感じた。

俺はロック開拓期の高1の時にロブのソロバンド「HALFORD」を聴いて以来、そのヘヴィメタル然としたサウンドに虜になり、掘り下げて行ってJudas Priestを聴くようになった。
特に高校の時初めて「The Hellion」を聴いた時の衝撃は凄まじかった。(HALFORDのライブ盤の音源だったが)

ここでも自分の人生を振るわせた伝説に出会ったわけだが、今回その姿を拝めた感動は計り知れない…。

こんな年齢でもちゃんとニューアルバムを作ったメタルゴッドの再来日を期待する!

 5月25日(水) 福岡ドラムロゴス

HANOI ROCKS

これまた高校の時から聴いているフィンランド出身の伝説のロックンロールバンドの来日!

胸に期待を抱きいざ開場へ!
ステージから5mくらいの位置で観戦したけど、マイケル・モンロー最高!
あんなお茶目でセクシーでド派手な40代の男を、俺はかつて見たこと無い!

アンディ・マッコイはやはり見たまんまの壊れキャラで、MCじゃ声がヘロヘロ、マイクスタンドの金属部分をボトルネックの代わりにして弾くなどパフォーマンスは素晴らしいね!
しかし友人のKO-SUKEそっくりだ…。

新ギタリストのコニー・ブルームはそんな無茶苦茶なアンディを支える影の役者という感じ。
ルックスも最高。ステージにいる時に何度も目が合ったが、その度何度もにらまれたっけ…。

曲で言えば「Highschool」、ジャムから発展した「Million Miles Away」は輝いてたね~。

ただ他の曲が似通ったのが多くて俺としては退屈に感じた瞬間もチラホラ…。

何はともあれ、このライブも楽しめました。

終演後、出待ちをしている時にアンディの奥さんのアンジェラを目撃。
控え室出口の階段の鎖に引っ掛かってスタッフに助けられていた…。

機材運搬のため開場の運搬口が開放され中が丸見えになったが、中でアンディとマイケル以外のメンバーが自然すぎるほど普通にスタッフと会話をしていたので出待ちのファンも声を出していいのか困惑していた。

そしてロゴスの2階の窓に目をやると、何とそこには
「自分の衣装を整え、キチンと衣装袋に入れ、ハンガ-にかける庶民的なマイケル・モンロー」の姿が!
それを見ていたファンはみんな「マイケル偉いねー」と声を漏らしていた。

生ける伝説の彼らを見れて俺は悔いは無い!!

 


BEST LIVE OF THE YEAR:VELVET REVOLVER

2005-12-11 00:41:11 | ROCK!ROCK!

色んな人たちが今年ライブを振り返っているようなので俺も…。
今年は自分の昔からのヒーローにたくさ会えてホントにいい年だったなと思う。
今日から今年行った(ブログ開設以前の)ライブレポートを書きます。
俺では古い順に行ってみましょう。

2月3日(木) ZEPP大阪 

VELVET REVOLVER

GUNS N' ROSESについては過去ブログで熱く語ってますが、俺は当然このバンドも好きなんです!
このバンド、そして世界一好きなギタリストSLASHを見るため、俺はわざわざ福岡から大阪まで行ったのだ。もちろんお金節約のため、前日の夜から夜行バスで向かった。

途中小倉から乗ってきた革ジャンのお兄さんに休憩所のトイレで話しかけてみると、やはり同じ目的地だった。やっぱいるね~仲間が。

そして次の朝をバスの中で迎え、大阪到着。
夕方まで観光で時間を潰し、モノレールでZEPP大阪のある人工島へ向かった。
会場には昨日のお兄さんの姿も。そして開場時間になり入場。
スタンディング席を何とか掻き分け、SLASHサイドのステージから8m位のとこまで近づいた。
始まる前から心臓バクバクで感極まって泣く寸前だったがグッと我慢。
するとBGMが消え、ライトが落ち、スポットライトに照らされたステージにダフが現れて一言挨拶。
直後に「Sucker Train Blues」のあのベースラインを奏で始めると俺はやっぱり泣いてしまった…。
そのダフの傍に後ろを向きの人物とタバコの火が見える。スコットだ。
スコットがタバコを放り捨て、地面に落ちるのと同時にそのエネルギーは爆発した。

眩しい位に明るくなったステージ。ダフとスコットの姿が良く見える。
その周辺にいたデイブ・クシュナーマット・ソーラムを一瞬のうちに次々確認。そして今まで注目していたステージ中央からすぐ右に目をそらすと

・・・スラッシュがいる!

