明日の私へ

日頃の生活の中で、徒然感じた事を綴っていきます。

電卓のすすめ11 1+1=2 にならない電卓

2023年10月10日 | 電卓

電卓のすすめ10 からの続きです。

世の中には

1+1=と打って 2 にならない電卓があります。

そして、それらの電卓には根強いファンがおります。

加算機

(加算機:シャープ COMPET CS-2130L)

その一つは加算機です。

大きな[+=]キーと[-=]キーが目を引く、加算に特化した電卓です。

1+2+3 -4 を計算するには

1[+]2[+]3[+]4[-]

と打ちます。

1に2を足して3を足して4を引くといったイメージです。

メリットは

521+521+521+123+123

を計算する場合

521[+][+][+]123[+][+]

のように演算キーだけで操作できます。

また、

1+2+4を間違えて1+2+3と打った場合

1[+]2[+]3[+] (あ、間違えた)

[-](今の3を引いちゃえ)

4[+](4を加えよう)

といったように大きな[-]キーを直後に打てば訂正できます。

加算機は速算に適した電卓です。

加算機に慣れている方は普通の電卓が使いにくいようですが、

生産中止になった機種が多く、小さめの加算機は全滅している状態です。

RPN(逆ポーランド記法)電卓

(RPN電卓:HP12C)

RPNも人気がある電卓です。

( ) を使った計算が楽にできるのが特徴です。

RPN電卓はHP(ヒューレッドパッカード)製が主流で[=]キーの代わりに[ENTER]キーを使います。

加算機と同様

1+2+3-4 は

日本語のように

「1に2を足して3を足して4を引く」

1[ENTER]2[+]3[+]4[-]

と打ちます。

損益分岐点=固定費÷(1-変動費÷売上)を例に出すと

売上1000 変動費400 固定費300
のときの操作は

300[ENTER]1[ENTER]400[ENTER]1000[÷][-][÷]

300に1から400を1000で割って(1から)引いて(300を)割る

といった操作方法になります。

この電卓も慣れると普通の電卓が使いにくくなります。

アニメ「ロケットガール」で逆ポーランド記法(RPN)電卓が登場したときに

二度と普通の電卓を使えない体にしてやる!」という台詞は有名です。

 

電卓のすすめ12 に続きます。

 

続編、文具の木の実もご覧ください。

【実務や試験に役立つ】電卓の使い方