茨城県は干しいもの産地です。全国の9割方生産していると言われています。
特に、ひたちなか市と東海村、那珂市辺りでは生産が盛んです。暮れのうちはあまり出回らない年もありますが、今お店に沢山干しいもが並んでいます。かつては干しいもと言えば茨城では「たまゆたか」という品種が圧倒的でしたが、近年は黄金色でねっとりとした食感の「紅はるか」が人気です。
私は水戸市に住んでいるのですが、子供のころも干しいも(昔はかんそ芋と呼んでいましたが……。)を食べていました。しかし、お世辞にも美味しい食べ物という代物ではありませんでした。空腹を満たすための食べ物だったのです。友人に聞いてもほとんどの人がそのように言います。
現在は、自然食品として人気がありますが、価格も高めになりました。
そこで、昨年から地域の方々と干しいもづくりを始めました。芋をきれいに洗って蒸し、皮を剥いてスライスして干すだけですから簡単です。強いて言えば、アツアツの芋の皮を剥くところだけです。
今年も干しいもづくりに挑戦します。