あの海ブドウのような髪の毛、俺がずっと影を追い求めていたヒーローがそこでギターを弾いているのだ。
ライヴでこれほど興奮した瞬間は未だかつて無かった。

初めて生で見るスラッシュ、ダフ、マットの俺の人生を変えた元GUNS N' ROSESのカリスマ3人。
そしてSTONE TEMPLE PILOTSのベストのDVDやVRのヴィデオクリップで見たまんま、クネクネクネクネステージを動き回るスコット、そんなキャリアのでかいメンバー達に負けじと走り回るマッチョなデイヴ。 
これで泣かないわけが無いのだ。

ステージにある装飾はバンド名のネオンのみ。彼らに飾りはいらないのだ。そんなもの無くとも勝負できる実力のあるバンドなのだ。
メンバー全員がよく動き回り、どこに目をやったらいいかわからない。ロックンロールバンドへのこれ以上の褒め言葉は無いと思うのだ。

もう10ヶ月も前のことになるので曲順は思い出せないが、2曲目はアルバムどおり「Do It For The Kids」をプレイ。

そしてその曲が終わった後、スラッシュが少しMCをする。そして一瞬ではあるが客席もステージも静かになったのを俺は見逃さなかった。

「SLASH、I love you!!」と安全柵に体を乗り上げ、俺は自身の神に向かい思い切り叫んだ。

するとスラッシュはにこりと笑い、手をこちらに上げ「Thank You!」と返してくれたのだ!!

これ以上の幸せはない。これがもしアイドルのライブだったなら、後で他のファンの皆さんからタコ殴りにされていただろう。この事件は俺の思い出に一生残るだろう。

ハイライトはガンズの「Mr:Brounstone」「It's So Easy」をやった瞬間だ。

「Mr.~」ではあの「You Could Be Mine」のドラムのイントロを急に「Mr.~」のドラムイントロに変えるという演出。「まさかこの曲もやるのか!?」と思ってしまった。

以前書いた通り俺は「It's~」の歌詞を暗記しているのでこの曲を歌い終わるころには喉が潰れてしまった。「FUCK OFF!」と叫ぶとこでは開場のみんなが空中に中指を突き立て、圧巻…。メガホンを使ったスコットの最後のヴォーカルパートも味があってよかった。

「まだ見たい!」という余韻を抱いたままライブ終了後いつもの出待ちをするため搬入口付近へ。
今回はバンドがバンドなだけに出待ちにも気合が入る。

しかし人工島の真ん中にあるZEPP大阪は恐ろしいほど寒く、一緒に行った彼女と2人で冷たい海風にさらされながら出待ちをした…。
寒さのせいか、それとも搬入口がわかりにくい所にあるからか、出待ちしてるのはなんと俺達だけだった。

それでも根性を出し、ひたすら待つ。
搬入口が見えないため、メンバーが乗ったかを確認できない。
なので出てきた車を手当たり次第、開いたパンフレットを掲げて二人で全力で並走することに。そうでもしないと会えないと思ったのだ。

そして繰り返すこと数回(それらの車にもメンバーが乗ってたかもしれないけど)遂にスコットらしき人物を確認。しかし

「はぁ?このファッキン寒い中キチガイかよビッチ!」

という感じで車内からにらまれただけだった。でもいい…俺はどっちかというとMだから…。

しかしいいライブだった。間違いなく今年の、いや人生最高のライブだった。

こんな客を飽きさせないバンドは世界的に希少価値である。2006年は2ndアルバムを出して再来日していただきたい。

ロックンロールを知りたければどうすればいいかって?
VELVET REVOLVERのライブを見に行けばいいのさ!