A ROCKER IN THE BOOTS

生きた化石!!ロックンロールギタリストの独り言。

ボニータ登場。そして久恒さん登場。

2005-12-27 12:07:23 | MY FRIENDS

 

いきなりサンタの写真を見せられて困った人もいるだろう。

そう、彼がスティーヴン・セガールだ。

じゃなくて久恒さんだ。

久恒さんは福岡市は天神今泉にある「ボニータ」というバーのマスターだ。

このボニータはかれこれ創業ん10年になる老舗だ。
店の中には所狭しと雑貨やインテリアが脈絡なく並び、初めて店に入った人はみな驚く。

KBCの深夜番組「ドォーモ」の「怪しい店」コーナーに紹介されたのも納得するはずだ。

そのマスター久恒さんは俺の親父の昔からの知り合いで、
俺の地元で毎年開催される「畑のコンサート」(俺の親父が主催)
で店を出していたりしていたこともあり俺も親しくなった。

シルバーのアクセサリーを集め、雑貨を集め、時には親富孝のクラブに現れ、
ロックやブルースやレゲエやヒップホップ等なんでも聴く久恒さんは
俺の中でのオシャレでカッコいい大人の一人だ。

そしてその地元のライブの時に初めて食べた、ボニータの名物であるタコスは絶品!
当時中学生だった俺には刺激が強すぎたが、
アメリカ帰りの久恒さんのお母さんから習ったという本場の味なのだ!

デビルチキンタコス↓

 

チリソースの絡んだスライスオニオン。
ヘルシーな千切りキャベツ。
青トウガラシのピクルス。
具をチキン、ツナ、チーズから1つ選び、
オーダーされてから粉から練り上げる、ふんわりとした小麦独特の香りと、
柔らかな食感の生地に包んでガブリ!

そこにスピリッツ系の酒を流し込む!

…至福の時だ…。

俺はこの味にハマり、福岡に来てからは時に一人で、時に友人と、
バンドメンバーと、彼女と、何度も訪れたが、誰もが「ここのタコスはうまい!」と口を揃える。

俺は店は遠いながらも年に10回近く訪れている。
それくらいこの店の中毒性は高いのだ。
予算を決めていてもついついオーバーしてしまう。

実際にわがDEBBのドラマー凡蔵さんはすでに家族まで連れて行くほどのリピーターになっているのだ。
グルメの凡蔵さんを唸らせるとはさすが「どすこい…」じゃなくて「ボニータ」だ。

ちなみに俺のお勧めはチキンタコスグラタンオニオンスープアンチョビピザだ。
毎回これを頼まないと気がすまない。

さ~あこのブログを見た人!
福岡に立ち寄った際は是非ボニータに寄ってみてください!

もしくは一緒に行きましょう。

忘れられない味になるはずです。

 

 「ボニータ」

住所:福岡市中央区薬院2-10-1

営業時間:18:00~翌3:00

休み:不定休

℡:092-712-1528

 お試しあれ!


アナモト登場その2:ボニータ編(12/18)

2005-12-27 11:31:04 | MY FRIENDS

彼の「マッハ号」が天神に向けて3号線を加速し始めた瞬間
BGMのVELVET REVOLVERをかき消す程のエンジン音を巻き起こし
俺の体は助手席のシートに張り付いた。

凄まじい加速力だ。

福岡に来て2年と8ヶ月、今まで色々な人の車に乗ったが、ここまでGを感じた車は無かった。

そう、中学の時100mを12.4秒で走っていたスピード狂の彼は
車を手に入れてからもスピード狂だったのだ!

そして走る事10数分。JR博多駅、西鉄薬院駅を経由しいよいよボニータは迫ってきた!

「言っとくけど、今日行く店あやしいから」

と俺は言った。

そう、アナモトはボニータ初体験なのだ。

「…怪しいってどんなふうに?」

アナモトが不安げに答える。

「まぁ見ればわかるよ。あ、あれあれ」

マッハ号、ボニータ前を通過。

まるで船についてる戸を思わせる、丸い窓のついたこじんまりとした入口。

ボニータと書かれたアメリカンな立て看板。

そしてその側には、鼻メガネと釣り用のベストを着飾りフィッシャーマンと化した
上半身だけのマネキンが立っていた…。
(数か月前まではミリタリーのコスチュームを着たフセイン大統領風だった)

「…何アレ…」

「ボニータ」

アナモトは面白さ半分、怪しさ半分といった感じで黙り込む。

そう、ボニータの怪しさといったら、かの有名な
「どすこい喫茶ジュテーム」くらい怪しいのだ。

どすこい。

 

近所の駐車場にマッハ号を停め、ボニータに入る。

 

扉を開けると、そこにはサンタがいた…。

続く。