黒魔術白魔術

2007-03-10 | 神話、幻想
この区別は大前提として、その作品での定義に依存します。

それを踏まえて一般的な分類では。
その共同体において『正しい』『善』であると認識される魔術が白魔術。
『間違っている』『悪』であれば黒魔術。

で。
SWの精霊魔法は召喚するのではなくそこにあるものを使うんじゃなかったかしら。
これは呪術のごく基本的な方法であるからして、それが生まれた共同体ではむしろ白魔術に分類されることが多いはず。
もちろん、ある時代のキリスト教社会におけるアニミズムのように邪悪とされることもあるけれども。

マンティコアの起源

2006-03-25 | 神話、幻想
紀元前5世紀のクテシアスが「インド誌」にこの魔獣を書いたことでヨーロッパに知られるようになりました。
クテシアスが実際にインドを訪れたことが無いのは有名な話ですが。
一説によると語源は「人肉を食すもの」という意味のペルシア語で元は虎のことを指していたとのことですが確かではありません。

結局
実際にインドにマンティコアがいた(という伝承があった)のか?
それともペルシア辺りで信じられた伝説だったのか?
はたまたクテシアス、あるいはその周辺の人物の創作か?
ということが(私の調べた範囲では)はっきりしてないのです。


ちなみにユニコーンも「インド誌」からだった、ような気が。(うろ覚え←?)



伝播というか、ヨーロッパの神話・伝承の地域分布とかにはけっこう興味が。調べてないけど。(何)

鵺とマンティコア

2006-03-24 | 神話、幻想
でも逆にキマイラであること以外に共通点ってあんまり無いよなあ、と。(?)
物語も違うし生態も違うし身体の構成要素も
鵺     ――猿、狸、虎、蛇
マンティコア――人、ライオン、蠍   と。
どちらも鳴き声が特徴的、というのはあるか。


あと、あれです。
この二者では見たこと無かったですが、ある神話とある神話は似てるよね、という話題では
「つまり同源なんだよ」ってのより「どこの人も同じようなこと考えるんだね」のほうを支持したくなるのは
ただの個人的な好みであってケースバイケースに考えにゃならんことですねすみません。(何)


ええとなんだ。
しかし明確に否定できる材料もありませんし、
なにより面白かったのでもっとやってください(笑)。
地理や歴史の方面には(にも?)暗い私にはできないことですし。



マンティコアについては以前調べてみましたが成り立ちは結局不明確でした。
クテシアスに訊けばわかりますか?(?)

インドラ

2006-02-15 | 神話、幻想
これは自分用のメモであり、だいたいネットをざっと回って得た情報に過ぎません。
もし信用して何かあっても責任は取れないのであしからず。



インドラ(Indra)

インド神話の文献「リグ・ヴェーダ」においては最高の神。戦神にして雷神。
髪と全身は茶褐色で、マルト神群を従え、二頭の馬が牽く黄金の戦車に乗るアーリア人。
雷の象徴であるヴァジュラ(金剛杵)を武器にし、神酒ソーマによって力を得て敵と戦う。
特に悪龍ヴリトラを倒したエピソードは有名である。


しかし時代が下ってヒンドゥー教に取り入れられると、
人気の出てきたほかの神に取って代わられ、低い地位へと落ちてしまった。


また、仏教では十二神将として取り入れられており帝釈天、あるいは因陀羅(因達羅)と呼ばれる。


ゾロアスター教においてのインドラは悪魔であり、悪神アンラ・マンユの配下。

ぐるぐるぐる

2006-01-30 | 神話、幻想
鳴門の渦潮に関する伝説とか民間伝承の類って何か無いんかな。
ざっと検索したけどわかりませんでした。
あんなすごい現象だから何かしらありそうなもんじゃん。
実際同じように渦潮が発生するイタリアのメッシーナ海峡には
ヘレネス神話のスキュラとカリュブディスがいるわけで。



ダブルクロスで最初に妄想したキャラが
伸縮自在の腕「スキュラ」と攻撃を吸い込む魔眼「カリュブディス」を持った
エグザイル/バロール、コードネーム“メッシーナ”だったとかそんだけの話。